⑫イスラボニータ
 フジキセキ産駒が前哨戦2着で58㌔→57㌔。リピート率の高いレースでもあり3着内はほぼ確実。馬場不問。この屋根。資格無し。不完全燃焼の安田記念8着は参考外。軸。

⑬グランシルク
 馬場を考慮して最後は無理せずの富士Sは参考外としてもベストは力の要る芝向き。京成杯AT勝ちが在るべき姿の血。1400㍍のタフな流れならコース問わずやがマイルとなると京都は不向きな血。稍重ならヒモで押さえるが。

⑭ガリバルディ
 マイルCSで馬券に絡んだディープインパクト産駒は漏れなく母父か母母父がノーザンダンサー系。3/4兄マルカシェンクはこのレース⑫⑧⑯。消し。

⑮ムーンクレスト
 重賞では明らかに力不足。角4の2000㍍に戻したら穴を開ける血。

⑯ウインガニオン
 右回りがどうかやが唯一のダンチヒ系保持馬だが右回りのGⅠで上位に来れるとは考えにくい。消し。

⑰ジョーストリクトリ
 穴を開けるとしたらもっとタフなコースで。消し。

⑱ペルシアンナイト
 今年の3歳ハービンジャーは強い。初の古馬相手で5着なら上々。Mureyevを持っているのもいい感じ。早目に動いて勝馬とクビ差の皐月賞は高いポテンシャルを感じさせる内容。ベストのマイルならいきなり古馬を撃破しても驚けない。主力。


 



①ブラックムーン
 唯一のネヴァーベンド系保持馬。マイルCSに於けるネヴァーベンド系は穴の血。母父がカーリアン系というのも買い材料。京都マイル唯一の着外京都金杯は開幕週を意識しすぎた鞍上が無理に出していった為に掛かってしもたことが敗因。前走大敗は馬場より間隔が開いていたにも関わらず大幅馬体減が堪えたっぽい。木曜計量で506㌔なら馬体は戻ったものと判断したい。某トラックマンの調教診断では完調とは言えんらしいが気にしない。調教師は今週の動きは良かったと言うてはる。多頭数では外枠での好走が目立つが、オープン昇級初戦六甲Sが最内枠で3着。新馬戦が京都マイルの最内枠で2着。枠順に左右される脚質やない。陣営は良馬場希望のようやがアドマイヤムーン産駒は若干力の要る芝のほうが走る。前日の雨でパンパン馬場にならんこともこの馬には味方するはず。来日早々、同じ京都哩デイリー杯2歳Sで日本の重賞初勝利をあげて気分も乗っているであろうアッゼニ騎手にも期待したい。外国人騎手が乗れば①②①①③と外国人好きのブラックムーン。穴はこれ。

②アメリカズカップ
 父マンカフェ×母父49er系なら道悪はそら大好きやろ。前日は雨やが日曜は道悪とまではならん。重賞で馬券になるのは重以上の道悪やないとな。消し。

③ヤングマンパワー
 京都芝マイルで最も頼りになるダンチヒ系の血。父ダンチヒ系でマイラーズC3着なら無条件で買い。勢いのあるハービンジャーなら尚更。ここもヒモ争いにら加われる。

④サングレーザー
 昇級初戦でGⅡ勝ち。能力は相当高い。が、しかし、重のスワンSを最速の上がりで勝ってしまっての中2週。短期放牧でリフレッシュしたとのことだが強い体質ではないだけに信用はできん。それ以前に、ディープインパクトでも母父がデピュティミニスターでタフな芝向きなだけに古馬の一線級相手に良馬場での決め手勝負は厳しいのではあるまいか。土曜の雨で渋化が残れば見込みはあるが、パンパンではないにしても晴の日曜は恐らく良発表(予報では、土曜は明け方から午前中一杯1㎜/hの降雨)。嫌々の押さえまで。できれば切りたい。
 
⑤サトノアラジン
 パンパン良馬場と外目の枠が勝ち負けの条件。フルゲートなら悪くても二桁ゲートやないと。昨年は不利があっての5着やが、3着4着馬も被害馬だっただけに一概に不利だけを敗因とみるのは違うと思う。枠も馬場も微妙な今回は積極的に“買い”というわけにはいかん。押さえまで。

⑥ダノンメジャー
 スワン5着は道悪巧者ゆえに来れた5着。唯一の哩1勝は重の阪神。良の京都哩では用無し。消し。

⑦レッドファルクス
 京都哩で安田記念ほど走れるかどうか。スウェプトオーヴァーボードは東京は走れても京都ではからっきし。東京1600芝1ー4-2ー44。京都マイル芝0ー1-0ー36 。今回も走らんほうを弟に貸出ししたミルコ。押さえまで。

⑧マルターズアポジー
 このレースで、2頭の勝馬を出しているストームキャット系やがボールドルーラー系保持馬らしく新潟や小倉で強い。何故かボールドルーラー系の血は同じ直線平坦でも京都マイルではあまり役に立たん。消し。

⑨レーヌミノル
 ダイワメジャーのマイラーやが、マイルCSで好走するには短距離志向過ぎる血。母父か母母父にスタミナ系の血がないダイワメジャー産駒は軽視。

⑩エアスピネル
 京都マイルは条件ベスト。富士Sでは58㌔のイスラボニータに完勝やが今度は同斤量。マイラーズCでは1㌔重いイスラボニータに負けている。キンカメ×(SS×ノーザンテースト)という特徴が掴みにくい超優等生配合だけに、100%の力を出しきれても爆発力のある血を持つ馬にやられるのではあるまいか。不良の前走は勝ちすぎた感じもする。過信禁物。

               つづく