出張撮影専門 スタジオたいとう です。
ブログにはカメラの話題ばかりですが中古カメラ店ではございません。
東京都台東区を中心に出張撮影を行っております。
と、書いておきながら本日も機材のはなし。
ナショナル PE-480SG
ストロボ(フラッシュ)です。
最近ではあまり活躍していないと思いますが、かつては多くのカメラマンに愛された逸品です。
プロ向けのシリーズでPE-400、PE-5651Nなどがあり、一部では「ナショピー」と呼ばれておりました。
数多の闇を照らし、カメラマンたちに希望の光を届けた、明るいナショナルの不朽の名作、それがナショピー。
「ナショP」と表記されることも。
PE-480SGは外光オートでの撮影が可能な機種です。
この「外光オート」はカメラに依存しないため、どのメーカーのカメラと組み合わせても使用できます。
ただ、カメラと連動していないことによるデメリットも少なくないため、現代においては初心者向けではないように思います。
と申しましても使い方は簡単。
・カメラはマニュアル露出にしてシャッタースピードをシンクロ速度にセット
・ストロボ側の感度をフィルムまたはカメラで設定してあるISO感度に合わせる
・被写体までの距離に合わせてストロボとレンズの絞りを同じ値にセット
慣れれば本当に簡単に使えます。
※パナソニックのサイトも必見
https://panasonic.co.jp/ew/pldv/products/strobe/detail/strobe_knowlage.html
そんな簡単に使えて素晴らしいストロボのナショピーも、現代で活用するには大きな問題があります。
ストロボに必要不可欠な「電池」です。
ナショピーは基本的に写真用の「積層電池」を使うシステムになっていました。
その積層電池はもう販売されていません。
残された手はふたつ。
ACアダプターを使うか、積層電池以外の電池を利用するか。
屋外や外出先での使用を考えると、やはりコンセントを借りなくて済む「電池」に軍配が上がります。
頼みの綱はこのTRパワーパック「PW-200」。
積層電池の製造が終了したころに比べると品薄感も減り、中古価格も手ごろになっているようです。
単1電池を8本。
重さを気にせず使いましょう。
ちなみに、私は最近はナショピーをカメラに装着せずに使用しています。
それゆえTRパックもナショピーを載せたスタンドに引っ掛けたり下に置いたりしていて、重さが苦になるのは持ち運びするときだけ。
アンブレラ用のホルダーを装着して便利に使っております。
・・・・・重要・・・・・
古いストロボを使う場合は注意しましょう。
高電圧タイプのストロボではカメラが壊れてしまうことがあるそうです。
PE-480SGは低電圧のタイプです。
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