人生が二度あれば

人生が二度あれば。

昨晩も帰りが遅く、早起きはできませんでした。

自転車に乗ろうと思いましたが、まだ膝の調子があまり
良くないので今日はやめ、メンテナンス（体と自転車）です。

家族の自転車にも空気を入れチェーンの手入れをし、保安部品
の点検もＯＫ、いつも万全な状態にします。

走りがいいですよ！（空気圧が重要）

朝の清々しい空気と畑の匂いの中で、作業（チャリメンテ）を
していたらふと親父を思い出しました。

生前、よく僕等の自転車に空気を入れたり油をさしてくれてま
した。

今　僕も同じことをやっています。

やはり、どこか似ているんだな。

特に尊敬できる人ではなかったが、どこかやさしい面をもって
いました。

僕が高校生の頃、部活を辞め　やんちゃに走り校長に何度か
呼ばれた時も、一緒に頭を下げひたすら謝ってくれました。

特に僕を叱ることもなく、親父は自分も悪いなという様な困った
表情をして、とぼとぼ帰って行くのでした。

どこか、心の奥ではお互いに強く信用していたんだと思います。

月日の流れは速く、たまにしか思い出さなくなった親父だが
あの世で何しているんだろう。

自分勝手に逝ってしまった親父。

最後の最後に信用をなくす程の事なのかい？

今頃なにやってんだい？

酒でも飲んでいるかい？

不良と呼ばれた僕、通信制の大学にも入り会社は勤続２５年に
なったよ、それから家も建てましたよ。

少しは親父の分も信頼を取り戻せたべか。

あの世の親父よ「人生が二度あれば」だよな。

今度は信用できるべ・・・。

人生が二度あれば