アルテミスS12番1着、ヴィクトリアマイル11番人気2着と、東京マイルで2度穴をぶっぱなしているデンコウアンジュ。スタミナ配合やのにこの戦績。やはりヘイロー系内包のサドラーズウェルズ系は東京マイルで仕事しよる→アサクサデンエン、ロゴタイプ、ライブコンサート、ニシノアカツキ、フロンティアクイーン、。母母父SSのデンコウアンジュもこれに該当する。デンコウアンジュは母父がカーリアン系というのもマイル適性を保証しているのではあるまいか。

デンコウアンジュ
父メイショウサムソン(サドラーズウェルズ系)
母父Marienbard(カーリアン系/ニジンスキー系)※
母母父SS(ヘイロー系)

 さて、中山のマイルではどうか。陣営は小回り向きではないと言っているが、サドラーズウェルズ系×ニジンスキー系ならタフな中山マイルは東京マイル以上に適性が高い可能性あり。初中山でフェアリーS10番人気2着のニシノアカツキと血の共通項が多いデンコウアンジュ。初の中山マイルが嵌まるかも知れん。
 ◎予定のミスパンテール。デビュー2戦目チューリップ賞2着で素質の高さを見せるもキャリア2戦の身で桜花賞は厳しかった。全く競馬にならず。オークス10着は距離もあるがこの時点ではまだまだ幼すぎた。ローズSは柔らかい馬場にバランス崩したり不利もあったり。桜花賞からローズまではまとに競馬できてなかった。自己条件でマイルに戻して軽ハンデとはいえ初の古馬相手に勝利。辛勝やったが、京都マイルがベストとは言えん血で勝てたことは能力の高さの証。マイルなら中山がベストの血。前走より2キロ増でも53キロなら問題なし。本格化前夜。屋根も強化。血も万全。今開催の中山もマイルではロベルト系保持馬がきっちり馬券絡みしている。中山は初めてやが、新馬勝ちが札幌1500。中山マイルに戸惑うこともあるまい。輸送でイレ込みの不安はあるが、そこさえクリアすればまず圏内は大丈夫。
 1番人気が予想されるラビットラン。エーピーインディ系。

ラビットラン
父Tapit(エーピーインディ系/親系統ボールドルーラー系)
母父Dixieland Band(ノーザンダンサー系)
母母父Alydar(レイズアネイティヴ系)

近年、中山マイルで父ボールドルーラー系が馬券に絡んだのは昨年のフェアリーS勝ちビービーバーレルだけ。ビービーバーレルもラビットランと同じくプルピット経由のエーピーインディ系やが、ビービーバーレルは母父がロベルト系。母方も中山マイルで取り立てて“買い”の血ではないラビットランに中山マイルの重賞で過度の期待は危険。父ボールドルーラー系の芝レース出走は希やから決めつけはいかんが、昨年のフェアリーS2番人気で15着に沈んだシーブリーズラブなんかを見ても芝重賞で父ボールドルーラー系を信用するわけにはいかん。芝でのボールドルーラーは母方で有効になる場合があるが父系でアテにするわけにはいかんのである。ラビットランを軸にしてはなりません。押さえまで。