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さて、本日は懐かしい機材の話。
NPC PROBACKⅡ
昨日のブログで紹介したゼンザブロニカS2のように、フイルムバックを交換できるタイプの中判カメラでは、大抵カメラメーカー純正のポラロイドフイルムバックが用意されています。
しかし、残念ながら35ミリ一眼レフでは、そのような純正アクセサリーはありません。
35ミリ一眼レフを使用するカメラマンが、インスタントフイルムでテスト撮影したいときに頼ったのは、このNPCプロバックⅡでした。
写真はニコンFE/FM用をNewFM2に装着した状態。
これだけでなく、ニコンF3やF4、キヤノンEOS-1、ニューF-1用なども用意されていました。
カメラの裏蓋を外して装着します。
脱着は簡単。
使用時はインスタントフイルムと本番用のフイルムを交互に使うことは現実的ではなく、プロバックを付けたままの専用機を用意しないと非常に不便です。
もちろんメイン機と同じマウントのボディでないと、あまり意味がありません。
20年くらい前までは多くのプロカメラマンが愛用していた品です。
用途も一般的ではなく、10万円を超える高価な品だったため、プロカメラマン以外で所有していた方は少ないのではないでしょうか。
必要な人しか買わなかったからか中古品も多くなかったと思います。
私も仕事をはじめたばかりのころは、欲しくても高くて買えませんでした。
機材レンタル屋で1回5000円で借りたこともあります。
プロカメラマンがデジタルカメラを使うようになってからは中古品が増え、その中古価格が暴落。
フイルムの製造も販売も終了した今となっては金銭的な価値はないに等しいと考えられます。
35ミリ一眼レフで仕事をしていたカメラマンには、自分で持っていなかったとしても、とても懐かしいアイテムではないでしょうか。
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