静岡県沼津市にオープンしたキン肉マンミュージアムを訪れる | 余計なコトは書かなくていいだよ!

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鉄道に関する旅行記や独り言を書き込んでいくブログです。
場合によっては過去の乗り鉄記録についても掲載することがあります。

今日は昼間に沼津で用事があり、東海道線を使って行くことにした。初夏の東海道線は18きっぷシーズンが終わって落ち着いているのだが、それでも熱海や伊東へ向かう観光客で車内はそこそこ賑わっている。根府川をはじめ車窓に相模湾が見えてくると乗客がカメラを取りだして夢中でシャッターを切るのもこの区間ではお約束だ。乗っているのは1553E列車で上野東京ラインの宇都宮発熱海行。黒磯始発が廃止されて距離が短縮しても、片道200kmを超えるこの列車も十分イカれている。

 

 

熱海には12:11着で次に乗り継ぐのは12:34発の浜松行。実は自分が乗ってきた列車が着く3分前に熱海から静岡方面へ向かう列車は発車してしまっている。2024年3月のダイヤ改正でJR東海の静岡エリアは大幅にダイヤを変えてきて、その弊害かと最初は思ったけど以前からこの意地悪な接続はあったらしく、20分以上熱海で待ちぼうけを喰らってしまった。その間に12:17着の特急サフィール踊り子1号がホームへ入り、女性客や子供が写真や動画を撮影し始める。車両は1号車のプレミアムグリーン車を先頭に2号車と3号車がグリーン個室、4号車がカフェテリア、5号車~8号車までが一般のグリーン車となっている。乗車率も外から見る限り7割は席が埋まっているようで繁盛していると言って良いだろう。ただ、せっかく高い料金を払うのであればガヤガヤしたグリーン車は御免被りたい。

 

 

次に乗る列車が現れた。熱海発浜松行のロングラン列車だ。先述の通りJR東海は大幅にダイヤを変えてきているが、運用面でも変化を見せていて今まで313系とペアを組んで走行しているケースの多い211系も、同じ形式同士が連結して走る運用が増えている。おそらく6月には315系がデビューするし、それを見据えてのことだとは思う。自分はあまり気にはしないがトイレ無しで熱海から浜松というのは過酷に感じる人がいるかもしれない。かなり待たされたが列車は熱海を出発して丹那トンネルへ。丹那トンネルは約8kmに及ぶ長大トンネルだが2020年にトンネル電波環境改善と称してスマホが使えるようになった。長年の感覚でここを通る際はスマホの使用は諦めているのだが、それが無くなったことは未だ違和感を持っている。

 

 

目的地の沼津市は人口18万人の都市で三島市と共に静岡県東部の中心的役割を担っている。沼津には先月、駅前の名店街にキン肉マンミュージアムがオープンした。最初は別件がメインだったのだが、以前ニュース動画で開館していたことを思い出し突如行ってみようとなったワケだ。入口にはキン肉マンことキン肉スグルのイラストが大々的に貼られている。中を覗いてみても入館料は一切記載されておらず、「高かったらイヤだなぁ」と不安になるもスタッフの誘導で入館カウンターへ足を運ぶ。実際の料金は1,000円とまぁ標準的な値段だろう。チケットを受け取っていよいよミュージアムの中へ続くエスカレーターに乗り込む。

 

 

2階へ来るとキン肉マンを筆頭にテリーマン、ロビンマスクといった作中の人気キャラクターが等身大で勢ぞろい。第一印象は超人ってデカい、そして筋肉がリアルな質感を表現しているから個人的には少し変だ。漫画やアニメはデフォルメが効いているから筋肉はもっとパンパンなイメージだから「シワが多いな?」と思ってしまった。そこは「リアルさを求めるとこうなりますよ」と割り切るのが一番なんだろう。館内はひたすら初代OPの「キン肉マン Go Fight」が流れ続けていて他の曲も惜しまず使ってほしかった。

 

 

等身大のキャラクターのいるゾーンを抜けると次は歴史年表、そして単行本の表紙が飾られている。自分は世代ではないし、単行本やアニメは少し見ている程度でガチ勢でもないのだが大まかなストーリーは知っている。それ故に週刊少年ジャンプ連載分だけしか見てない立場だと、プレイボーイで連載している現行の作品は84巻までコミックスが発行されていて「そんなに出てるの?ジャンプの2倍以上じゃん!」と驚いてしまいます。そして奥へ進むとやっぱり原稿も展示されていました。しかし、さすがにこれは撮影禁止の看板が掲示されています。

 

 

順路を追って進めばキン肉バスターが体験できるコーナーがありました。スタッフが常駐しているため頼めば記念撮影もしてくれるそうです。下へ降りる階段があったので行ってみるとお土産コーナーがありました。と言うか、入口に戻ってきてしまいました。もっと展示物見たいから戻れないかなと思って、チケットに書かれた文章を読めば2階へ戻ることはできないみたい。お土産コーナーはグッズが中心でフィギュアやバッジ、Tシャツなどバラエティ豊かな一方、食料関係の商品はありませんでした。クッキーとか売ってそうなのに意外。再度入場はできないみたいだし、観念してミュージアムを後にしました。結構見所はあってファンなら行ってみて損はないと思います。

 

 

帰りに乗る列車は15:14発の熱海行。しかし、ホームに入ってきたのは15:00でなんと沼津で14分停車するみたい。他の列車もここまで待たないけど10分ぐらい停まるのが増えている。昼間は熱海~浜松間のロングラン列車が大幅増便されたし、熱海駅構内の折り返しも兼ねてここで時間調整しているのだろう。車両は313系8000番台で他の313系と共通運用になってしまった現在、これに当たったのはラッキーだ。今回は近場にミュージアムができたから訪れたけど、他の作品に関する施設があるなら是非行ってみたい。