AFTERMOD E-PRESS 【vol.0044】 (2011年10月04日号)


=index=

00【巻頭】『自分に出来ること』
01【連載】【報告】矢萩邦彦上海講演
『災害時における「任意NPO」という方法の可能性と課題について』(後編)
02【回廊】安藤理智『島の夕暮れ』
03【告知】「フォトジャーナリスト安田菜津紀と行くフィリピンスタディツアー」締め切りまであと僅か!
04【告知】 佐藤慧10月22日・23日写真展『魂のかけら』
05【告知】矢萩邦彦11月6日鏡明塾『インテリジェンス入門』『日本史研究:鎌倉時代Ⅰ』
06【後記】『葛藤を覚悟して踏み込むこと』


本サイトはこちらから↓
【AFTERMOD E-PRESS】
http://www.aftermode.com/press/

=========================================================

00【巻頭】『自分に出来ること』


  数年前、僕がザンビアで学校建設のプロジェクトをしていた時のことです。僕は学校建設以外に、その滞在期間中の目標を3つ掲げていました。それは、「軸となる幸福論」を考える、人種、宗教、国家を超えた「心の交流」を目指す、そして、世界に対して「自分に出来ること」とは何なのかを考えるというものでした。未曾有の大震災が発生した時、その時の僕に出来ることとは「まず行動すること」でした。何が出来るのかわからない、だからこそまずは目の前のことに全力で取り組む。条件反射のように目の前のニーズを追っては返しの日々でした。それが落ち着き始めると、今度は「被災地支援をしたいひとりの人間」であると同時に、「佐藤慧」として何が出来るのかということを考え始めました。記事中でヤハギ氏も言っているように、緊急支援の段階が終わると、自分の生活との兼ね合いを考える時期がやってきます。足元がしっかりしていないと、大きな流れに飲み込まれ、自分を失ってしまうこともあり得ます。大きな海のうねりのように、益々混迷を極めていく世界の中で、「自分に出来ること」を考え続けることはひとつの指針となるかもしれません。
(佐藤慧)


━━━━━
01【連載】【報告】矢萩邦彦上海講演
『災害時における「任意NPO」という方法の可能性と課題について』(後編)


前編はこちら


 海外に住む日本人学生にとって、震災を肌で感じるのはとても難しいと思います。自分の国ながら対岸の火のように感じている人も多く、就職活動に忙しく震災どころではない、というような雰囲気もありました。そんな中で、ただでさえ少ない日本の情報から被災地のことを調べ、自分たちの出来ることを話し合い、実行に移す行動力のある学生に、それを続けて欲しい、と直接会って伝えに行くことに意義があると思ったのです。やはり彼らの中には雲を掴むように感じているメンバーもいて、自分たちがやっていることが本当に被災地のためになっているのか、と悩んでもいました。日本においても、悩んだ末、支援活動からフェードアウトする人もたくさん出ています。頑張りすぎて倒れてしまう人も。



AFTERMOD E-PRESS


 NPOの問題点の一つに継続と柔軟さの両立があります。緊急時は「とにかく何とかしたい」という漠然とした感情で動き始めても、やることは割とすぐに見つかります。「○○が足りない」というようなニーズが結構ありますので。しかし、そういう状態が落ち着いたときに、メンバーの方向性がズレやすくなります。「NPOみんつな」の場合は、立ち上げの時点で中長期支援体制への移行を前提としたヴィジョンを用意していました。その際に現地の人を雇用して、活動を現地主体に移行するというモノでした。タイミングとしては、半年から一年を見ていましたが、お盆を目処に多くの支援団体の活動が落ち着き、あるいは解体が始まり、僕らも現地スタッフの負担が重いということで、一度撤退を決めました。


 誤解を恐れずに言えば、任意NPOというのは、自分勝手な支援で良いんです。僕らの出来ることを僕らなりにやる。行政の支援活動というのは、公平が鉄則ですから、勝手なことは出来ません。しかし、NPOはこの人を助けたい。だからこの人を助ける。だとか、子どもを助けたい、とか、それよりも動物だ、とか、自分の思いで行動して良いわけです。なんだってそうなのですが、失敗を恐れていたら、身動きが出来なくなります。失敗する可能性がゼロのことなんてありませんから。それで、協力できることは分担するというスタンスです。しかし、みんながやりたいこと、やれることだけを選ぶと、どうにも仕事に偏りが出来てしまいます。携わっている活動が自分のやりたいことでない場合、緊急事態が落ち着いて自分の生活との兼ね合いを考える余裕が出来ると、活動に疑問を抱いたり、距離を置こうと考えるようになってしまいます。僕はそういう所まで想定して置いた方が良いと思うんですね。活動が今まで通り行かなくなったら、変革のタイミングということです。今までの活動を維持しようとすることは、本末転倒になりかねません。論理だけでも感情だけでも組織は成り立ちません。



AFTERMOD E-PRESS


 途中で活動を止めた人の責任を問うシーンを見かけますが、責任感があるからこそ活動から降りる、組織から離れる人だって多いんですね。NPOやNGOなどの団体が一番大切にした方が良いと思うことは、生活との両立です。自然に、参加したいときに参加出来るような、日常に入り込んでいるような活動が望ましいと思います。ですから、いつでも離れられて、いつでも戻ってこられるような、そういう組織が理想的だと考えます。


 僕ら「NPOみんつな」は現地スタッフを中心に、手探りでニーズを探し、洗浄写真プロジェクトをはじめ、自分たちに出来る色々な活動をしてきましたが、後方支援スタッフを中心に、何処まで現地のお役に立てているのか不安を漏らすメンバーも沢山いました。そんなとき、現地で活動していたメンバーからはこんな声を聞きました。「とにかく何とかして欲しい、という要望は主に行政に向けられていて、現地の方が僕らに求めてくださったのは、忘れないで欲しい、この震災を糧にして欲しい、ということだった気がします」。



AFTERMOD E-PRESS


 僕らに出来ることは決して大きなことではないかも知れません。しかし、微力ではあっても無力ではありません。忘れないことと、それを伝えること。僕が上海でお話しさせて頂いた50人が、それぞれ10人にこのことを伝えてくれれば、それでもう500人です。すでに何人かの学生が次のステップへ繋げてくれています。社会学の仮説に「六次の隔たり」という話があります。地球上の全ての人は平均6人を介して繋がっているというものです。記憶し、伝えることも支援になる。物質的なことだけが支援ではない。そういう価値観を広めて行くことも、僕らの支援活動なのだろうと認識しています。「NPOみんつな」中長期の支援に向けて、あくまで柔軟に、大きく組織を変更していきます。引き続きご支援ご協力を賜れれば幸いです。


(矢萩邦彦)



━━━━━
02【回廊】安藤理智『島の夕暮れ』



AFTERMOD E-PRESS
沖にあるチャン島。
タイで二番目に大きな島だ。


バンコクから7時間。カンボジア国境が近いトラートの


僕は物心ついた頃から南の島に憧れてきた。
生い茂る椰子の木、波の音、白い砂浜。

喧噪から離れて、一人静かに過ごす時間。


願わくば、この瞬間が永遠に続いて欲しい。

(写真+文=安藤理智)


━━━━━
03【告知】「フォトジャーナリスト安田菜津紀と行くフィリピンスタディツアー」締め切りまであと僅か!


11月23~28日、土日・祝日をはさんだ5泊6日!フィリピンに生きる人々の今、ぜひ一緒に触れてみませんか? 締め切りまであと2日です!
→ 
http://t.co/NBZvCqTJ


フィリピンスタディツアー


━━━━━
04【告知】 佐藤慧10月22日・23日写真展『魂のかけら』


佐藤慧の写真展『魂のかけら』が九州はAPUにて開催されます。
APUの学生さんをはじめ、お近くの方は是非ご覧戴ければと思います。

10月22日・23日 10:00~17:00
立命館アジア太平洋大学 A棟2階 コンベンションホールにて 入場無料
主催 APU-NEST 
問い合わせ先
yukana09@apu.ac.jp 代表中村まで


━━━━━
05【告知】矢萩邦彦11月6日鏡明塾『インテリジェンス入門』『日本史研究:鎌倉時代Ⅰ』


鏡明塾

さて今回は『インテリジェンス入門』と題しまして、情報の扱い方についてやってみようと思います。日本語の情報は主にインフォメーションのことを指しますが、そのインフォメーションを組み合わせることによって色々な可能性が見えて来ます。手に入る情報をいかにうまく使いこなすか、というお話しです。

11月12日、関西鏡明塾決定です。15:05~16:50と17:05~18:50の2講座です。様々な「知」をご用意してお待ちしております。是非ご参加くださいませ。


[世界科一般コース]13:05~14:50
・神奈川県民センター(302教室)
・テーマ『インテリジェンス入門』

[世界科中高コース]17:05~18:50
・神奈川県民センター(303教室)
・テーマ『日本史研究:鎌倉時代』


★全ての講座とも先着20名とさせて戴きます。 (単発で受講されても大丈夫です)

・神奈川県民センター(神奈川区鶴屋町2-24-2)
 「横浜駅西口」より徒歩5分
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/02/0051/center/access.html

参加費用は各コースとも一般・大学生2500円、中高小学生2000円(会費・教材費)です。
(※中高生が一般コース、一般の方が中高生コースを受講することも出来ます)
(※参加費は当日お持ちください。振り込み希望の方はお申し出ください)

申し込みはメールにて承ります。
タイトル【鏡明塾予約】日付・コース・名前(参加希望者全員分) で
yahagi.sa@gmail.com
までお願いします。ご要望、ご質問等もこちらまで。
では、みなさんの御参加、お待ちしております!


