久々の予想記事。この時期、中山芝1800㍍の重賞が3個ワンパック。中山牝馬S、フラワーC、スプリングS。同時期同コースやから当然なんやが、この3個の重賞の3着内馬の血が被る。以下を見よ。
 
2017年
●中山牝馬S1着馬→母父Nureyev系、フラワーC1着馬→母母父Nureyev。
●中山牝馬S2着馬→父ハーツクライ、フラワーC2着馬→母父ハーツクライ
●中山牝馬S3着馬、フラワーC3着馬、スプリングS1着馬→母父Grey Sovereign系
●中山牝馬S3着馬、フラワーC1着馬→母母父Bold Ruler系
●中山牝馬S2着馬→母母父Sadler's Wells、フラワーC2着馬→父Fairy King系(=Sadler's Wells系)


2016年
●中山牝馬S1着馬→母父Kingmambo系、フラワーC1着馬→父Kingmambo系
●フラワーC2着馬、スプリングS2着馬→母父Roberto系、スプリングS3着馬→母母父Roberto系
●フラワーC3着馬→父Danzig系、スプリングS3着馬→母父Danzig系

2015年
●フラワーC1着馬→父Storm Cat系、スプリングS2着馬→母父Storm Cat
●フラワーC1着馬、スプリングS3着馬→母父Unbridled系

2014年
●中山牝馬S1着馬、フラワーC2着馬→母母父マルゼンスキー
●中山牝馬S2着馬、スプリングS1着馬→母父Bold Ruler系、スプリングS3着馬→母母父Bold Ruler系
●中山牝馬S3着馬、スプリングS2着馬→母父Caro系

●フラワーC3着馬、スプリングS1着馬→母母父Danzig系
●中山牝馬S2着馬→母母父Roberto系、フラワーC2着馬→父Roberto系
●フラワーC2着馬、スプリングS3着馬→母父スペシャルウィーク

2013年
●中山牝馬S2着馬、スプリングS1着馬→父Fairy King系(Sadler's Wells系)
●中山牝馬S2着馬、スプリングS3着馬→母父Deputy Minister系
●中山牝馬S3着馬→母父Danzig系、フラワーC2着馬→母父Danzig系
●中山牝馬S3着馬、フラワーC3着馬→父Roberto系、フラワーC1着馬→母父Roberto系、スプリングS3着馬→母母父Roberto系
●フラワーC1着馬→母母父Northern Taste、スプリングS2着馬→母父Northern Taste

2012年
●中山牝馬S1着馬→父Kingmambo系、フラワーC1着馬→母父Kingmambo系
●中山牝馬S1着馬→母父Grey Sovereign系、フラワーC1着馬→母母父Grey Sovereign系
●中山牝馬S2着馬、フラワーC3着馬→父Roberto系
●フラワーC2着馬、スプリングS3着馬→母母父Nijinsky系
●フラワーC1着馬、スプリングS1着馬→父アグネスタキオン

2011年阪神代替は除く

2010年
●中山牝馬S1着馬、スプリングS1着馬→父Roberto系、フラワーC1着馬→母父Roberto系
●フラワーC3着馬、スプリングS1着3着馬→母母父Mill Reef系
●フラワーC2着馬→母父Sadler's Wells系、スプリングS2着馬→母母父Sadler's Wells系

2009年
●中山牝馬S2着馬→母父Roberto系、スプリングS3着馬→母母父Roberto系
●中山牝馬S3着馬、スプリングS3着馬→父Kingmambo系
●フラワーC1着3着馬→母母父Never Bend系、フラワーC3着、スプリングS3着馬→母父Riverman系
●フラワーC3着馬、スプリングS1着馬→父ネオユニヴァース

2008年
●中山牝馬S3着馬、フラワーC3着馬→母父Northern Taste
●フラワーC3着馬、スプリングS1着馬→父Roberto系、フラワーC3着馬→母母父リアルシャダイ、スプリングS2着馬→母父リアルシャダイ

