本当はバンバン200についての
お話がしたいところなのですが、
未だ慣らし運転中、カスタムの予定
も進まないものですから・・・
映画『アメリカンヒストリーX』のお話をさせて
下さいませ。
これもまた「打ちのめされるほどの名作映画」
というわけではありません。
かといって打ちのめされなかったというわけでもない。
自分は随分映画を観てきましたので、ついつい見栄を張って
しまいます。
旧い映画であったり、世間に忘れられてしまったような
作品などの名を挙げては悦に入るという
下らないところがあります。
『アメリカンヒストリーX』は実際として打ちのめされたのですが、
「好きな映画は?」などと訊ねられると
『ベニスに死す』や『美しすぎて(ジェラール・ドパルデュー主演)』
などと見栄を張る。
『美しすぎて』ですが、DVD化はおろか、ビデオすら
探せない。情報をお持ちの方はどうかお知らせ頂きたく宜しく
お願い致します。
まあ、こんな話はどうでも構いません。
ところで予告編に騙されることがあまりに多い
ような気がします。
きっと映画を観る方なら、こんな心持ちを
解って頂けると思います。
例えば映画『わたしを離さないで』
予告編から、これは必ず観なければという心持ちに
なりました。本編を観て次第に募る幻滅。
よくあることです。こんなことは。
『アメリカンヒストリーX』の予告編も非常に出来がよく
予告編だけで迫るものがありました。
さて本編ですが、予告編など到底及ばない。
そんな映画は少ないように思います。
ある事件をきっかけに白人至上主義、民族至上主義者
となった主人公が出所するところから物語は始まります。
(エドワード・ノートンさん)
家族は温かく迎え入れますが、暮らし向きは心細く
弟(エドワード・ファーロングさん)もまた兄のように
民族主義のグループに籍を置いていて・・・
けして政治的な映画ではありません。
家族の物語であり、また差別や偏見といったところ
から、もう少しだけ深いところへ及ぶ映画のように
思われました。
全編にわたって緊張感がみなぎり、世間の愚かなこと、
哀しいことを暴いた映画、というと大袈裟かしら。
「怒りや憎しみが君を幸福にしたことがあるのか?」
という台詞があります。
単純な言葉です。簡単な台詞ですが、今より少し
若かった自分にはひどく響きました。
この映画をただアメリカにおいての事情だと考えるのは
どうなのだろうか?
そんなことも思います。