Studio.Fue

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~和のある暮らし~

祖母から受け継いだ着物
それらの奥深い日本の伝統色や、四季折々の植物文様に魅せられ…
気の趣くままに作品を制作しています

 

 

【絞り染め】

 

 

 

【絞り染め】は日本の伝統的な染色技法で、布を縛ったり、折り畳んだり、圧縮したりして、部分的に染料が浸透しないようにすることで、独特の模様を作り出す技法です。この技法は古く奈良時代(8世紀頃)に中国から伝わり、江戸時代に広く発展したそうです。現代でも伝統を受け継ぎつつ、着物だけでなくスカーフ、バッグなどのファッションアイテムに使われています。

 

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高価な総絞りの着物

 

手作業ならではの温かみと、一つひとつ異なる模様が魅力の絞り染めですが、

例えば1枚の総絞りの着物を作るのには、かなりの時間と労力を有します。具体的な時間は技法や模様の複雑さ、職人の熟練度によって異なりますが、一般的(平均的?)には数か月~1年。価格も数十万~300万程度と非常に高額になります。また、特に有名な職人が手がけたものや、特別な技法を使ったものは、1000万を超えるものも…

手間暇だけでなく、高度な技術も要することから、納得ではあります。

 

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手触りと、色合いと、風合いと、

 

実際、絞りの生地に触れてみると、凸凹としていて、それでいて柔らかみがあり、なんとも言えない豊かで温かい触感があります。温かい、とは、もちろん実際の温度のことではありませんが、手作業・手作りにしか出せない質感が温かみを感じさせているのだと思います。加えて自然で繊細なグラデーションと唯一無二のパターンが美しく、目も楽しませてくれます。五感+αで感じるこの独特な風合いこそ、絞りの深い魅力なのだと思います。

 

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伝統の技が息づく【絞りの着物】の魅力を、

実際に目で見て、手で触れて、楽しんでみて下さい♪

 

 

 

 

 

 

 縞(しま)模様

 

【縞(しま)模様】が日本に伝来したのは室町時代。

南蛮貿易によってもたらされた舶来品が始まりです。

衣服の柄に用いられるようになったのは、安土桃山時代~江戸時代初期にかけて。

 

 

当初は横縞(ボーダー)が主流だったそうですが、

江戸時代中期になると縦縞(ストライプ)が大人気に。

 

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当時の人気絵師・歌麿の描く美人画の影響で【ほっそりして腰高】の美意識が

定着しており、体のラインを細く、きれいに見せてくれる縦縞(ストライプ)は、

その美意識を叶えてくれるものだったのです。

また、その魅力に最初に気づいたのが遊女たち。

彼女たちが縦縞(ストライプ)をこぞって着るようになったため評判となり、

庶民の女子たちの間でも爆発的人気となったのでした。

 

このように、江戸時代の「粋」なファッションは縞模様を通じて表現され、

繊細なデザインと色使いが魅力でした。

 

 

また、縦縞柄の着物は渋い色合いも多かったようですが、その分、

かんざし・リボンなどのヘアアクセサリーを華やかな色のものにして合わせるなど、

江戸の町娘たちはかわいらしく着こなしていたそうです✨

 

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歌麿さんと遊郭の遊女が火付け役となった、江戸時代の縦縞ブーム。

その【粋な魅力】は時空を超えて(笑)、愛され続けていますハート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

深い橙色と蜂蜜のような光沢の着物生地で作りました 

金木犀を思わせる小花柄が大人カワイイを演出します

 

 

 

こっくり深みのあるオレンジ色に軽めのイエローが入っていて、

金木犀が華やかに香ってきそうな…*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*

そんなバッグになりました*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.**.。.*゚*

 

 

 

 

☆繭(まゆ)色の、上品なお洒落バッグ

 

 

正絹の上品な光沢が際立つ

繭色(まゆいろ)のバッグ 

「さり気ないお洒落と清楚感」を演出してくれます

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主な配色は繭色(まゆいろ)墨色(すみいろ)

鬱金色(うこんいろ)、 柄はもみじの葉、

 

主張しすぎないのに、しっかりとした存在感のあるバッグです。