━━━━━
03【告知】安田菜津紀 11月6日「国境なき子どもたち友情のレポーター報告会」にて司会


この度、安田菜津紀が11月6日に行われる「国境なき子どもたち 友情のレポーター報告会」にて司会をさせていただきます。
カンボジア、フィリピン、ヨルダン、そして岩手を、子どもたちの目線で伝える報告会。
ぜひご参加くださいませ!!
http://www.knk.or.jp/ev/11/ev111106.html  


━━━━━
【再掲告知】佐藤慧・安田菜津紀 11月11日~13日『ASYLUM2011』@沖縄


那覇市・桜坂での音楽イベント『ASYLUM2011』にて、佐藤慧と安田菜津紀がトーク出演させて頂きます!タテタカコさんをはじめ、素晴らしいアーティストさんばかり。
ぜひお越し下さい!
http://t.co/tePGRXmj

ASYLUM2011

━━━━━
【再掲告知】安田菜津紀 9月26日『J-WAVE TIME TABLE』


J-WAVEフリーペーパー『J-WAVE TIME TABLE』に、
福島で坂本龍一さんを撮影させて頂いた安田菜津紀の写真が掲載されます。
都内近県のCDショップやiPhone/Androidアプリなどでご覧頂けます。
→ 
http://www.j-wave.co.jp/topics/1108_tt.htm

J-WAVE TIME TABLE


━━━━━
【再掲告知】佐藤慧・安田菜津紀 掲載情報「Sign -写真家たちの311-」トークショー


8月上旬に、コニカミノルタプラザで行われました写真展「Sign -写真家たちの311-」にお越しくださいまして誠にありがとうございます。
8月7日(日)に行われました「6名の写真家によるトークショー」の様子が記事となって掲載されました。ぜひご覧くださいませ!

http://www.konicaminolta.jp/plaza/schedule/2011august/sign/talkshow.html


━━━━━
【再掲告知】矢萩邦彦 gapyear.jpにてコラム『タブラ・ラサの時間』連載開始!


gapear.jpのサイトにて、コラムを連載させて戴くことになりました。
『タブラ・ラサの時間~人生のキャンバスを作るために~』


第1回は、『日本を選択いたし申候』 
思考停止状態で漠然と海外へ行く選択をしていないか、という問題定義です。

とりあえず行ってみるのも大事ですが、自覚があればまた違う時間を過ごせると思います。
大事なのは悩みながら過ごすことではないでしようか。
と言うわけで、お読み戴ければ幸いです。

第1回『日本を選択いたし申候』
http://gapyear.jp/?p=124

第2回『越境する勇気』
http://gapyear.jp/?p=495


━━━━━
【再掲告知】佐藤慧2011年第36回「視点」入選


佐藤慧がザンビアで撮った写真「ゴミの中の祈り」が、
2011年第36回「視点」写真公募展にて入選いたしました。
全国巡回の予定は下記の通りです。

9/6~9/11 愛知県美術館
10/18~10/23 宮城県美術館
11/16~11/20 アストプラザギャラリー(三重)


━━━━━
06【後記】『葛藤を覚悟して踏み込むこと』


 もし、真剣に考えても分からなかったら、まずやってみること。その後で立ち止まって考えること。なんでもそうですが、やってみたら改善して行くことが一番大事で、それを疎かにすると、なかなか前進できません。僕は失敗はないと思っていますし、かといってなんでもやれば良いとも思っていません。行動の前後に必ず、問題定義があって、試行錯誤があって、葛藤があること。それを想定して、覚悟して踏み込むこと。そういう気持ちをもっと、多くの活動家に持って欲しいと感じています。自分のやったことを正当化することは案外簡単です。しかし、それがなんのための活動だったのか、常に問う姿勢を忘れずに居ることが、そのまま自分のためにもなるような気がしています。そのためにも、喧騒を離れて、静寂の中に過ごす時間も大事にしたいですね。では、また次号でお目にかかります。
(矢萩邦彦)


=================================
編集  矢萩邦彦 笠原正嗣(ML) 佐藤慧(EXTRA)
執筆  矢萩邦彦 安藤理智 安田菜津紀 笠原正嗣 佐藤慧
発行  株式会社スタディオアフタモード
     〒220-0072 神奈川県横浜市西区浅間町1-4-4 小泉ビル401
本WEBサイトの内容の一部または全部を無断で複写(コピー)することは、

法律で定められた場合を除き、著作者および出版社の権利の侵害になります。

記事の使用をご希望される場合は、
タイトル「AFTERMOD E-PRESS係」にて下記アドレスまでご一報をお願いします。

取材もこちらで承ります。
info@aftermode.com
AFTERMOD E-PRESS since 2010-08-09 / Copyright 2010-2011 studioAFTERMODE. All Rights

Reserved.

AFTERMOD E-PRESS 【vol.0043】 (2011年09月27日号)


=index=

00【巻頭】『何を受け取り、何を伝えているのか』
01【連載】佐藤慧『サラーム・キルギスツアー2011
       -天山の真珠に触れて-②キルギスの家族』
02【連載】笠原正嗣『日本の症状4-「ニュースは見るだけ無駄。」と思わせる仕掛け。』
03【告知】安田菜津紀 9月26日「J-WAVE TIME TABLE」
04【告知】フォトジャーナリスト安田菜津紀と行くフィリピンスタディツアー」正式募集開始!
05【告知】安田菜津紀 10月8日 今井紀明とのクロストーク@京都
06【告知】佐藤慧・安田菜津紀 11月11日~13日『ASYLUM2011』@沖縄
07【告知】矢萩邦彦10月15日鏡明塾『手紙やEメールの書き方』『文化人類学的世界の見方』
08【後記】『それぞれの想いを、それぞれに抱えて』


本サイトはこちらから↓
【AFTERMOD E-PRESS】
http://www.aftermode.com/press/

=========================================================


00【巻頭】『何を受け取り、何を伝えているのか』


 台風が過ぎて、すっかり蝉の鳴き声が聞こえなくなりました。何が起こってもこうやって四季が移り

変わり、時の流れを感じさせてくれるのは、温帯の国ならではの感覚なのかもしれません。しかし、そ

うやって流してしまいたくない記憶があります。流すべきでない記録もあります。そんなことを思いつ

つ、澄んだ夜空を見上げながら、今年を振り返って見たりしました。今回のAFTERMOD E-PRESSは佐藤慧のキルギスツアー報告第二弾と、笠原正嗣のニュースにまつわる所感をお送りします。笑顔の力とニュースの力。個人的な触れ合いと、流れてくる情報に対するリアクション。僕らが見聞している情報には多様な在り方と、重さがあります。僕らは何を受け取り、何を考え、何を伝えているのでしようか。そのことを感じて戴ければと思います。
(矢萩邦彦)



01【連載】佐藤慧『サラーム・キルギスツアー2011
       -天山の真珠に触れて-② キルギスの家族


 飛行機は遙か西へ、トルコはイスタンブールまで飛び、そこで1日を過ごした後、今度は東へ向かっ

て飛び立った。標高800mに迫る首都ビシュケクの空気は涼しかった。猛暑の東京から比べると湿気

も少なく、断然過ごしやすい気候だった。入国すると、ツアーを企画してくれた前述のイバラットさん

が笑顔で出迎えてくれた。本当にキルギスに来たのだな、と安堵と共に感慨を覚える。真夜中過ぎの到着だったため、まずはホテルで体を休めることにした。


 翌朝、目覚めてバルコニーから外を眺め、思わず息を呑んだ。見渡すかぎりの平野が続くその先には
、雄々しい山々が連なり、壮大な景色を形作っていた。「なんて美しい国へ来たのだろう」、それがキ

ルギスの第一印象となった。正午近くまで予定がなかったため、ホテルで朝食を取るとタクシーで町中

まで出てみることにした。この美しい山々の袂で、いったいどのような人々が生活しているのか気にな

ったのだ。



AFTERMOD E-PRESS
圧倒的な山々の美しさ、静かに佇む街の光景に息を呑む。


 土地勘の無い僕はとりあえず街の中心地であろう駅の付近を目指すことにした。実はキルギスでは電車はほとんど用いられず、トロリーバスが主に市民の足となっていたのだが、そんなことは知らなかった。人混みの中に着くと思っていた僕の予想を裏切り、タクシーは美しい公園の傍らの駅に着いた。まばらな人影が、ゆったりと流れる時間の中を歩いていた。もう少し雑多なところに足を運びたいと思っ

ていたが、時間も限られていたのでこの付近を歩いてみようとタクシーを降りた。朝の穏やかな陽を浴

びながら、出逢う人に声をかけて歩いた。キルギスの人たちはキルギス語とロシア語を話す。当然なが

ら僕はそのどちらも出来なかった。しかし道行く人は、その容姿が近いこともあったためか、みな笑顔

で応対してくれる。僕は日本語で話し、彼らはキルギス語で返した。何気ない朝の挨拶。言語が違って

も、語り合えることはある。笑顔の彼らの瞳の奥を覗き込み、シャッターを切った。


AFTERMOD E-PRESS
笑顔は世界の共通語。


 ホテルに戻り、旅の仲間たちと合流する。今回のツアーは合計12名、年代も職業もバラバラの、個

性的な面々が揃っていた。60億を越えるこの地球上で、日本に生まれ、そこから「キルギス」といい

う国に惹かれてやってきた12人。縁を感じずにはいられない。そんな彼ら、彼女らと、キルギスの市

場、バザールに出向くことにした。バザールには多くの人が溢れかえり、市場独特のエネルギーに満ち

ていた。見たこともないものが所狭しと並べられ、みな興味津々にバザールを練り歩いた。普段は海外

で買い物をすることもない僕も、ひとつだけ買い物をしてしまった。それはテミルコムズという楽器。

小さな金属製の楽器で、前歯に軽く挟みながら指で弾いて演奏する。その曖昧で深い振動に魅了されてしまった。バザールの人々と笑顔で挨拶を交わしながら、何種類もあるドライフルーツをつまみ食いす

る。「おいしい」、と笑顔を浮かべる日本人旅行者たちに、バザールのおばさんたちも嬉しそうだ。こ

ういう何気ない交流を目の当たりにすると、普段国境だの民族や宗教だのと対立し合っている世界の構図がばかばかしく思えてしまう。目の前のあなたがいて、僕がいる。それだけなのだ。


