今回は自分の映画ではなく
マーティン・スコセッシ監督の名作
キング・オブ・コメディ(1982年)
について書きます
なぜ今頃?
1982年の映画なのか?
(日本公開は1984年)
と言いますと
現在、7月7日の投開票に向け
様々な問題を起こしながら行われている
東京都知事選挙の様子を見るにつけ
一部の立候補者のポスターが猥褻だったり
今もNHKで放送され続けている
カオス状態になった政見放送などなど
これまで考えられなかった事が
次から次へと発生し
何でこんな状況になっているのか?
と冷静に分析をしたところ
ロバート・デニーロ主演の映画
キング・オブ・コメディのラストシーンの
セリフが思い出されたからです
「どん底のまま終わるより、一夜限りの王になりたい」
映画「キング・オブ・コメディ」の
あらすじはあえて書きませんので
ぜひ、まだ観ていない方にオススメできる
映画の一本です
私にとってこの映画は
マーティン・スコセッシ映画のなかでも
「タクシー・ドライバー」(1976年)
を抜いてダントツ、ナンバーワンの
映画なんです
映画館では観ていないのですが
私が大学生だった頃にVHSで観て
衝撃を受けた映画の1本でした
現代の
SNS世代、SNS時代の申し子たちは
YouTubeやTikTokなどで自分の姿を
さらすことへの抵抗がないようで
TVに出演して
自分を猛アピールしている姿を見るにつけ
一体、彼ら(彼女ら)は何がしたいのだろう?
と疑問に思わずにはいられませんでした
かつて
故 内田裕也氏が都知事選挙に出馬し
NHK政見放送に出ていたのを
覚えてます
内田裕也氏はいきなり歌を歌いはじめ
最後に決め台詞を言って
おしまい
内田氏の視聴者を煙に巻くやり方に
当時、かなりの話題になったのですが
今年の一部の都知事選挙の政見放送は
そんなレベルではなく、観ていられないほど
やりたい放題の混乱ぶり
彼らの目的は「知名度」を上げること
なんでしょうね、結局
SNSで「バズる」=有名人になれる
しかも「お金」も入る
無名だった人間が一夜にして
日本中、世界中の有名人になり得る
という時代
このシステムを自分の都合のいいように
利用している人たちがいて
政治にほとんど興味がないのに
こぞって都知事選挙に立候補している
という現実
映画のなかでデニーロ演じる
キング・オブ・コメディの主人公
ルパート・パプキンは政治家を目指して
いるわけではありませんが
現在の状況は皮肉にもスコセッシの映画
キング・オブ・コメディで描かれた内容に
かなりの類似点を見出す事ができます
いずれ法規制が入り
現在のようなSNS出身者が
知名度アップのためにやりたい放題する
選挙活動は消えてなくなるとは思いますが
2024年の現代を遠い未来の人たちが
過去の歴史として振り返ったとき
なんて愚かな時代だったのだろうかと
語るのではないでしょうか
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最後に
ロシアの独裁者プーチンに鉄槌を!
プーチン支持者に厳罰を!
ウクライナに平和を!
イスラエルとガザの紛争が
早急に終結しますように!