いらない刺青::: | ストローカータトゥー横浜の舞台裏

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毎日更新中☆彫師たちがつづるTattooタトゥースタジオ日々ブログ

KANですドクロ

ずいぶん前の事ですが、こんな問い合わせがありました。

携帯「tattoo彫ったんですけど消したいのでお願いします(_ _)」

幸い自分が彫ったものではなかったのですが、

「彫師はtattoo消すことはできないのですよ。。。」

対処法をお話しして、電話を切りました。

tattooを一生背負っていくのは大変なことです。

tattooを刻みに多くの方がスタジオにいらっしゃいますが、

その裏ではtattooが新たな船出の足かせになっている方が

いらっしゃるのも事実のようです。

彫師という立場から言えば、とても残念なことですが、

消すのには美容外科や美容整形の病院に行くしかありません。。。

レーザー照射での除去、皮膚移植といった方法になります。

病院のホームページのほうが専門的ですので、詳しくは述べませんが、

料金はtattoo施術の10倍は覚悟していただかなければなりません。

相場は1cm四方10,000円....(T▽T;)

保険は基本的には利きませんしね汗

じゃあ綺麗な皮膚に戻るかと言うと、そうでもない。

医師の腕や機器にもよるのでしょうが、

いわゆる根性焼きの跡のようになったり、まだらになったり。。。

皮膚移植の場合、重度のやけどのような感じになります。

おしりや太ももからすることが多いので、その部位のダメージもあります。

tattooスタジオでできることと言えば、カバーアップ。

元のtattooの柄を活かしながらデザインを変えたり、

上からまったく違うものを彫ったり...という具合です。

※カバーアップの話は、またあらためてします。目

彫師がこんな事言うのもなんですが、

さらにストローカーのお客さんでは勢いで彫る方いませんが、

刺青は一時の感情の高ぶりで彫るものではありません。

永遠に変わらないもっと大切な気持ちとしての、

表現のひとつであってほしいのですね。

そのために自分たちは存在しています。

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