友達と別れ、ここからソロ観光開始!
久しぶりの一人旅ということで
行きたい場所は事前にチェック済
前回の一人旅は2019年大分でした~
地下鉄桜通線に乗って高岳駅下車
そこから炎天下の中、日陰を選びつつ
汗だくになりながら歩いて約10分
『文化のみち二葉館』(名古屋市旧川上貞奴邸)
オレンジ色の洋風屋根と
パープルブルーの外壁が目を引きます
設計を担当したのは、当時新進気鋭の
住宅会社として知られていた「あめりか屋」
国の登録有形文化財
名古屋市の景観重要建造物に指定されています
近くにもう一ヶ所「橦木館」があるので
二葉館と橦木館の共通券 大人320円を購入
「電力王」と呼ばれた実業家 福澤桃介と
日本の女優第1号と言われる川上貞奴が
1920年(大正9年)から6年間共に暮らした旧邸宅で
和洋折衷の建物を名古屋市が移築復元したもの
ちなみに福澤桃介は福澤諭吉の娘婿
川上貞奴は第23作大河ドラマ『春の波涛』にもなっています
邸宅に入ってすぐの大広間
財界人や文化人など、著名人が集う
サロンだったというのも納得の贅沢な造り
ステンドグラス「初夏」
この「初夏」は、創建当時のままの
オリジナルのステンドグラスとのこと
左にある3連のステンドグラス「踊り子」
アップの写真撮り忘れた…
大広間の一角にある半円形ソファ
改築時に一度解体した上で、当時の材料や
工法をもとに復元したソファですが
木組みやスプリングは当時のものを再利用しています
そんな貴重なソファなのですが…
実際に座ることができます!
貞奴になりきって座ってみると
座り心地はとてもよくてビックリ
「せっかくなので…」と係の方が
座った私の写真を何枚も撮ってくれて
有難いやら、ちょっと恥ずかしいやら…笑
大広間の隣の部屋
ステンドグラス「アルプス」
クラシカルな雰囲気で
庭の緑も映えてステキです
2階へと続く螺旋階段
舞台のような贅沢な造り
この階段から降りていったら
唄歌いたくなりそう~
1階に比べると2階は質素な造りに見えますが
それでも調度品は美しく
さりげないこだわりを感じます
2階は名古屋に所縁のある
作家さんの紹介コーナー
名古屋市生まれ、経済小説の開拓者と言われる
作家 城山三郎の書斎も再現されていました
ステンドグラス「もみじ」
2階には旧浴室・洗面所・化粧室があったため
客人があがることは少なかったと思いますが
人目につかないお部屋にも
ステンドグラスを備え付けているとは
美意識が高い…
旧川上貞奴邸は正面から見ると
完全に洋館にしか見えませんが
実は和館もあり、廊下で繋がっています
この廊下にちょっと面白い
仕掛けがありました
この壁に設置されているボタン
なんと、使用人を呼ぶための呼鈴です
実際に押すことができるようになっていました
呼鈴をポチっと押すと… 『パタン』
金具の蓋部分がパタンと開くようになっていて
部屋番号の数字が見える仕組み
(写真では左上の部分。数字の1が見えます)
当時は各部屋に呼鈴が備え付けられていて
どこの部屋から呼んでいるか
分かるようになっていたそうです
蓋を戻すときは…手動です