ランチ後、いわき市立美術館へ移動しました

 

気になっていた展覧会が

ちょうど開催されていたのです

 

『民藝 MINGEI―美は暮らしのなかにある』

 

約100年前、思想家である柳宗悦らによって提唱された

「民衆的工藝=民藝」の考え

 

当時の工芸界は、華美な装飾を施した

観賞用の美術作品が主流だったわけですが

柳宗悦らは「名も無き職人の手から

生み出された日常の生活道具にも

美術品に負けない美しさがある」と唱え

美は生活の中にあると語りました

 

日常生活で用いられる手仕事の品々に美を見出し

日々の生活の中にある美を慈しみ

素材や作り手に思いを寄せる…

それが『民藝』のコンセプト

 

 

入館料 1,100円/人

 

 

モダンでステキな館内
建造物としての評価も高いとのこと

 

 

会場内は撮影NGなのですが

一部ここだけ撮影OKでした

 

 

展示されている作品で

私が特に素晴らしいなぁと思ったのは

『蓑 岩代檜枝岐(福島)』 1930年代

image

 

蓑は今でいう雨具のようなコート

 

うつわや道具はもちろんのこと

まさか蓑に美を感じるとは

思いもよりませんでしたが

実物は本当に驚くほど美しい

 

狂いなくピシッと編まれた線が美しく

重厚感がある佇まい…

これは実物を観ることができてよかった

 

芯切鋏(京都)もステキ

image

 

衣・食・住のカテゴリ別となっていて

日本のみならず、世界の手仕事の

素晴らしさが紹介されていました

 

約150点の作品が展示されていて

見ごたえ充分の展示会でした

 

染色家 宮入圭太さん描きおろし型染絵

 

宮入圭太さん自身も

柳宗悦の民藝思想に惹れているとのこと

 

私の好みにドンピシャなデザインで

どちらもステキでした~


 

で、今知ったんだけど

本展、実は巡回展でありまして

2024年に東京にも来るという…笑い泣き

 

東京会場:世田谷美術館

2024年2月10日~3月24日

その後、富山、愛知、福岡と巡回予定

 

本日のホテルへGO!