2007年
●フラワーC2着馬、スプリングS2着馬→父Caerleon系
●フラワーC3着馬、スプリングS1着馬→父Blushing Groom系
●フラワーC3着馬→母父Caro系、スプリングS3着馬→母母父Caro系

2006年
●中山牝馬S3着馬、スプリングS1着馬→母母父Princely Gift系
●中山牝馬S3着馬、スプリングS3着馬→母父Grey Sovereign系

まだまだ続くがキリがないからこの辺で止めとくが、以上のように、この3重賞は毎年血が被る。今年の中山牝馬S1~3着馬は

1着カワキタエンカ
父ディープインパクト(SS系)
母父クロフネ(Deputy Minister系)
母母父Forty Niner(Mr. Prospector系)

2着フロンティアクイーン
父メイショウサムソン(Sadler's Wells系)
母父SS 
母母父Bravest Roman(Never Bend系)

3着レイホーロマンス
父Harbinger(Danzig系)
母父SS 
母母父Seattle Slew(Bold Ruler系)




※フェブラリーSはTwitterにて予想しとります。Catman60


《京都ダート1200㍍オープンクラス血のデータ》

49er系の血
①2013年以降の京都ダート1200㍍オープン戦全14レース中10レースで49er系保持馬(父、母父、母母父)が3着内している。3着内馬42頭中19頭が49er系保持馬。馬券占有率45.3%。内訳は父49er系10頭、母父49er系7頭、母母父49er系2頭。
②最も狙える49er系だが過去5年で勝ったのは1頭だけ(2017年オータムリーフSニットウスバル/父Forty Niner's Son)。
③馬券に絡んだ19頭の49er系保持馬の単勝人気→1番人気3頭、2番人気3頭、3番人気3頭、4番人気1頭、6番人気2頭、7番人気3頭、10番人気1頭、16番人気1頭。父49er系に限れば2番人気1頭、3番人気1頭、4番人気2頭、6番人気1頭、7番人気2頭、10番人気1頭、16番人気1頭で、1番人気での3着内はなし。穴党にとっては嬉しい父系。

Bold Ruler系の血
①2013年から2016年までの4年間でBold Ruler系保持馬の3着内は2回(室町S 2着、室町S1着のスリーボストン)だけだったが、昨年は5回と49er系保持馬に次ぐ馬券占有率となった。昨年の京都ダート1200㍍オープン戦全4レース全てでBold Ruler系保持馬が3着内している。3着内馬12頭中5頭がBold Ruler系保持馬。内訳は、父A.P. Indy系(親系統Bold Ruler系)3頭、母父Bold Ruler系1頭、母母父Bold Ruler 系1頭。
②昨年の京都ダート1200㍍オープン戦全4レースで3着内した12頭中、49er系、Bold Ruler系のいずれも保持しない馬は1頭だけ。


 以上の傾向を踏まえて大和Sを予想しよう。49er系保持馬は3頭。コウエイエンブレム、ゴーインググレート、トウショウカウント、ナガラオリオン。


コウエイエンブレム
父Sinister Minister(A.P .Indy系/Bold Ruler系)※
母父Forty Niner(49er系)※
母母父What a Pleasure(Bold Ruler系)※

 京都ダート1200㍍2-2-0-0で既に当コースでオープン勝ちあり。血のデータ通りの実績。父A.P.Indy系にして母父49er系。だめ押し的に母母父もBold Ruler系。母父としての49er系はコウエイエンブレム以外にナガラオリオン、スリーボストンが京都ダート1200㍍でオープン勝ちしている。1400㍍では勝ちきれず2着が多いが1200㍍なら押しきる。1番人気確定やがこの血では逆らえない。


ゴーインググレート
父French Deputy(Deputy Minister系)
母フジキセキ(SS系)
母母父Forty Niner(49er系)※

 この配合は不気味。ダート1200㍍は20回走って9回馬券絡みしている。オープン昇級後は適性を欠く1400㍍ばかりに使われていたが1200㍍に戻れば一変可能。安定しているのは阪神だが準オープン勝ちが京都ダート1200㍍。京都ダート1200㍍は高齢Deputy Minister産駒が3着の穴になる。一昨年の天王山S12番人気3着8歳馬ダッシャーワン→父French Deputy、昨年の大和S16番人気3着9歳馬ウォータールルド→父ウォーターリーグ。ヒモで押さえておきましょう。


