35歳でランニングを始め、陸上未経験で約1年後にサブスリーを達成した私、高野良介(現在50歳)が、「治療家」としての立場を踏まえ、記録更新を目指しているランナーの皆様に、自らの経験(ランナーとして、治療家として)を活かし、是非ともお伝えしたい内容を綴らせていただきます。
今回は、治療関連の投稿です。
踵の痛みについて
前回のブログではワラーチで15㎞走をしたという内容をアップさせていただきましたが、実は最近ほんの少しだけ踵の痛みが気になっておりまして・・・
普通のランニングシューズだと痛みに気づかないレベルなのですが、ワラーチですとソールが薄く(4.8㎜)地面からの衝撃がダイレクトに伝わって来るため痛みの早期発見にもなっているようです。
フォームを乱さずに走っていれば治るとは思うのですが、念のためエコーを撮ってみました。
画面左側が少し痛みのある左足の踵で、右側が右足です。
エコー画像の見方としては上から
皮膚⇒脂肪⇒踵の骨
となります。
左側の数字は深さをセンチメートルで表してあります。
2.5㎝位のところが踵の骨になるのですが、矢印で示したところが白くなっています。
エコー画像は固いものは白く映るのでおそらく脂肪が炎症を起こして硬く変性してきているのだと思います。
『脂肪』の役割の一つが「衝撃吸収」なので、脂肪が硬くなるということはこの機能がワークしないということで、更なる症状を引き起こします・・・
様々な軟部組織は炎症により癒着を起こしやすくなるのですが、この『癒着』があると回復に向けたインフラが乱れてしまい、なかなか回復しない負のスパイラルとなってしまうことがありますので早めのケアが大切となります。
下の動画では『スキンストレッチ』というステンレスのツールを用いておりますが、100均一で売っているバターナイフのようなものでも対応できます。
コツはマグロの中落ちを掻き出す要領でやればOKです!
ちなみにですが「ネギトロ」は「ネギ」&「トロ」ではなく、「ねぎ取る」が語源だそうです。
なので「ネギ」の有無は関係ない様ですが、であれば私は『ネギネギトロ』が良いです。
話を戻します
画像では恐らく脂肪の硬化が痛みの原因だと推測されますが、更に症状が進行して踵の骨の表面(骨膜)がダメージを受けてしまうとかなり回復は厄介なものとなり得ます。
いわゆる『骨棘(こつきょく)』といわれる症状です。
実は以前から裸足で走ることは定期的に行ってきました。
目的は足の強化やフォアフットの習得を目指すだけでなく、フォームのチェック(雑に走ると踵が痛い)や、今回の様な『痛みの早期発見』として取り入れていました。
ベアフットランニングは強度が高い反面、様々なメリットもありますので、ワラーチなどを活用してみてはいかがでしょうか?
おかげさまで、全国各地から施術にいらしていただいています。
『ばねリセット』だけでなく、オリジナルの『リリース整体』を多くの場所で受けていただけるよう、国家資格をお持ちのセラピスト向けのアカデミーを開催しております。
ご興味のある治療家の方はお気軽にお問合せください!