天空海闊(てんくうかいかつ) -18ページ目

2 海の努力

兄に知られないようにこっそりと進学先を決めようとしていたある日の事
中学時代の担任から海の進学先の事を聞いた空が慌てて帰宅してきた。


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空「海ちゃん!なんで俺と同じ高校じゃないの?夢見ケ丘の特待生いけそうって言ってたじゃん!」
海「だってお兄ちゃんと一緒のとこはやだもん!先生が前幸高校の推薦でもいいぞって。」
空「だめに決まってるだろ!海ちゃんは俺と同じ高校なの!」
海「いーやーだー!」
空「おい陸、漫画読んでないでお前からも何か言えよ!」

陸「あぁ。俺はねーちゃんと一緒んトコ行くから何処でもいいよ。」
空「やだやだやだやだやだ。オレだって海ちゃんと一緒じゃなきゃいやだぁ!」

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空「いいのか?陸。こぉ~んなにかわゆい海ちゃんが一人でなんかいたら
お前が入学するまでの一年間で 虫がうじゃうじゃ寄ってくるぞぉ!」
ハッとする陸。

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結局、空と一緒になってダダをコネ始める。
「やだやだやだやだっ!絶~~~っ対 夢見ケ丘がいいっ!」

父や母に助けを求めようとしても、兄弟仲良く微笑ましいとしか思っていないので全くアテにならない。

ママ「あら、海ちゃんは本当空と陸に愛されてママうらやましいわ~」
パパ「華さん(ママ)の事はパパが誰よりも愛してるから大丈夫だよ」
ママ「さっ、仕事。仕事と。」
パパ「そんな華さん(ママ)が大好きだ~~」


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結局、毎日兄弟揃ってこねられるダダに根負けし、この高校に入学してしまったという訳だ。

しかし、なんとか静かな高校生活を送りたい海はなるべく目立たないような努力をしたのであった。


before(中学時代)


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after(努力後)

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海「これで よし と。」
空・陸「…海ちゃんその努力の方向性、違う気がするよ?」