 今回のツアーの趣旨はキルギスと日本の交流の架け橋となること。夜には多くのキルギスの方が集まるパーティへと招かれた。キルギスの伝統料理に音楽、様々な催し物で会場は賑わった。そこには東北へ飲料水を支援してくれたキルギスの飲料メーカーの社長もいた。彼は日本に留学していたことがあり、今も日本に感謝し、尊敬しているという。親日国のキルギスでは、みな日本に対して尊敬の念を抱いてくれていた。それだけにこの度の震災にも心を痛め、何か出来ることはないかと思案してくれていたのだ。僕は正直、彼らが言うほどに今の日本を誇らしく思っていない。確かに日本は素晴らしい歴史と文化を築いてきたし、社会全体の生活レベルは高い。しかし既に震災を過去のこととし、目の前の享楽的な消費社会に流されていく日常があることもまた知っているからだ。また、他の国の事柄には中々目も向けない閉鎖的な雰囲気が強いことも感じている。僕は「尊敬する」日本から来た人間として、彼らの前に立って話をするに相応しい人間だろうか。旅の後半に控えている講演を思い、色々と考えずにはいられなかった。


 心ゆくまで歓待を受け、ほんのちょっぴりウォッカに顔を赤らめながら夜は更けてきた。実はこのツ

アーの特色として、首都での滞在先がキルギス人宅へのホームステイだということが挙げられる。普通

に観光しているだけではわからない人々の内面を、一緒に寝食を共にすることで感じていこうというも

のだ。キルギスの大学には日本語学科もあり、多くはないとはいえ日本語話者もいる。そういった日本

に興味を持つ多くの人々が、日本人観光客のホームステイ先として手を上げてくれたのだ。僕のホームステイ先の人は、日本語を勉強しているわけではないが、東アジアの文化に強く興味を持つ家族だった。財務省で農作物のマーケットに携わる仕事をしているベルメットさんと、その息子で秋からマレーシアの大学留学を控えているバッハのふたり、素敵な笑顔を持った母と子との出逢いだった。


 会話は英語で行われたが、すぐに意気投合し、様々な話題に話は及んだ。僕はキルギスの社会問題や
、その特殊なイスラム社会(キルギスには宗教というより文化としてのイスラムが根付いている。日本が仏教を文化的背景としているのに近い)に興味があった。ベルメットさんやバッハは東洋の思想、文化に興味を持っていて、漫画の話から禅の思想まで、幅広く語り合った。僕はキルギス滞在1日目にして、キルギスにも家族ができてしまったのだ。



AFTERMOD E-PRESS
僕を迎え入れてくれた家族。


(写真+文=佐藤慧)


02【連載】笠原正嗣『日本の症状4-「ニュースは見るだけ無駄。」と思わせる仕掛け。』


 先日、ある方とお話しする機会があり、そこで「日本のニュースって見る必要あるんですか?」と尋

ねられました。その時、日本人の思考がどういった方向に誘導されているのかということを垣間見たよ

うな感覚に襲われました。


 確かに、メディア情報というモノは一見すれば情報操作をされているという印象を受けますし、おそ

らく実際にそういう部分もあるでしょう。同じテーマで大手新聞各紙が調査を行って、なぜかパーセン

テージが大きく異なったりすることはその証拠ですし、そこに疑問を持つことはとても大切なスタンス

だと思います。


 ところが、だからと言ってすべてのニュースを見る必要がないということにはならないんですが、「

どうせ情報操作が行われているのなら見る必要がない。」と思いニュースを追わないようになることは

明らかに間違いではないかと思います。というのも、僕の個人的な印象になりますが、そう思わせるこ

とで面と向かってみなさん一人ひとりと毎日配信されるニュースを向かい合わせないように仕向けてい

る節があると感じるためです。


 大切なことは、みなさんがニュースに興味を持たなくなるということは、ニュースをまともに見なく

なるということです。読んでも頭にストックしていかない状態です。メディア側とすると非常に都合が

良い状態になります。本来関連するニュースを小分けにして、一つは一面、他方は四面と重要度の違うところに掲載してしまえば、僕たちに気付いてほしくない情報を煙の向こう側に置くことができます。

もちろん実際にメディアがこういう操作をしているか分かりませんが、少なくとも僕が大事だと思った

ニュースがが泡沫記事になっていることはあります。情報操作というのは別に記事の内容を偽るだけで

はないということは考えておくべきではないでしょうか。


 そもそも、ニュースや情報を提供するような商売において、四六時中取りこぼしがあるような情報媒

体は論外です。当然、人気がなくなってしまいますから広告料が入らなくなってしまいます。ですから、内容ではなく、提示の仕方に細工をする方が無難なように思われます。


 逆に言えば、読み手側からするとニュースの並べ方に気を付けるだけでも自分なりのニュース解釈が

可能になるということですね。では、どう組み合わせていけば良いのかというと、最初はひたすら毎日

情報を追うことが求められます。それ以外にないです。その辺のまとめてくれている本を読むのは別に

悪くはないですが、自分で同じような解釈をできるようにしなければ、そもそも民主主義自体が成立し

なくなってしまいます。民主主義の前提は、一人一人の国民が自分にある程度情報を集めて思考できることです。ちゃんと自分で情報を集めて判断した結果、この候補者は私の意見と似ているから任せられるとなるのではないかと思います。自分に意見がない人だと芸能人の人気投票と政治家の投票の判別ができないような選挙となります。


 もちろん、「明らかにこの記事はおかしいだろ」というのなら、ブログなどに想いを綴れば良いわけ

です。そして、この新聞はもう取らないとか、こんな記事書くような記者に付くスポンサーの商品なん

て怖くて買えないとか、そういうクレームを付けていく。逆にこのニュースがもっと見たいとかいうの

を書くのも大切です。マスメディアに操られるといった意見がありますが、決して今の時代は一方通行

に甘んじる必要がないですし、こうやって行けば記事のチェックシステムが出来上がり、記事も中途半

端なことは書けなくなると思います。ですが、前述のようにニュースのチェックをやめてしまう人が今

のように多いと、それもままなりません。ネットのニュースでしたら基本的に無料のモノが多いですか

ら、全紙見ることだって可能です。有料のサイトでも大抵見出しは読めるので、それだけでも十分価値

があります。半年くらいやっていくと、自分の好みと合う新聞が分かってくるはずです。ぜひ試してみ

て戴ければと思います。

(笠原正嗣)


━━━━━
03【告知】安田菜津紀 9月26日「J-WAVE TIME TABLE」



J-WAVEフリーペーパー「J-WAVE TIME TABLE」に、福島で坂本龍一さんを撮影させて頂いた安田菜津紀の
写真が掲載されます。
都内近県のCDショップやiPhone/Androidアプリなどでご覧頂けます。
→ 
http://www.j-wave.co.jp/topics/1108_tt.htm


━━━━━
04【告知】フォトジャーナリスト安田菜津紀と行くフィリピンスタディツアー」正式募集開始!



11月23~28日、土日・祝日をはさんだ5泊6日!フィリピンに生きる人々の今、ぜひ一緒に触れ

てみませんか? 締め切りまであとわずかです!
→ 
http://t.co/NBZvCqTJ


━━━━━
05【告知】安田菜津紀 10月8日 今井紀明とのクロストーク@京都

安田菜津紀がDream×Possibility代表今井紀明さんと、京都にて震災についての講演とクロストークを

させていただきます。30名限定です。
詳細は? 
http://t.co/WSAtFlCp


━━━━━
06【告知】佐藤慧・安田菜津紀 11月11日~13日『ASYLUM2011』@沖縄

那覇市・桜坂での音楽イベント『ASYLUM2011』にて、佐藤慧と安田菜津紀がトーク出演させ

て頂きます!タテタカコさんをはじめ、素晴らしいアーティストさんばかり。
ぜひお越し下さい!
http://t.co/tePGRXmj


━━━━━
07【告知】10月15日 矢萩邦彦・鏡明塾『手紙やEメールの書き方』『文化人類学的世界の見方


鏡明塾

さて今回は『手紙やEメールの書き方』『文化人類学的世界の見方』をお送りします。文化人類学の方法

の一つにフィールドワークというものがあります。いかにその場に入り込んで、内側の存在としてその

場と関わることができるか、という方法論です。外側からでは分からないことがたくさんあります。か

といって内側からだけだと盲目になってします。どうやってその両方の視点をバランス良く持つか、と

言うお話しです。

11月には関西で初の鏡明塾を開催します。様々な「知」をご用意してお待ちしております。是非ご参加

くださいませ。


[国語力研磨コース]17:05~18:50
・神奈川県民センター(1503教室)
・テーマ『手紙やEメールの書き方』

[世界科風雅コース]19:05~20:50
・神奈川県民センター(1503教室)
・テーマ『文化人類学的世界の見方』


★全ての講座とも先着20名とさせて戴きます。 (単発で受講されても大丈夫です)

・神奈川県民センター(神奈川区鶴屋町2-24-2)
 「横浜駅西口」より徒歩5分
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/02/0051/center/access.html

参加費用は各コースとも一般・大学生2500円、中高小学生2000円(会費・教材費)です。 (※中高生が

一般コース、一般の方が中高生コースを受講することも出来ます) (※参加費は当日お持ちください。

振り込み希望の方はお申し出ください) 申し込みはメールにて承ります。
タイトル【鏡明塾予約】日付・コース・名前(参加希望者全員分) で
yahagi.sa@gmail.com
までお願いします。ご要望、ご質問等もこちらまで。 では、みなさんの御参加、お待ちしております!


━━━━━
【再掲告知】佐藤慧・安田菜津紀 掲載情報「Sign -写真家たちの311-」トークショー


8月上旬に、コニカミノルタプラザで行われました写真展「Sign -写真家たちの311-」にお越しくださ

いまして誠にありがとうございます。
8月7日(日)に行われました「6名の写真家によるトークショー」の様子が記事となって掲載されました

。ぜひご覧くださいませ!

http://www.konicaminolta.jp/plaza/schedule/2011august/sign/talkshow.html


━━━━━
【再掲告知】安田菜津紀 10月9日『カンボジアフェスティバル』にゲスト出演


安田菜津紀が『カンボジアフェス ティバル』にトークゲストとして出演させていただきます!
カンボジアの食、音楽、ゲームと楽しいことが盛りだくさん!
参加お待ちしております!

