中国人観光客が日本製の商品を大量に買うことを「爆買い」と表現している日本人の目線が、なぜか "上から" なのがとても気になります。
30数年前、日本人はヨーロッパに出かけて行ってまったく同じことをしていたのですが……。
当時、フランスの有名ブランド店に若い日本人女性が数名訪れ、手当たりしだいにバッグを選んで買っていった事が現地のニュースになりました。
『薄汚れたGパンを穿いた日本人女性にバッグを売った○○○○は、バッグと一緒にブランドとしてのプライドも売ってしまった。恥ずべき行為である。』と。
そのブランドはフランス人憧れのブランドでもあり、フランス人女性は自分自身がそのブランドのバッグを持つのに相応しい女性になれるよう努力をして、自分で働いて貯めたお金でいつかそのブランドのバッグを買うことを夢見るのだとか。
記者は、そのブランドのバッグを持つのに相応しくない日本人女性を "上から" 論じるのではなく、相応しくない人物にまでバッグを売ったブランドの姿勢を論じた。
『景気回復』という言葉が三度のメシよりも大好きになった日本人が、今こそ見習うべき姿勢だと思うのです。
「日本製の商品を大量に買う中国人」ではなく「中国人に買ってもらうための商品を大量に作っている日本人」なのですから。