①セイウンコウセイ
 昨年は場々が向いたことは確かやが父アドマイヤムーンだけに「今年は要らん」とまで極端に評価を下げるのは危険。押さえとく。

②リエノテソーロ
 母父のDanzig系の血がこの馬を規定していることはNHK マイル2着で証明されている。Northern Dancer 系で一番頼りになるDanzigの血。2014年から16年までまで毎年Danzig系持ちが馬券に絡んでいる。昨年も母父Danzig系のティーハーフが16番人気で4着と好走している、前走オーシャンは休み明けで久々のスプリント戦でペースに戸惑いながらも0.4差。2度目の激走があるとしたら叩かれペース慣れ見込める今回。ヒモ穴の1頭。

③ブリザード
 こいつも母父Danzig系。スプリンターズは出遅れが堪えての5着0.2差。母父がDanehill経由Danzig系、母母父がNureyev 系というのはミッキーアイルと被るが、父もNureyev系やから良馬場なら今回も掲示板ギリギリが精一杯やとは思うが。3着で拾っておくか悩むところ。初の左回りというのは問題ない。

④スノードラゴン
 2014年の2着馬も既に10歳。ダートならまだやれるが芝のGⅠでは厳しい。

⑤ノボバカラ
 なぜここに出走するのか。出てきたら買いたかったソルヴェイグが溢れてしもたやんか。

⑥レッドファルクス
 今年も1番人気か? 父が49er系やから崩れることは考えにくいが、昨年の3着が馬場適正の差だけとは思えん。▲まで。屋根がミルコやなかったらもっと評価を下げるとこや。

⑦ナックビーナス
 Danzig系保持番の中ではこいつが一番。血は無条件買い。ストレイトガールと系統配列が母母父まで同じ。出遅れがなかったらオーシャンは勝っていたはず。重賞初勝利がここやとしてもおかしくない血。○。

⑧レッツゴードンキ
 昨年2着はダート色の強い母方の血によるところ大やが、だからと言って良馬場で大きく割り引く必要はないが、軽い芝より力の要るタフな芝がベストであることは間違いない。年を重ねてJade Robberyに規定された母マルトクの血が前面に出て来ている感じ。だとしたらパンパン馬場ではないが良馬場見込みの今回、昨年以上の結果は望むのは酷。ヒモ争いまで。

⑨ファインニードル
 ◎。理由は1つ前の記事に書いた通り。
 Twitterで少し予想したが、もう一度詳しく狙うべき血を吟味したい。馬場改修以後の過去6年、馬場状態が様々やったこともあって、これといった血の片寄りは見当たん。同じ良馬場でも一昨年のように芝を刈り込み超高速馬場になったりもしてる。短距離戦の血を傾向は下級条件とオープンでは全く違ってくるのでにならんし。金曜正午の段階で重なら土日とも良に回復しても速い時計にはならんやろ。ということで今年は1:08:00前後の決着になるのではあるまいか(競馬ブックの推定タイムは良で1:07:7)。2013年に近い馬場。と決めつけて2013年の結果を重視して狙う血はNever Bendとする。Never Bend系持ちは④スノードラゴンと⑨ファインニードル。父が中京1200芝では実績ある49er系のファインニードルに◎。

⑨ファインニードル
父アドマイヤムーン(49er系)
母父Mark of Esteem(ネヴァーベンド系)
母母父Royal Academy Ⅱ(ニジンスキー系)

 行き場なくして脚余した北九州記念5着とヘナチョコ騎乗で競馬にならんかったスプリンターズ12着は無視。重め残りでのシルクロード勝ちで能力の高さを再認識。唯一の左回りは10着やったが3歳でのこと。気にすることなかれ。セウトウル、シルクロードともタルいペースの先行でソフトな勝ち方やったことが嫌われて少しでも人気が下がってくれれば嬉しい。