≪日時≫10月9日(日)10:00~17:00
≪場所≫京都梅小路公園 twitpic.com/6kis66


━━━━━
【再掲告知】矢萩邦彦 gapyear.jpにてコラム『タブラ・ラサの時間』連載開始!


gapear.jpのサイトにて、コラムを連載させて戴くことになりました。
『タブラ・ラサの時間~人生のキャンバスを作るために~』


第1回は、『日本を選択いたし申候』 
思考停止状態で漠然と海外へ行く選択をしていないか、という問題定義です。

とりあえず行ってみるのも大事ですが、自覚があればまた違う時間を過ごせると思います。
大事なのは悩みながら過ごすことではないでしようか。
と言うわけで、お読み戴ければ幸いです。

第1回『日本を選択いたし申候』
http://gapyear.jp/?p=124

第2回『越境する勇気』
http://gapyear.jp/?p=495


━━━━━
【再掲告知】安田菜津紀 「クリンスイ」ラジオCM出演!! 


≪関東≫J-WAVE 毎週金曜6:40- 50am 「JK RADIO」 (ジョン・カビラさんナビゲート)
≪関西≫FM802 毎週日曜10:35-10:42am 「SUPERFINE SUNDAY」)
安田菜津紀が「クリンスイ」のCM出演をさせていただきます!!
お時間のある方はぜひお聞きくださいませ!!
http://bit.ly/qGnV18
クリンスイHP→ 
http://bit.ly/qGnV18


━━━━━
08【後記】『それぞれの想いを、それぞれに抱えて』

 笑顔も、ニュースも、情報です。僕らはそれらをやりとりしながら思いを巡らし、思考し、自分なり

の判断をしています。もちろん、個人的に交わした言葉や笑顔は一回性のかけがえのない情報です。しかし、ほんの小さな見知らぬ国のニュースが心をえぐり、人生に影響を与えることだってあります。誰

にとっても同じ重さのニュースなどありません。そんな当たり前のことすら麻痺してしまうほど、31

1の震災は現代日本に生きる僕らにとって大きな衝撃だったように思います。無関心も怖いですが、過

激すぎる仮説もまたしかりです。それぞれの想いを、それぞれに抱えて未来へ向かうために、深呼吸し

て、情報の捉え方を意識してみる必要があるように思います。では、また次号でお目にかかります。
(矢萩邦彦)

=================================
編集  矢萩邦彦 笠原正嗣(ML) 佐藤慧(EXTRA)
執筆  矢萩邦彦 安藤理智 安田菜津紀 笠原正嗣 佐藤慧
発行  株式会社スタディオアフタモード
     〒220-0072 神奈川県横浜市西区浅間町1-4-4 小泉ビル401
本WEBサイトの内容の一部または全部を無断で複写(コピー)することは、

法律で定められた場合を除き、著作者および出版社の権利の侵害になります。

記事の使用をご希望される場合は、
タイトル「AFTERMOD E-PRESS係」にて下記アドレスまでご一報をお願いします。

取材もこちらで承ります。
info@aftermode.com
AFTERMOD E-PRESS since 2010-08-09 / Copyright 2010-2011 studioAFTERMODE. All Rights

Reserved.

AFTERMOD E-PRESS 【vol.0042】 (2011年09月20日号)


=index=
00【巻頭】『「問題」を見つめる』
01特集】矢萩邦彦上海講演
 『災害時における「任意NPO」という方法の可能性と課題について』(前編)
02【連載】安田菜津紀 『路地裏に生きる子どもたち』
03【告知】佐藤慧・安田菜津紀 掲載情報「Sign -写真家たちの311-」トークショー
04【告知】安田菜津紀 10月9日『カンボジアフェスティバル』にゲスト出演
05【告知】矢萩邦彦10月2日鏡明塾『場と空気』『平安時代Ⅱ』
06【後記】『未来へ活きる問題解決へ』


本サイトはこちらから↓
【AFTERMOD E-PRESS】
http://www.aftermode.com/press/


=================================
00【巻頭】「問題」を見つめる


  英語で“問題”というと、"problem"と"issue"とに分かれます。前者は解決不可能なニュアン

スが出るようで、一般的に問題解決をポジティブに行おうとするときissueが使われるようです。

震災もそうですし、フィリピンの貧困問題もそうですが、まずどちらの単語として捉えるのかとい

うことから始めてみると良いのではないでしょうか。できることを一つずつ、一人一人が包括的に

考えてみる。国際的な問題を見ていると、日本のことがおろそかになりがちですが、日本も先進国

というカテゴリーで見るならば、現状最も大変な国と言えるのではないでしょうか。今回のE-

PRESSで、矢萩邦彦は上海で任意NPOみんつなについての講演を行い向こうの人が日本をどう感じて

いるのか、安田菜津紀は日本人がフィリピンをどう感じているのかについて伝えます。自身にとっ

て何がissueで、何がproblemなのか、それを見極める一助になれば幸いです。
(笠原正嗣)


01【特集】矢萩邦彦上海講演
『災害時における「任意NPO」という方法の可能性と課題について』(前編)


 9月11日、PRAY FOR JAPAN FROM CHINA CHARITY WEEK STAND UP, SHANGHAI!!! @Zhu Qi Zhan Art Museumにて講演をしてきました。2回に分けて、その報告をさせて戴きたいと思います。


 日本人が最も多く住む海外都市、上海。その数は10万人に及ぶといいます。震災後、上海に住む

日本人に向けて被災地の様子を話て欲しい、というご依頼を戴き、Skypeで二度ほどイベントに参

加させて頂いたのですが、やはり、ネットでは思うように伝わらないというもどかしさがありました。僕らが関わっている「NPOみんつな」もまた、ネットでのやりとりのみではなかなか意思疎通や、思いと行動の共有ができずに活動に影響が出はじめていた状況で、緊急支援から長期支援に体制を切り替えるために現地から撤収したところでした。


 節電の声も聴かれなくなり、急激に過去のことになってしまいそうな311。上海では、その情報の少なさから、逆に日本を心配し、何か行動を起こそうという熱意のある日本人学生達が、いったいどうしたら良いのか葛藤しながらイベントを立ち上げていました。『PRAY FOR JAPAN FROM CHINA CHARITY WEEK STAND UP, SHANGHAI!!! @Zhu Qi Zhan Art Museum』そう銘打たれたイベントで講演の話を戴き、上海へ飛びました。滞在36時間の弾丸スケジュールでしたが、僕にはどうしても行く意義があると感じたのです。



AFTERMOD E-PRESS


僕が上海の皆さんに一番伝えたかったことは、関わってみなければ何も分からない、ということでした。実際「みんつな」での活動は全てがうまく行っているわけでもなく、徐々に開いていく現地スタッフと後方スタッフとの感覚の溝や、活動するほどに無力感に襲われるスタッフの存在など、大きな問題に発展し得る種が散在しています。しかし、だからといって最初から関わらないとか、活動を止めてしまうという判断をしてしまうことに僕は最も危機感を持っていて、海外であれば尚更そういう思考に陥りやすいのではないか、と危惧していました。


 ボランティア活動にとって「無関心が最大の敵」と言われます。しかし、関心があるのに見て見ぬフリをする。あるいは、自分が関わらない方が誰にとっても良い結果になる、という正当化のロジックが出来てしまうことがとても怖かったんですね。僕自身、効果的な活動が出来ているとは言えませんし、「みんつな」も関わってくれている全ての皆さんのお陰でなんとか活動が出来ている状態です。しかし、微力ではあるかも知れないですが、無力ではない。そう確信しています。どんなことでもそうだと思いますが、目に見えて派手に変えることは難しいですし、どこかで痛みを伴います。たとえ微かでも、自分の生活と折り合いをつけながら、被災地と関わって行こうという思想が大事なわけで、結果はもちろんのこと、そこに社会人で在るとか、学生であるかは関係ありません。


 学生が見切り発車で被災地に行って、現地が迷惑をしたという声も聞きますし、できる限りそういうことは無くしたいですが、それでも何かをしようとしたことはとても重要で、そこは経験のある社会人がフォローすればいいと思います。社会人だって、考えナシの活動をしている人だっています。それを、学生かどうかというような括りで抽象化する感覚こそ変えなければいけないと考えます。今回失敗して、経験して学んだことが、将来誰かを救うことになるかもしれない。そういう前向きな想定をして、フォローをする社会こそが健全なのではないか。そんな風に思います。
(続く)


(矢萩邦彦)


━━━━━
02【連載】安田菜津紀 『路地裏に生きる子どもたち』


「ゴミの山で拾った食べ物は、まず犬に食べさせます。犬が吐かなければ、私たちも食べます」。

14都市3町からなるマニラ首都圏の中心部、ケソン市。ゴミ集積場のふもとに広がる3500世帯もの巨大なスラム街を抱えるパヤタスで、3人の子どもを育てる母親に出会いました。セブ島から稼ぎ口を求めてマニラに渡ってきて20年余。2年前に夫を結核で亡くし、ゴミ集積場でペットボトルや金属を拾い集めて得られる1日100ペソ(約200円)ほどの収入でやり繰りしているといいます。

(※マニラの平均的な月収はおよそ1万ペソ)


 数字の上では順調な成長を続けているように見えるフィリピン経済ですが、実際には一部の富裕

層が土地を支配する植民地時代からの社会構造が根強く残り、人口のおよそ4分の3が貧困層とい

われています。特に製造業などの第2次産業の雇用が少なく、農村から職を求めてマニラ流入した

人々が露天商やゴミ収集などの不安定な職に吸収され、スラムが形成されてきました。


 路地裏を歩いていると、この街の至るところから、子どもたちの笑い声が聞こえてきます。けれ

ども彼らの生活は、「死」と常に隣り合わせです。病気、誘拐、貧困、たくさんの落とし穴が彼ら

彼女たちの明日を脅かしています。明日を忘れないために、彼らは互いに笑い、そしてお互いの

存在を確かめ合うのかもしれません。


(写真+文=安田菜津紀)


━━━━━
03【告知】佐藤慧・安田菜津紀 掲載情報「Sign -写真家たちの311-」トークショー

8月上旬に、コニカミノルタプラザで行われました写真展「Sign -写真家たちの311-」にお越し

くださいまして誠にありがとうございます。
8月7日(日)に行われました「6名の写真家によるトークショー」の様子が記事となって掲載され

ました。ぜひご覧くださいませ!

http://www.konicaminolta.jp/plaza/schedule/2011august/sign/talkshow.html


━━━━━
04【告知】安田菜津紀 10月9日『カンボジアフェスティバル』にゲスト出演


安田菜津紀が『カンボジアフェス ティバル』にトークゲストとして出演させていただきます!
カンボジアの食、音楽、ゲームと楽しいことが盛りだくさん!
参加お待ちしております!

