塾の選び方 その11 〜個人的な経験編6〜 | 学生のための役立つブログ

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こんにちは

今日は前からの連作となっている「塾の選び方」の個人的な経験編の続きを書いていきたいと思います。

前回は「勉強の質」と題して、「ダラダラ長時間勉強する」のではなく、「ノルマを決めてその課題達成のために勉強する」ということをお話しました。この時、長期・中期・短期目標をそれぞれ掲げることで、ノルマ・目標が明確化していき、日々なにをしていけば良いかということが見えてくるという話でした。

では、これがどう受験に役立つのかについて今日は書いたいきます。

これは以前にも述べたことがありますが、受験というのは問題を速く正確に解くことです。時間をかければ解けそうな問題でも、周りに多くの受験生もいる緊張感の中で限られた試験時間内に速く正確に解くというのは自分が思っているほど簡単なことではありません。本番でしっかりと力を発揮できる人、本番に強く普段以上の力を発揮できる人は受験で成功し、緊張して本来の力が発揮できない人、そもそも学力が足りない人が受験に失敗します。まさか!という人が合格することもありますし、なんでこの人が!?って人が落ちることもあります。「受験は水物」なんて言われる所以でしょう。

学力がそもそも足りないという人はもう勉強するしかないのですが、せっかく実力はあるのに、本番でそれを発揮できなくて受験に落ちるというのはかなり嫌なものです。このような人と普段通りしっかりと実力を発揮できる人・本番に強い人との違いはどこにあるのでしょうか。それが速く正確に解くということと関連してきます。

受験本番で実力が100%出せないということには以下のような原因が考えられます。
・他の人よりも緊張してしまう
・試験時間を気にして焦ってしまう

「他の人よりも緊張してしまう」を克服する
大事な試験であれば誰であれ緊張します。それが第一志望であればあるほど緊張感は増すでしょう。それは誰しもが大なり小なり感じるものです。では「他の人よりも緊張してしまう」というのはなぜ起きるのか。一つは「試験に慣れていない」のです。良く「慣れ受験」・「滑り止め受験」なんていい方をしますが、そもそも試験に慣れていない事によって必要以上に緊張してしまうのです。この「慣れ」というものは文字通り「慣れる」しかありません(笑)なにかツボを押せば緊張が解けるわけでもないですし、アロマを炊けば緊張が和らぐわけでもないです。

例えば良くある例が、「高校受験で推薦合格した人は大学受験で一般入試を受けると緊張してしまう」というものです。高校受験の時に「面接試験(もしくは面接に加えて小論文試験)」の経験はしたかもしれないが、ペーパー試験を受けたことがないため、大学受験が人生初のペーパー試験ということになってしまうのです。このように「経験がないこと」が必要以上に緊張してしまう大きな要因です。高校受験の一般入試組は中学生の時に既に一度ペーパー試験を経験したことがあるため、大学受験で一般入試を受ける時も意識・無意識を問わずペーパー試験での心得があるのです。

別に推薦入試組を批判するわけではないですが、一般入試組の方が肝が座っていると言えるでしょう。


「試験時間を気にして焦ってしまう」を克服する
先述の必要以上に緊張してしまうとは違って、こちらの試験時間を気にして焦ってしまうというのは推薦入試組も一般入試組もどちらも陥ってしまう心理です。やはり本番は家もしくは塾で過去問を解くのとはわけが違います。「試験時間を気にして焦ってしまう」最大の原因は普段の勉強をダラダラやっているからです。前に書いたとおり、普段からダラダラ勉強することに慣れてしまっていると、本番の試験時間が必要以上に短く感じてしまうことでしょう。

「英語の長文を普段よりも慎重に読んでしまう」、「国語の評論文を読みながら他のことを考えてしまい内容が頭に入らない」など、一番集中しなくてはいけない試験本番で上手く集中力のMAXにもっていけないということは良くあります。このようなことが原因で「試験時間を気にして焦ってしまう」という事態に陥るのです。

以上、2点の「本番で実力を100%発揮できない」要因を考えてきましたが、結局これらを克服するには「普段の勉強姿勢を見直すこと」に尽きます。突き詰めていくとそれが前にお話した「ダラダラ勉強しない」に帰着していくのです。

負荷が適量なノルマを課していれば、それを達成するためには「ダラダラ勉強」していてはダメです。速く、しかし正確に問題を解いていかないと時間ばかりが経過し、ノルマは全然消化していないという風になってしまいます。このように「ノルマを課した勉強」をするには「速く・正確に解く」というのがポイントになってくるわけです。

なので普段の勉強から実際の受験本番を意識した速さで問題を解いていってください。数学の記述問題なんかは「誰でも読める範囲の字の綺麗さを保ちながら一気に書いていく」というのを常に意識します。英語・国語の長文を読むときは「読んでる最中に他のことが頭をよぎらないように文章の世界に自分を没入させる」というような意識で一気に読むんです。一度目は軽く流し読みして、問題解くときに改めて深読みしようなんていうのは受験本番では全く役に立たない勉強法です。一回読んで内容の8割方は頭に入れ、問題を読んで該当箇所に戻る時もすぐにどこらへんに書いたあったかがわかるというように出来るくらいに普段から集中して読みましょう。

このように「普段の勉強から受験本番を意識する」というのが何よりも大事なのです。

ということで、相変わらずダラダラと長くなって決まったので、続きは次回に回します(笑)毎度すみません、、