トウショウカウント
父サウスヴィグラス(49er系)※
母父バブルガムフェロー(SS系)
母母父トウショウボーイ(Princely Gift系)
 
 母母父にPrincely Gift系を持っているのが楽しみを増す。京都ダート1200㍍オープン戦に於けるPrincely Gift系の血は父より母母父で要注意。2013年3番人気2着ウインラーニド→母母父トウショウボーイ、2015年室町S7番人気3着、2016年太秦S6番人気3着トキノゲンジ→母母父トウショウボーイ、天王山S1番人気1着ニシケンモノノフ→母母父サンシャインボーイ、昨年のオータムリーフS11番人気3着ビリオネア→母母父リードワンダー。長休明けのぶん割引は必要だが血は無条件で“買い”。


ナガラオリオン

父アドマイヤマックス(SS系)
母父Twining(49er系)※
母母父Coined Silver(ダークロナルド系)

 最後の勝利が2014年の天王山S。叩かれた上積みは見込める。オータムリーフS2着も休み明け2走目だった。9歳だが一考の余地あり。一昨年の室町Sで49er系の9歳馬キョウエイアシュラが16番人気で3着。この再現なくはない。









第1回東京5日目11R バレンタインS(ダート1400㍍/サラ4歳以上OP/別定) 馬場予想/稍重~重

 取分ダート1400㍍で最重要の血はBold Ruler、次にRoberto。東京ダート1400㍍のオープン戦全18レース中、Bold Ruler系保持馬、Roberto系保持馬が共に馬券に絡まんかったレースは4レースだけ。18レースの3着内馬54頭中Bold Ruler系保持馬13頭、Roberto系保持馬13頭。3着内の約半数がBold Ruler系かRoberto系の血を父か母父、母母父に持っている。今回の該当馬は以下の通り。

Bold Ruler系保持馬
⑤レッドゲルニカ(父カジノドライヴ)
⑦スピーディクール(母母父Slewpy)
⑫ラインシュナイダー(母母父Exuberant)
⑬イースターパレード(母父A.P.Indy)

Roberto系保持馬
⑨ブラゾンドゥリス(母父マヤノトップガン)
⑪サノイチ(母父Roberto)
 
注目は⑤レッドゲルニカと⑦スピーディクール。穴は⑪サノイチ

⑤レッドゲルニカ
 母母父にIn Reality系。東京1400ダートの鬼タールタン、グリーンチャンネルC①、霜月S②のグレイスフルリープが母母父In Reality系。母父はPoint Givenの父Thunder Gulchはグリーンチャンネル①、根岸②のサンライズノヴァの母父。母方の血も抜かりなし。東京1400ダ道悪の複勝率5割超のカジノドライヴなら馬場悪化も追い風になる。レッドゲルニカ→◎。

⑦スピーディクール
 父49er系にしてBold Ruler系保持。昇級戦やが49er系は相手強化や昇級戦で人気が下がった時が買い。49er系のヤンチャ度が良い方に出るのはこういう時。サウスヴィグラス産駒はオープンの東京1400ダ未勝利なぶん対抗とする。⑦スピーディクール→○。
 
⑪サノイチ
 前走霜月で穴を開けてしまったので大穴とまでは言えんが、父49er系にして母父Roberto系なら二匹目のドジョウ期待できる。前走3着を軽ハンデの大駆けと決めつけて切ると、来た時の後悔は計り知れんので是非とも馬券に入れておきましょう。

追記/1番人気予定の昨年2着馬ベストマッチョ。東京1400ダで準オープン2勝も東京1400ダ。条件ベストやが、父が異系(Himyar系)なだけに過度の信用は禁物。▲までの扱いで宜しいかと。