≪日時≫10月9日(日)10:00~17:00
≪場所≫京都梅小路公園 twitpic.com/6kis66


━━━━━
05【告知】矢萩邦彦10月2日鏡明塾『場と空気』『平安時代Ⅱ』


鏡明塾

さて今回は『場と空気~社会的シバリと僕らの居場所』『日本史研究:平安時代Ⅱ』をお送りしま

す。ネットワーク時代においては色々なところで場が生じます。それぞれの場を理解し、どう居場

所を作っていくかを考えます。11月には関西で初の鏡明塾を開催します。様々な「知」をご用意し

てお待ちしております。是非ご参加くださいませ。


[世界科一般コース]14:05~15:50
・神奈川県民センター(405教室)
・テーマ『場と空気~社会的シバリと僕らの居場所』

(※15:50~17:05カフェ405教室)

[世界科中高コース]17:05~18:50
・神奈川県民センター(405教室)
・テーマ『日本史研究:平安時代Ⅱ』


★全ての講座とも先着20名とさせて戴きます。 (単発で受講されても大丈夫です)

・神奈川県民センター(神奈川区鶴屋町2-24-2)
 「横浜駅西口」より徒歩5分
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/02/0051/center/access.html


参加費用は各コースとも一般・大学生2500円、中高小学生2000円(会費・教材費)です。 (※中

高生が一般コース、一般の方が中高生コースを受講することも出来ます) (※参加費は当日お持

ちください。振り込み希望の方はお申し出ください) 申し込みはメールにて承ります。
タイトル【鏡明塾予約】日付・コース・名前(参加希望者全員分) で


yahagi.sa@gmail.com
までお願いします。ご要望、ご質問等もこちらまで。 では、みなさんの御参加、お待ちしており

ます!

━━━━━
【再掲告知】矢萩邦彦 gapyear.jpにてコラム『タブラ・ラサの時間』連載開始!

gapear.jpのサイトにて、コラムを連載させて戴くことになりました。
『タブラ・ラサの時間~人生のキャンバスを作るために~』


第1回は、『日本を選択いたし申候』 
思考停止状態で漠然と海外へ行く選択をしていないか、という問題定義です。

とりあえず行ってみるのも大事ですが、自覚があればまた違う時間を過ごせると思います。
大事なのは悩みながら過ごすことではないでしようか。
と言うわけで、お読み戴ければ幸いです。


第1回『日本を選択いたし申候』
http://gapyear.jp/?p=124

第2回『越境する勇気』
http://gapyear.jp/?p=495


━━━━━
【再掲告知】安田菜津紀 「クリンスイ」ラジオCM出演!!

 

≪関東≫J-WAVE 毎週金曜6:40- 50am 「JK RADIO」 (ジョン・カビラさんナビゲート)
≪関西≫FM802 毎週日曜10:35-10:42am 「SUPERFINE SUNDAY」)
安田菜津紀が「クリンスイ」のCM出演をさせていただきます!!
お時間のある方はぜひお聞きくださいませ!!
http://bit.ly/qGnV18
クリンスイHP→ 
http://bit.ly/qGnV18


━━━━━
【再掲告知】安田菜津紀 11月23-28日 フィリピンスタディーツアー


11月23~28日の6日間、
「フォトジャーナリスト安田菜津紀と行くフィリピン スタディツアー」
第2弾の告知を開始致しました! 
フィリピンに生きる人々の今に、一緒に触れてみませんか?
詳細はこちらです!
http://amba.to/oFT3B4

━━━━━
06【後記】『未来へ活きる問題解決へ』


 「上海の人達は、日本のことをどう思っているんですか?」 という質問に、ある学生さんが答

えてくれました。「若い人はみんな日本のこときらいじゃないですよ。だってワンピースとコナン

で育ちましたからね」。なるほど、街を見渡すとそこかしこに日本でお馴染みのキャラクターが目

に入ります。まさか「漫画なんてなんの役にも立ちはしない」といっていた僕らの親世代は、日中

友好に多大な影響を与えるとは思ってもいなかったでしょう。問題解決というのは、近代的に目の

前の問題を今すぐ手際よく合理的に片付けるような印象があります。しかし、世代を越えるほど長

い目で見たときに、いったいどういった問題解決の可能性があるのか、という視点も同時に持たな

いと、冷たく機械的な解決。あるいはその場しのぎですぐに冷めてしまう解決になってしまう気が

します。数世代先へ想像力を羽ばたかせつつ、また次週お目にかかります。
(矢萩邦彦)


=================================
編集  矢萩邦彦 笠原正嗣(ML) 佐藤慧(EXTRA)
執筆  矢萩邦彦 安藤理智 安田菜津紀 笠原正嗣 佐藤慧
発行  株式会社スタディオアフタモード
     〒220-0072 神奈川県横浜市西区浅間町1-4-4 小泉ビル401
本WEBサイトの内容の一部または全部を無断で複写(コピー)することは、

法律で定められた場合を除き、著作者および出版社の権利の侵害になります。

記事の使用をご希望される場合は、
タイトル「AFTERMOD E-PRESS係」にて下記アドレスまでご一報をお願いします。

取材もこちらで承ります。
info@aftermode.com
AFTERMOD E-PRESS since 2010-08-09 / Copyright 2010-2011 studioAFTERMODE. All Rights

Reserved.



AFTERMOD E-PRESS 【vol.0041】 (2011年09月13日号)


【新メンバー加入のお知らせ】
株式会社スタディオアフタモードに新たに多才で強力なメンバー、クリエイティブデレクター水野

清仁を迎えることになりました。映像・音楽・空間デザイン・演出・編集等のプロとしてすでに数

多くの仕事をこなしてきた水野の加入でますますアフモードは質を上げつつ活動の幅を広げて行き

たいと思っています。どうぞよろしくお願いします。


=index=
00【巻頭】『知り、行動し、悩み続けること』
01【連載】佐藤慧『サラーム・キルギスツアー2011
       -天山の真珠に触れて-①天山山脈の麓へ』
02【連載】笠原正嗣『日本の症状3―見ているのか、見させられているのか』
03【告知】9月16日 タイの日本語ラジオ『J-チャンネル』佐藤出演
04【告知】9月17日 佐藤慧 タイ講演会のお知らせ
05【告知】9月18日 佐藤慧・水野清仁が『超∞大学 バンコク講演』に参加!!
06【後記】『情報を活かすために』


本サイトはこちらから↓
【AFTERMOD E-PRESS】
http://www.aftermode.com/press/  


=========================================================


00【巻頭】『知り、行動し、悩み続けること』


 先程、上海講演から戻りました。日本ではすでに過去のことのような雰囲気になりつつある3・

11を、上海在住の日本人学生達は真剣な眼差しで知ろう、考えよう、行動しよう、としてくれて

いました。内容についてはまた改めて書かせて頂きますが、距離があることで、日本に居る僕らと

は違ったもどかしい感情や、それ故に強い思いを持ち涙ながらにその切なさを語ってくれる学生も

いました。真剣に「思ってしまう」感性が、伝染し、世界を変えていくのだと思います。今週は、

キルギスから帰国したばかりの佐藤慧からのレポート第一弾と、先程起こったフランスの事故につ

いての笠原正嗣の考察をお送りします。まだまだ、僕らは、知り、行動し、悩み続けることで震災

にも将来にも対峙していかなければならないのだと感じます。AFTERMOD E-PRESSがその切っ掛けの

1つになれば幸いです。
(矢萩邦彦)


01【連載】佐藤慧『サラーム・キルギスツアー2011 -天山の真珠に触れて-①天山山脈の麓へ』


 キルギス共和国。多くの人はその名を聞いてもどこにあるのかさえ正確には思い浮かべることもできないだろう。僕もそうだった。2010年の政変、暴動のニュースは耳にしていた。世界のどこかで何かが進行中だという認識はあったが、その意識がキルギスという国の内部に、そこに生きている人々に向けられることはなかった。そんなニュースの中の記号としてしか捉えられなかったキルギスに、この夏飛んだ。


 「キルギスに行きませんか?」


 そんなメッセージが突然送られてきた。日本とキルギスの交流のために、毎日エデュケーション
社がツアーを開催するという。実はキルギスは大変な親日国で、この度の震災でもいち早く東北地方に飲料水を送っていたという。僕自身家族が被災した身として、そんな場所もわからない国の会ったこともない人々が日本のことを想っていてくれたという事実に衝撃を受けた。「震災に関する講演も行って欲しいのです」。少しでも日本で起きたことを人々に伝えられる機会、そして何より、日本のために行動を起こしてくれた人々に自ら感謝の言葉を届けられる。僕は即座にキルギス行

きを快諾した。


 キルギスという国に関して全く無知であった僕は、ツアー主催者でもあるキルギス人のイバラットさんが東京で開催した講演にお邪魔することにした。彼女は流暢な日本語でキルギスの様子を説明した。その日本語力にも感銘を受けたけれど、なんといってもイバラットさんの見た目がまるで日本人のようだということに驚いた。実はキルギスにはこんな言い伝えがあるという。「昔キルギス人と日本人は兄弟だった。肉の好きなものが西へ行きキルギス人となり、魚の好きなものは東へ渡り日本人となった」。そんな話が真実に思えてしまうほど、キルギス人と日本人は瓜二つだった。ツアー開催に際し、イバラットさんは本国で準備を進めるという。写真に見た美しい光景を思い浮かべながら、キルギスでの再会を約束し、会場を後にした。


