天空海闊(てんくうかいかつ) -19ページ目
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1 空と海と陸

私立夢見ケ丘学園高校
ここにこの春入学してきたのが
佐伯 海だ。

元々有名 男子 進学校だったが
近年の少子化の波に押され共学となったばかりで
まだまだ女子の数が少ない。

本当は、他の高校へ進学するつもりだった。

それを阻止したのが、夢見ケ丘学園高校に通う
海の一つ上の兄である空である。
海からしてみれば、ただの ど シスコンであるが、

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かなりの美男子であり、スポーツ万能
3人兄弟の一番上という事もあり面倒見がよく
リーダーシップに優れている。
反面、おバカな天然キャラの一面もあり
老若男女に愛されるタイプである。
  

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そしてもう一人、阻止に加担したのが、
海の一つ下の弟である陸。
彼も兄とそっくりな顔でかなりの美男子であるが
性格は、我が道を行くタイプで器用でクールで頭脳明晰 
自然と周りに人が集まる兄とは反対に
遠巻きに憧れられるような存在である。

しかし、顔だけではなくもう一つ、兄とそっくりなものがある。


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そう、彼も ど シスコンだという事だ。


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この二人に囲まれた中学時代、海にとっては地獄のようだった。
彼女自身も整った顔立ちのとてもかわいらしい子であり
男子からモテモテでもあったが、
それ以上に彼女の兄弟を目当てに友達になろうとしてきたり
写メのお願いや家での生活を細かく聞きに来る
女子の皆様の相手がひどくわずらわしかったのだ。

そこで、兄もいない、女子も少ない
夢見ケ丘高校ではない高校への進学を希望していたのだが、
空がそれを許してくれなかったのである。


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