血の傾向①人気のPrincely Gift系保持馬(父、母父、母母父)は人気を裏切らず

タカオルビー→3番人気2着
マリンフェスタ→3番人気2着
カノヤザクラ→2番人気1着、3番人気1着
ハクサンムーン→1番人気1着
フォーエバーマーク→5番人気2着
アースソニック→3番人気3着、4番人気3着
ベルカント→1番人気1着、1番人気1着

5番人気以下で3着内したのは
レイズアンドコール→6番人気3着
マルブツイースター→16番人気3着
エーシンダックマン→5番人気2着
シンボリディスコ→9番人気2着

基本的にPrincely Giftは人気馬の信頼性を保証する血で穴になる血やない。大穴を開けたマルブツイースターは父がPrincely Gift系にして母父がアイビスサマーダッシュではPrincely Gift以上に狙える血In Reality系。血統派なら生唾が出る1頭だった。また、過去5年、4番人気以内で人気を裏切ったPrincely Gift系保持馬はスギノエンデバー(4番人気7着)、レンイングランド(3番人気8着)の2頭だけ。

今年のPrincely Gift系保持馬は2番人気以内確実のラブカンプーだけ。In Reality系保持馬不在の今年はPrincely Giftの信頼度は増す。ラブカンプーは軸として固いのではあるまいか。サクラバクシンオーとショウナンカンブを同等には扱えん、てな野暮なことは言わないこと。

ラブカンプー→◎


血の傾向②Northern Dancer系ではNijinskyの血に要注意。

Nijinsky系保持馬は人気以上に走る。3着内したNijinsky系保持馬は10頭。その人気は⑤⑥⑤③④⑬⑤⑩③⑪。アイビスサマーダッシュで10番人気以下で3着内したのは5頭。内3頭がNijinsky系保持馬。穴はNijinsky系保持馬からピックアップしよう。今年のNijinsky系保持馬はラインスピリットとクラウンルシフェルの2頭。2頭ともこのレースで実績のあるEnd Sweep系の血を父、母父に持っている事も魅力的。しかも同枠。なんか臭う。穴はこの2頭で。






 中京記念はGrey Sovereign系保持馬が毎年のように連対するレースであることはよう知られてるので詳しゅう説明する必要はおまへんな。もう一つ馬券検討のヒントになるのが中京2歳Sの結果。毎年、中京2歳S3着内馬と中京記念3着内馬は血が被るのでおます。


(2014年)
中京2歳S→1着馬母母父Tony Bin
中京記念 →2着馬母母父Tony Bin


(2015年)
中京2歳S→1着馬母母父Silver Hawk
中京記念 →1着馬父グラスワンダー(父Silver Hawk)

中京2歳S→3着馬母母父Dancing Brave
中京記念 →3着馬母父Dancing Brave系

中京2歳S→2着馬母父Bold Ruler系
中京記念 →1着馬母母父Bold Ruler系


(2016年)
中京2歳S→1着馬母父Blushing Groom系
中京記念 →3着馬母母父Blushing Groom

中京2歳S→2着馬母父Caro系
中京記念 →2着馬父Caro系


(2017年)
中京2歳S→1着馬母母父Danzig系
中京記念 →1着馬母父Danzig系

中京2歳S→2着馬母母父Deputy Minister系
中京記念 →2着馬母母父Deputy Minister系


 というわけで中京2歳Sの結果に注目でっせ❗ それにしても暑いでんなぁ。暑すぎますわ。馬も可哀想でんな。特に中京で走る馬は。


※2009年雑貨屋代替を除く2001年~2017年の16回3着内馬48頭。
※○○系保持馬→父、母父、母母父が○○系。父母父や母母母父は含まず。


血の傾向①/Roberto、Grey Sovereign、Nijinsky
 過去16回で、Roberto系、Grey Sovereign系、Nijinsky系のいずれかを保持する馬が1~3着しなかったのは2014年の1回だけ。Roberto系保持馬の3着内12頭、Grey Sovereign系保持馬は9頭、Nijinsky系保持馬は11頭。今年はGrey Sovereign系保持馬不在。Roberto系保持馬6頭、Nijinsky系保持馬1頭→ブラックバゴ。

血の傾向②スタミナの血
 角4の芝2000㍍はそもそもがスタミナ血統向き(角4は息が入りやすいとか、器用さが重要などという競馬マスコミがなんの検証もなしに垂れ流すデマに惑わされないように)。洋芝ともなると尚更。道悪になるとよりスタミナ寄りのレースになる。重の昨年は父Sadler's Wells系のルミナスウォリアーが5番人気で勝ち、ダート的パワー型フジキセキ産駒にして母母父にDictus(サッカーボーイに繋がる血を持つ)のタマモベストプレイが14番人気2着。稍重の一昨年はステゴ産駒の1着3着で、2着は母父が“雨のFrench Deputy”のケイティープライドが13番人気2着。当日降雨予報の今年も道悪が予想される。昨年、一昨年の結果は参考になる。古い例だが、良発表でも雨が降っていた2001年は父Sadler's Wells系が14番人気と10番人気で2着3着している。今年は父Sadler's Wellsはいないが母父Sadler's Wellsが1頭、母父French Deputyが1頭いる。→クラウンディバイダ、カデナ。