 渡航の日が迫り、僕はキルギスに関する情報を集めていた。日本語の情報源は限られていたため、海外のNGOの報告書や旅行案内書にも目を通す。初めての中央アジアということもあり、中々イメージが浮かばない。実際に足を運び、この目で見て、耳で聞き、肌で感じる他はない。結局たどり着いたのはどの国にも共通するそんな答えだった。まるで遠足前の小学生のように、わくわくしながらバックパックに荷物を詰め、渡航の日を待った。


 今回のツアーでは、初めての国を訪れるということの他にもうひとつ楽しみにしていたことがある。それは、「旅行仲間がいる」ということだった。いつもひとりで海外へ赴く僕にとって、同じ目的を持った仲間、それも日本からずっと行動を共にする仲間がいるということは大変楽しみなことだった。成田空港に到着し、皆の到着を待つ。それぞれ面識の無いもの同士が集い、未知の国へ旅立つ。キルギスでの経験から学ぶことも多いだろうけれど、この「仲間」から得られることもきっと素晴らしいものになるだろう。徐々に集まる仲間たちは皆、未知の旅へと瞳が輝いていた。


AFTERMOD E-PRESS

このような美しい大自然、それが僕の描くキルギスのイメージだった。

※写真は後程キルギスの自然公園で撮影。


(写真+文:佐藤慧)


━━━━━

02【特集】笠原正嗣『日本の症状3―見ているのか、見させられているのか』


 僕がこの文章を書いているのは9月12日23時なのですが、どうやら日本時間で12日19時ごろにフラ

ンスでも原子力関係の施設から事故が起き、死者も出ているようですね。


 今この事故が起きて6時間程度だと思われますが、さっそくツイッターで「フランス」などの単純

なワードで検索をしてみることにしました。なぜ僕がこのようなことをしたのかというと、日本人

個人がどれだけニュースをコンスタントに取り入れるか、またすぐさま自分が発信する側に回るの

か、ニュースを読むだけでなく自分で何らかの意見を書いていくのか。そういったことを確認でき

るのではないかと思ったからです。


 今現在検索を掛けてみた結果、御用学者でない専門家の方がニュースを引用するか、細かな情報

を分かる範囲で出している状況です。あと僕のような一般人の中では3月以来そういった方々をフ

ォローし続けている人が、専門家のコメントに反応して検索し、ニュースをツイートしているのが

ほとんどという感じがします。


 この状況を見て、改めて感じたことは、日本人はやはり大きな枠組みでとらえると○×教育の延

長で生きているのではないかということです。僕自身、この半年間地震などが来る話をしてきたと

き、ずっと○×のチェックを受けてきました。最悪のケースに備える話をしていた相手に対して、

実際にそれが起きたかどうか、当たったのかどうか、という反応をする人ほど、意外にも小難しい

単語を知っていたりするので非常に疑問に思っていたんですが、やはり大手メディアの意見などで

もっともらしく聞こえる内容を転用している場合が多かったのだと思います。


 震災から半年経ちましたが、様々な意見がネット上でやりとりされてきました。そういった中で

大事なことは、会話などで同じ意見と遭遇したとき必ずしも「意見があった」のではないというこ

となんじゃないでしょうか。こういった事件が起き、初動で真っ先に発言した人が何人かいて、そ

の中でどの意見に自分が付いたのかというだけなんじゃないでしょうか。それを復唱する人がネッ

トに乗数的に増えていくわけですね。そうすると気が付けばマジョリティが形成される。


 しかし、そこには情報に対する感度が相当まばらになっているということが、今回僕が検索して

みて感じたことです。もちろん必ずしもそうだということではないですが、少なくとも社会人の人

が話しているのを聞くと、どの新聞を読んでいるのかで意見が分かれているように感じることも多

く、要するにマスメディアを批判しているようで実は誰かに誘導されているのかもしれないわけで

すね。


今、30分くらい経ちましたが、急激に一般の方のツイートが増え始めています。まだ意見よりもニ

ュースの引用が多いですが、個々の意見も増え始めました。しかし、原発が事故の真っ最中の国で1分10~20ツイートくらいというのはまだ少ない気がします。英語にunderstandという単語が

ありますが、自分の立っている地盤を形成するものをしっかりと考えることが理解の始まりなので

はないかと思います。誰かの意見に○×を付けるのなら複数を比較すべきですし、比較検討した後

で、友人たちと話し合うことが始められるのではないかと思います。ネットでしたら複数の新聞を

無料で迅速に見られるのですから、ぜひ試してみていただきたく思います。


 しかし、かく言う僕もツイッターなどで「原発事故」などのキャッチーな言葉を見続けていると

実際は再処理工場の事故であるにもかかわらず、なんだか事実よりも言葉の方に引っ張られてき

てしまいます。数で押されると自分に浸食してくるのかもしれません。多数決が暴力となりうるこ

とを垣間見た気がします。

(笠原正嗣)


━━━━━
03【告知】9月16日 タイの日本語ラジオ『J-チャンネル』佐藤出演!


今週16日(金)はタイの日本語ラジオ『J-チャンネル』に佐藤慧が出演致します。出演予定は12

時10分頃から1時40分位迄。電波の入る方は是非お聴き頂ければと思います。



━━━━━
04【告知】9月17日 佐藤慧 タイ講演会のお知らせ。


佐藤慧がタイにて講演いたします!!
ぜひ、お近くに住まいの方はご参加ください。


「復興の裏にある被災地の痛み」

大震災で命を奪われた人の数は2万人に上ります。
そのひとつひとつの痛みを知ることで
「死を痛む時間の大切さ」「簡単には消えることのない被災地の痛み」
を感じていただければと思います。

タイ国和僑会
http://goo.gl/CBrNr


━━━━━
05【告知】9月18日 佐藤慧・水野清仁が『超∞大学 バンコク講演」に参加!!


「夢の見つけ方とかなえ方」をテーマに送る講演会に
佐藤慧・水野清仁が参加します。
司会には安藤理智も登場。ぜひお近くにお住まいの方は足をお運びくださいませ。
http://sawanthailand.com/


━━━━━
【再掲告知】9月17日 矢萩邦彦・鏡明塾『メディア論:新聞・電話・映画の誕生』


【鏡明塾HP】

さて今回は『説明とプレゼンテーション』『メディア論:新聞・電話・映画の誕生』です。
過去から現代までの具体的なメディアの移り変わりと、
人の感覚、思考への影響を見ていきます。


[国語力研磨コース]17:05~18:50
・神奈川県民センター(1501教室)
・テーマ『説明とプレゼンテーション』

[世界科風雅コース]19:05~20:50
・神奈川県民センター(1501教室)
・テーマ『メディア論:新聞・電話・映画の誕生』


★全ての講座とも先着20名とさせて戴きます。 (単発で受講されても大丈夫です)

・神奈川県民センター(神奈川区鶴屋町2-24-2)
 「横浜駅西口」より徒歩5分
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/02/0051/center/access.html  


参加費用は各コースとも一般・大学生2500円、中高小学生2000円(会費・教材費)です。
(※中高生が一般コース、一般の方が中高生コースを受講することも出来ます)
(※参加費は当日お持ちください。振り込み希望の方はお申し出ください)
申し込みはメールにて承ります。


タイトル【鏡明塾予約】日付・コース・名前(参加希望者全員分) で
yahagi.sa@gmail.com
までお願いします。
ご要望、ご質問等もこちらまで。

では、みなさんの御参加、お待ちしております!



━━━━━
【再掲告知】矢萩邦彦 gapyear.jpにてコラム『タブラ・ラサの時間』連載開始!

gapear.jpのサイトにて、コラムを連載させて戴くことになりました。
『タブラ・ラサの時間~人生のキャンバスを作るために~』


第1回は、『日本を選択いたし申候』 
思考停止状態で漠然と海外へ行く選択をしていないか、という問題定義です。

とりあえず行ってみるのも大事ですが、自覚があればまた違う時間を過ごせると思います。
大事なのは悩みながら過ごすことではないでしようか。
と言うわけで、お読み戴ければ幸いです。

第1回『日本を選択いたし申候』
http://gapyear.jp/?p=124  

第2回『越境する勇気』
http://gapyear.jp/?p=495  



━━━━━
【再掲告知】安田菜津紀 「クリンスイ」ラジオCM出演!! 


≪関東≫J-WAVE 毎週金曜6:40- 50am 「JK RADIO」 (ジョン・カビラさんナビゲート)
≪関西≫FM802 毎週日曜10:35-10:42am 「SUPERFINE SUNDAY」)
安田菜津紀が「クリンスイ」のCM出演をさせていただきます!!
お時間のある方はぜひお聞きくださいませ!!
http://bit.ly/qGnV18
クリンスイHP→ 
http://bit.ly/qGnV18  



━━━━━
【再掲告知】安田菜津紀 11月23-28日 フィリピンスタディーツアー

11月23~28日の6日間、
「フォトジャーナリスト安田菜津紀と行くフィリピン スタディツアー」
第2弾の告知を開始致しました! 
フィリピンに生きる人々の今に、一緒に触れてみませんか?
詳細はこちらです!
http://amba.to/oFT3B4  



━━━━━
06【編集後記】『情報を活かすために』


 「メディアリテラシー」という言葉がキーワードになってしまうほどに、日本人はメディアリテ

ラシーに無頓着です。流れてくる言葉が無自覚に選ばれて拡散していき、有りもしない全体像を作

り上げていく。その言葉が誰の言葉であるのか。どういう意図で発せられたものなのか。また、自

分は他の意見を知った上で同意しているのか。そういった自問を無意識に出来る様にしないと、足

並み揃えてあらぬ方向に向かってしまうことだってあり得ます。情報は諸刃の剣であると言うこと

を自覚して、平和へ向かう情報の選択と発信を心がけたいと思います。それでは、また次週お目に

かかります。

(矢萩邦彦)



━━━━━
編集  矢萩邦彦 笠原正嗣(ML) 佐藤慧(EXTRA)
執筆  矢萩邦彦 安藤理智 安田菜津紀 笠原正嗣 佐藤慧
発行  株式会社スタディオアフタモード
     〒220-0072 神奈川県横浜市西区浅間町1-4-4 小泉ビル401
本WEBサイトの内容の一部または全部を無断で複写(コピー)することは、

法律で定められた場合を除き、著作者および出版社の権利の侵害になります。

記事の使用をご希望される場合は、

タイトル「AFTERMOD E-PRESS係」にて下記アドレスまでご一報をお願いします。

取材もこちらで承ります。
info@aftermode.com
AFTERMOD E-PRESS since 2010-08-09 / Copyright 2010-2011 studioAFTERMODE. All Rights

Reserved.


