直虎のOPの最初に現れる赤と白の椿は直虎様と直次のことなのかな!と、直次がなくなった次の回をさっき見てやっと気がついたカメラマンのハルです。
私、大河ドラマを最後まで見たことがないんですよねー。好みに合わないばかりでなく、面白く見ていても途中で挫折してばかり。見ること自体を諦めてしまうものと、諦めきれずにずっと録画が残っているものがある。
今年の「直虎」は今のところ絶好調。いや、お話としてはめっちゃ辛いんだけど、本当に目が離せないし、ひとつひとつの場面が心に染み入る。
TVはパソコン作業中のながら見が基本なんだけど、ここ2ヶ月分くらいの「直虎」はながら見するのがもったいなくて、真面目に見ている。
もはや録画を見るときもオープニングが飛ばせないですもん。最初は曲も映像も、なんとなく気に入らなかったのに(真田丸はカッコよかった!)、今ではこれしか考えられないくらいしっくりくるし、ひとつひとつのカットに伊井の人々を重ねてしまう。
撃ち落とされる椿とかほんと辛い……。
そういやなんで大河ドラマを見るようになったんだっけ?と思って年表を見たら、きっかけは『龍馬伝』だった。そうだそうだ2010年にたまたまみたNHKドラマの『ハゲタカ』が尋常じゃないくらい面白くて、ハゲタカの監督の大友啓史が演出だというので興味をもったのだった。
2004年の『新撰組!』が私の周囲ですごく評判良かったのに、時代劇にぜんぜん興味がなくて乗り遅れたのが地味に悔しかった記憶がある。
初めて積極的に見た大河ドラマ『龍馬伝』は、ものすごく面白かった。何はさておき香川照之演じる岩崎弥太郎の強烈なキャラにがっつりハマって、あとは武市半平太(大森南朋)と岡田以蔵(佐藤健)のくだりがめちゃめちゃ好きだったなぁ。「好き」とか言うにはせつなすぎるけど、ほんっとにあの2人は凄かった。
今思えば大森南朋は『ハゲタカ』、佐藤健は『るろうに剣心』で大友作品の主演をやっているので、演出との相性も良かった=私の好みにぴったりだったのだろう。
そんなこんなですっかりはまって見ていたのだが、武市半平太が亡くなったあたりで気持ちが沈んできて岡田以蔵の処刑前に挫折。なんというか見てて辛いばっかりになってきちゃってなぁ……。物語のメインである竜馬の物語にあんまり興味が持てなかったのが敗因な気がする。
『龍馬伝』は挫折したけど、どうやら大河ドラマは普通のドラマにくらべて美術も衣装も豪華で、脚本も手厚くて面白いらしいということがわかったので、とりあえず毎年チャレンジだけはしてみようと思うようになった。
が、翌年2011年の『江 〜姫たちの戦国〜』は2~3話で挫折。
2012年『平清盛』はTwitterのログを見ると12話くらいで挫折。嫌いじゃなかったっていうか、画面の雰囲気は素晴らしいと思ってたんだけど、なんせお話に興味が持てなかった……。
2013年『八重の桜』たぶん1話で挫折。
2014年『軍師官兵衛』。これははまった。なんか知らんけどめっちゃ面白かった!と、言いつつ最終回まで見てないんだけど。最後の10話くらいから「時間があるときにゆっくり見たいから、ちょっと取っておこう」とか言って、そのまま塩漬け状態。まだ諦めてないよ!
2015年『花燃ゆ』、3話で挫折。女性主人公だと挫折が早い……(汗)。
2016『真田丸』。いやぁ、面白かったな!と言っても、これも官兵衛と同じく、最後の10話くらい塩漬け中。だいたい物語が佳境に入る時期は、仕事がめちゃめちゃ忙しい時期と重なるのがよくない。
『おんな城主 直虎』ですよ!2年連続で大当たり!こんなに面白くなるとは思わなかったよ! 最初は女性主人公だから苦手かも?と期待値低かったんだけど、ぜんぜんそんなことなかったー。主人公も周囲のキャラも魅力的だし、好きな俳優さんいっぱい出てるし、話も面白い!
いつもの戦国物にくらべて庶民に近い立場だから、戦だけでなく「生活」に重きが置かれているのが興味深い。主人公の周りに武士ばかりではなく、いろんな立場の人がいるので価値観が多彩で、それが物語に彩りと奥行きを産んでいるのかな?とか思うんですけどね。
あと、真田丸以降はTwitterで大河関係のツイートを読みながら見てるから、なお楽しいというのもある。
気がつけば今年も4ヶ月弱。この調子だと完全挫折はしないですみそうだけど、あまり溜め込んじゃうと感想ツイートを拾えないので、できることならリアルタイムで最終回を迎えたいものです。
初回でオープニングを見た時に「ナウシカ(アニメ)かよ!」とか言ってすまんかった!(・∀・)
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