自分は時計が好きですが、
所謂、世間でいうところの時計通の方々とは
種類が違うように思います。
時計が好きという方々は、
大概が機械式腕時計至上主義です。
それについて何ひとつ否めるところはないし
尤もだと思います。
何故なら機械式の時計の方が夢があるからです。
第一に手入れを怠らなければ一生使い続けることが叶う。
また電池やソーラー(ソーラーも蓄電池なのですが)と違い、
生き物のように機械が機械の運動だけで時を進める、
そうしたロマンがあります。
何より運針(秒針の動きのことです)の美しさ、
これはクオーツ時計にはありません。
高級腕時計、いや高級舶来時計の多くが機械式ですから
所有するステイタスも含めて夢がある、
というわけでございます。
ところが自分は機械式が苦手、高級品にも関心が希薄です。
十数本以上の時計を所有しているので、時計好きというのは
事実に違いありませんが、その収集品はおよそ誰も見向きも
しないような品ばかりのように思います。
↓最近、気に入っておりますバガリーの時計でございます。
シチズンさんが作っております。
直径46ミリ以上、リューズも含めると50ミリ、
かなり大きなケースであります。
自分は大きいケースの時計が大好きです。
確かに大人げない。しかしそんなことは
構うものですか。
こちらのバガリーが気に入っている理由として
先ず国産でこれだけ大柄な時計は少ないことが挙げられる。
ニクソンやディーゼルもかなり大きな時計を出しています。
実はこれらの中身(ムーブメント、機械)もシチズン製だったり
しますが。まあどうでも構いません。
ただセイコー、シチズンの看板で時計が作られる時、
ケースのサイズはやはり優等生というのか、
これだけ意味のない大柄では出てこない。
(かなり大柄な時計も少しはありますが)
なのでこのバガリー、シチズンだけれど
随分大胆に思われて、そこが好きなのかもしれません。
安価ですし。
簡単にお話させて頂くと、
自分はシチズンさんが好きなのです。
シチズンさんはインディペンデントというブランドの時計
も出しています。セイコーさんのワイアードの対抗という
立場でしょうか。
実は少し前まで、自分はインディペンデントの時計の
収集をしていました。これほど理解のされぬ趣味も
ないように思います。
とにもかくにも大きい時計が好みなのですが、
それを決定的にしたのは、映画からの影響で
ございます。
『スモーキンエース』という映画、ご存じでしょうか。
娯楽として面白味のある映画でした。
名のある殺し屋連中から一斉に狙われることになった
元マジシャン(この設定だけで西部劇のような気配です)、
彼がしていた時計が凄い。
ギラギラしております。見たことがないほど大きい。
思わず目を奪われた、というと随分ありふれた言葉には
なりますが。
(きっと超高級品だと思われる。未だ正体不明。
知っている方がいらっしゃったら是非教えて下さいませ)
これで大きい時計に執着するようになりました。
上記の映画ですが、娯楽作品として把握して構わないと
思います。
ただ、命を狙われる元マジシャンの焦燥感、
その演技や気配などが、この娯楽映画にそぐわないほど
美しく冴えているように思われました。
(後半で殊に追い詰めら、そうした場面が現れますので、どうぞ)
きっとこんなことを考えるのはおかしい、
とも思いますが。