AFTERMOD E-PRESS 【vol.0040】 (2011年09月06日号)


=index=
00【巻頭】『生死を分けるTPO』
01【特集】ライフリンク代表、清水康之氏インタビュー
     『寄り添うために -報道を通して何ができるのか-』(後編)
02【特集】佐藤慧 『復興の狼煙(のろし)』
03【告知】9月11日 国際平和映像祭 2011 にて佐藤・安田の写真展示!
04【告知】9月11日矢萩邦彦 PRAY FOR JAPAN from CHINAにて講演!
05【告知】9月17日矢萩邦彦 『鏡明塾』『メディア論:新聞・電話・映画の誕生』
06【後記】『言葉の魂』


本サイトはこちらから↓
【AFTERMOD E-PRESS】
http://www.aftermode.com/press/

=========================================================

00【巻頭】『生死を分けるTPO』



 野田新政権が誕生する中、台風が上陸。3月11日の震災以外にも自然災害による被災地があちらこちらに点在しはじめ、まさに日本という国とその国民がまさに試されている気がします。清水康之さんへのインタビュー(後編)で、清水さんはメディア・伝える側の在り方を事細かに指摘します。大切なことは、その人が必要となった時に、ちゃんとそれが目に入るような仕組みができていること。最近のビジネス本などでも良く書かれているTPO(Time/Place/Opportunity)ですが、そのメディア自体で行うことこそ難しく、繊細な気配りが必要であるということを痛感させられます。しかしこれはメディアだけでなく復興に携わろうとする人すべてに言えることであり、続く『復興の狼煙』で佐藤慧は、復興への足がかりを「生きていこうと思える瞬間」と表現します。僕たちは一体なぜ復興という言葉を使うのか。今一度、それを考えるきかっけにしていただければと思い、今回のE-PRESSを送ります。
(笠原正嗣)



━━━━━
01【特集】ライフリンク代表、清水康之氏インタビュー
     『寄り添うために -報道を通して何ができるのか-』(後編)

(前篇はこちら→ http://www.aftermode.com/press/0039.html



AFTERMOD E-PRESS

―――頑張らなくてもいいんだよ、というメッセージは非常に大事だと思います。こういった電話相談の周知活動はどのように行っていらっしゃいますか?


初動段階で行ったのは、岩手と宮城、福島の3県について、1万5000部ずつ、遺族向けのリーフレットを作成して、各地に配布することでした。色々な問題を抱えている方は、自力で窓口や支援策をすだけのエネルギーが残っていません。「遺族だったらこういう問題を抱えているだろう、こういう支援情報を必要としているだろう」と想定できるものをひとつのパッケージにまとめ、県別の情報を盛り込み、遺体安置所や弔慰金の受付窓口で手渡してもらいました。


せっかく作っても遺族が立ち寄る場所に置かなければ意味がないので、接点のある場所選びも大切でした。警察や東北3県の自殺対策の窓口、現地の民間団体と協力することでリーフレット配布のルートを確保しました。また、FMラジオや新聞、携帯のサイトでも、電話相談窓口の告知をしています。

情報の投げ方は大変重要で、人々がどういう情報を必要としているのかということを正確に把握し、それをひとつのパッケージにまとめ、遺族の方に届けるルートを確保するというところまでしっかりと行うことが大切です。当事者本位のリーフレットの制作、ルートの確保、この2つが揃って初めて、的確な情報の伝達が成り立ちます。


リーフレットに書かれているのは、具体的には健康に関しての相談、法律、保険、貯金関係、具体的な生活支援、残された子どもたちの支援、弔慰金についての情報などです。あとは電話相談のご案内の欄に、「自分だけ生き残ってしまった」「やる気が起きない、寂しくなる」など、被災者の方が具体的にどういう気持ちでいるのかといった例を書き、こういう気持ちになっても特別なことでは有りませんと、少しでも安心してもらえるような記述をしています。



―――中々こういった情報は十分に行き届いていないと感じます。


遺族の方々はただでさえ気力や体力が落ちている状態にあります。そのような時に、当事者自身が自らの抱える問題をきちんと把握し、その情報を探すというのはあまりにも大変なことです。まずは遺族の方々の目に入る場所に情報を置いておくことが大切です。そうすると例えば、ある人の自覚している問題が法律に関することだけだとしても、同じリーフレットの中にある他の情報にも目を通すことで、「こういう支援もあるんだ」と気づくことがあります。ある種のニーズの掘り起こしとしても有効なのです。



―――自分にどのような支援が必要なのかも気づけない、必要な情報に辿りつけないといった深刻な状態が続いていると聞きます。


そうですね。より細かなニーズの掘り起こしのために、一次産業従事者向け、高齢者向けというように、リスクの高い方々向けに特化した情報の集約化も今後重要ではないかと考えています。お話した通り、私たちは復興という流れに置き去りにされかねない人々のもとに留まりたいと考えています。このリーフレットはインターネットでもダウンロードができるので、民間団体の方々にも印刷して頂いて配って頂けるようにしています。


震災から5ヶ月以上がたった今、安置所もなくなり、弔慰金もほぼ配り終えたので、遺族の方々との接点が少なくなってきています。だからこそ早い段階での配布を進めてきたのです。今は被災地で活動している民間団体や、心のケアチームに手渡してもらうなどしていますが、情報提供のルートとしては十分なものでないと思います。遺族の方だと分からなければ、必要な方にしっかり配ることができないのです。


―――仮設住宅に入居後、集う場所も限られ、将来への不安を感じるようになっている方々も少なくないはずです。


人々の繋がりが強いところほど課題となるのが、その地域の中心となる方のコミュニティー運営能力です。外部に対して閉鎖的なコミュニティーになってしまうと、外部との接点がない、支援が入りにくい、という状況になってしまう可能性もあります。そのような事態を防ぐためにも、うまくリーダーを支えていけるような仕組みを作っていかなければならないのだと思います。コミュニティーの運営が上手くいかなければ、その中でも立場の弱い方が置き去りにされかねません。


私たちは現在、被災地から離れた東京にいても継続的にできる支援を中心に活動しています。例えば電話相談であれば、誰でもその場で周囲を気にせず繋がることができます。そのため1日に十数件、多いときは二十件近く、中には継続的にかけてきてくださる方もいらっしゃいます。実際に電話しなくても、いざとなればここに電話すればいい、という安心感があるだけでも心持は違います。


常にリーフレットが当事者の手元にあるわけではないので、電話番号はできるだけ覚えやすいものにしています(0120-556-338 ココロのササエ)。情報は分かりやすく、確実に伝えることが大切です。



―――上田さんと対談している本*の中でも、誰もいない教会に入っただけで「逃げ場がある」と感じた女性の話がありましたね。



*『「自殺社会」から「生き心地の良い社会」へ 』(講談社文庫) 清水 康之 (著), 上田 紀行 (著)

何かあったときにこうすればいい、自分は受け入れられている、という安心感があれば、それが支えになるのだと思います。



AFTERMOD E-PRESS


―――世の中には情報が溢れているので、何が真実なのか分からなくなる、何が信頼できるのか見えにくくなる部分があるのではないかと考えています。私たちのように情報を発信する側、メディアには、自殺を食い止めるために一体何ができるでしょうか。


大きく分けて2つ、社会に対しての役割と、当事者やその周辺に対しての役割があります。

まず社会に対してということでいうと、この問題が重大な問題であるという警鐘を鳴らし、対策の強化を促す報道が必要です。対策の先進事例の紹介や、識者のインタビュー、民間団体の活動紹介などを通し、その問題の解決を社会全体で進めていこうという合意形成を作ることが大切です。


当事者やその周辺に対しては、こういう問題を抱えたときはどこへ相談すればよいのかという情報提供をすることができます。


淡白な情報ですと中々メディアに載らないので、例えば民間団体の紹介の中に織り込んでいくなどの形で、上手く世の中に出していくことができるのではないかと思います。

秋田県の「さきがけ新報社」は、自殺に関連する記事を年間で300記事以上掲載したことがありました。ほぼ毎日取り上げている計算です。そうすると紹介してもらった民間団体や医療関係者は認知度が上がり、活動が行いやすくなります。応援してくれる人も増える。そうすると支援がより行き届くようになるのです。


民間団体では、相談に来る人たちが新聞記事の切抜きをお守りのように持って来る人が多いと聞きます。当事者の方が、「いざとなったらここに行けばいい」と取っておくのです。新聞記事として出まわることで、問題を抱えたときにどう対処すればよいのかという情報を、当事者が手元に残しておくことができるのです。


また、当事者の方は「自殺」という言葉に敏感に反応するので、関連する記事を食い入るように読みます。そこに対策や連絡先も併記しておくことで、問題の解決に繋げていくこともできます。



―――情報を頻繁に提示する意義とは何でしょうか。


今必要のない人には、記事は記憶に残りません。でも例えばその人が、半年後にその情報を必要とする可能性もあるのです。だからこそ様々なメディアで何度も、定期的に報道する必要があります。いのちを支える報道であれば、いくら繰り返してもやりすぎ、ということはないはずです。



―――「あそこは新聞に出ていたからきっとこの情報は大丈夫だ」という安心感も与えられますよね。では次に、当事者ではなく、既に起きてしまった自殺により残されてしまった遺族の方のために、報道というものは何ができるでしょうか。


遺族の方々の多くが、遺族になってから気づきます。遺族になる前は、自殺の問題など自分には関係ないと思っている方が殆どです。遺族支援の取り組みは、自殺予防で聞くような「鉄道柵を設けました」「借金の法律が変りました」というバリエーションがあるものではなく、金銭的な支援、もしくは体験を分かち合うといったものが殆どです。


こういった取り組みは、1回新聞に載るとその後中々継続的に書かれることがありません。だからその記事が出た以降に遺族になった方は、中々情報を入手できずに孤立していってしまう。そうならないためにも、こういった情報を頻繁に報道していく必要があります。


そのためには情報を発信する側も、どうしたらメディアに取り上げてもらえるだろうかと工夫をしていく必要があります。光の当て方によって報道の仕方も違ってくるのです。市民活動の側も力をつけなければならないし、メディアの側も市民活動の力不足を補っていかなければなりません。



―――報道が目的ではなく、報道を通して何ができるのかが重要ですからね。こういう時代だからこそメディアは、果たすべき責任があると思います。



AFTERMOD E-PRESS

―――話は代わりますが、私たちが現地で関わっている活動に「思い出の品公開作業」というものがあります。津波によって流された写真や位牌など、思い出の品を洗浄、公開するプロジェクトです。手元に残った1枚の写真が、命をつなぐこともあると信じています。


そうですね。津波の中、アルバムを抱えて亡くなった方がいると聞きました。人間は物語を必要とする生き物であり、写真はその物語の証となります。人間には、ひとつひとつの物語積み重ねていくことで、様々な出来事を自然と受容していく力があると思います。たとえそのときは悲劇だったとしても、時間が経つにつれ、「この経験があったから、この出逢いがあった」と思えるようになるときが来るように。そのためには、地域や社会の側が「生きる支援力」をつける必要があるのだと思います。


―――本日はお忙しいところありがとうございました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   ※≪ライフリンク様相談窓口≫のご案内
  http://www.lifelink.or.jp/hp/shien311/index.html
      フリーダイヤル 0120-556-338
(受付時間 毎週日曜10~20時/毎月11日 10~24時) 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

(写真+聞き手:佐藤慧、安田菜津紀)



━━━━━
02【特集】佐藤慧 『復興の狼煙(のろし)』


8月11日、震災発生から5ヶ月。岩手県大船渡市の小さな漁村、越喜来(おきらい)で花火が上がった。河口を中心に扇状に広がる平地には、津波によって砕かれた瓦礫が積み重ねられていた。月夜に花咲く大きな花火は、まるで復興の狼煙(のろし)のようだった。


 「復興」とは何だろう。ずっと考えてきた。なんだかそれは、僕が今まで携わってきた国際協力の世界の「開発」という言葉と類似した言葉のような気がした。復興、開発、その言葉の裏には、言葉を発した主のビジョンが込められている。インフラの整備、貧困の撲滅、効率的で規則正しい”文明的な”生活、悲しみのない笑顔の日々。それはある意味では正しい言葉なのかもしれない。しかし、多くの人が愛する人を失ったこの世界で、起きてしまったことを単純に精算し、前に進んでいくことは無情極まりない。人の心は、その痛みは、瓦礫を整理するように単純には片付かないのだ。


 お盆とは、彼岸の人が此岸へと渡ってくる時期に行う供養である。亡くなった人の魂は「迎え火」を目印に此岸へ向かう。越喜来で上がった大きな花火は、目印には持って来いの盛大な迎え火になったことだろう。亡くなった人を過去の人として切り捨てず、その死を悼み、糧とする。愛するが故の痛みを正面から見据え、その縁に感謝する。


「生きていこう」と思える瞬間、それが復興への足がかりとなるのではないだろうか。


AFTERMOD E-PRESS

(写真+文=佐藤慧)


━━━━━
03【告知】国際平和映像祭 2011 にて佐藤・安田の写真展示!


UFPFF 国際平和映像祭 2011 オープニングイベントの会場にて
佐藤、安田共に写真を展示して頂くことになりました!
HP→ 
http://goo.gl/0pa2B


━━━━━
04【告知】9月11日 矢萩邦彦 PRAY FOR JAPAN from CHINA(上海)にて講演!


PRAY FOR JAPAN FROM CHINA CHARITY WEEK STAND UP, SHANGHAI !!!
@Zhu Qi Zhan Art Museum にて、
矢萩邦彦が講演『災害時における「任意NPO」という方法の可能性と課題について』を行います。
「NPOみんつな」の活動実績と問題点について上海在住の日本人のみなさんに説明をさせて戴きます。


[開催場所] :朱屺瞻芸術館 
[時間] :10:00~17:00まで
[常設コンテンツ]:プロの写真家による被災地写真展/ハナサケニッポン!/
中国政府・企業・団体・個人の被災地への支援事例紹介など、その他多数!


主催:学生団体「PrayforJAPANfromCHINA」チャリティーウィーク実行委員会
HP:
http://prayforjpfromcn.nomaki.jp/


後援:在上海日本国総領事館/留日同学会 
協賛:星光PMC株式会社上海代表処/RGF HR Agent (リクルート中国法人)   
Kyusei&Buoyancy Corp./上海イノベート(上海伊諾維特企業管理咨詢有限公司)
prayforjpfromcn.nomaki.jp


上海近郊にいらっしゃる方は是非、足をお運び戴ければ幸いです。


━━━━━
05【告知】9月17日 矢萩邦彦・鏡明塾『メディア論:新聞・電話・映画の誕生』


【鏡明塾HP】


さて今回は『説明とプレゼンテーション』『メディア論:新聞・電話・映画の誕生』です。
過去から現代までの具体的なメディアの移り変わりと、
人の感覚、思考への影響を見ていきます。


[国語力研磨コース]17:05~18:50
・神奈川県民センター(1501教室)
・テーマ『説明とプレゼンテーション』

[世界科風雅コース]19:05~20:50
・神奈川県民センター(1501教室)
・テーマ『メディア論:新聞・電話・映画の誕生』


★全ての講座とも先着20名とさせて戴きます。 (単発で受講されても大丈夫です)

・神奈川県民センター(神奈川区鶴屋町2-24-2)
 「横浜駅西口」より徒歩5分
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/02/0051/center/access.html

参加費用は各コースとも一般・大学生2500円、中高小学生2000円(会費・教材費)です。
(※中高生が一般コース、一般の方が中高生コースを受講することも出来ます)
(※参加費は当日お持ちください。振り込み希望の方はお申し出ください)
申し込みはメールにて承ります。
タイトル【鏡明塾予約】日付・コース・名前(参加希望者全員分) で
yahagi.sa@gmail.com
までお願いします。
ご要望、ご質問等もこちらまで。

では、みなさんの御参加、お待ちしております!


━━━━━
【再掲告知】矢萩邦彦 gapyear.jpにてコラム『タブラ・ラサの時間』連載開始!

gapear.jpのサイトにて、コラムを連載させて戴くことになりました。
『タブラ・ラサの時間~人生のキャンバスを作るために~』


第1回は、『日本を選択いたし申候』 
思考停止状態で漠然と海外へ行く選択をしていないか、という問題定義です。

とりあえず行ってみるのも大事ですが、自覚があればまた違う時間を過ごせると思います。
大事なのは悩みながら過ごすことではないでしようか。
と言うわけで、お読み戴ければ幸いです。


第1回『日本を選択いたし申候』
http://gapyear.jp/?p=124


第2回『越境する勇気』


━━━━━
【再掲告知】安田菜津紀 「クリンスイ」ラジオCM出演!! 


≪関東≫J-WAVE 毎週金曜6:40- 50am 「JK RADIO」 (ジョン・カビラさんナビゲート)
≪関西≫FM802 毎週日曜10:35-10:42am 「SUPERFINE SUNDAY」)
安田菜津紀が「クリンスイ」のCM出演をさせていただきます!!
お時間のある方はぜひお聞きくださいませ!!
http://bit.ly/qGnV18
クリンスイHP→ 
http://bit.ly/qGnV18


━━━━━
【再掲告知】安田菜津紀 11月23-28日 フィリピンスタディーツアー


11月23~28日の6日間、
「フォトジャーナリスト安田菜津紀と行くフィリピン スタディツアー」
第2弾の告知を開始致しました! 
フィリピンに生きる人々の今に、一緒に触れてみませんか?
詳細はこちらです!
http://amba.to/oFT3B4


━━━━━
06【後記】『言葉の魂』



 誰かからもらった大切な言葉があります。それはきっと僕が死ぬまで僕の心の中にある。その言葉を誰かに伝えることで、言葉を媒介にして、僕らは生き続けることが出来る。そういう人から人へと伝達され、継承されていく物理的・生物学的ではない遺伝子をmeme(ミーム)と呼びます。松岡正剛氏はこれを「意伝子」と訳しました。なくなった方の意伝子は、色々なところで生きている。僕らはそれを糧にしていかなければいけない。最初にこのAFTERMOD E-PRESSで「糧」という言葉を使ったとき、反響が気になりました。きっと不謹慎だという意見を戴くに違いないと。しかし、僕らはそれを覚悟して、言葉にしていかなければいけない。糧にしていかなければいけない、と本気で思ったんですね。綿々と続いていくこの瞬間を、僕らはそれぞれの覚悟と、それぞれの遺伝子を携えて、言葉にして行きたいと思います。


 『AFTERMOD E-PRESS』1周年を向かえることが出来ました。本当に有り難うございます。今後とも応援して頂ければ幸いです。それぞれの愛する人を笑顔に出来ますように。ではまた次号でお目にかかります。
(矢萩邦彦)



━━━━━
編集  矢萩邦彦 笠原正嗣(ML) 佐藤慧(EXTRA)
執筆  矢萩邦彦 安藤理智 安田菜津紀 笠原正嗣 佐藤慧
発行  株式会社スタディオアフタモード
     〒220-0072 神奈川県横浜市西区浅間町1-4-4 小泉ビル401
本WEBサイトの内容の一部または全部を無断で複写(コピー)することは、

法律で定められた場合を除き、著作者および出版社の権利の侵害になります。

記事の使用をご希望される場合は、

タイトル「AFTERMOD E-PRESS係」にて下記アドレスまでご一報をお願いします。

取材もこちらで承ります。
info@aftermode.com
AFTERMOD E-PRESS since 2010-08-09 / Copyright 2010-2011 studioAFTERMODE. All Rights Reserved.


http://gapyear.jp/?p=495