先ず『ミッション8ミニット』のお話を。
こうした映画を観るのは久方ぶりでございます。
平生、自分はおかしい映画ばかりを観ているからです。
社会派やら芸術やら旧作品やらに触れていると
深刻になっていけません。
ただでさえ自分は深刻な神経ですから
余計に厭世観が募って宜しくない。
畢竟、世捨て人のような頭になってしまう。
『ミッション8ミニット』は安心の構えで観られることが叶う。
ハリウッド?がきちんと作った映画です。
やはり安心なのです。
SFサスペンスというのか、シチュエーションサスペンスというのか、
(何がシチュエーションだ!)
普段の心持ちで楽しめる。
自分は映画をただ楽しむというのを忘れていたようです。
それを思い出させてくれました。
ただ、映画が始まってすぐに犯人(ただただ犯人を探すような
映画ではありませんが)が解ってしまいました。
オチも(何がオチだ!)すぐに把握叶いました。
それでもいいのです。解った上で観て、それで面白いのだから
構わないのです。
例えばシュワルツネッガーさんの映画、(悪い例えやもしれません)
けして主人公が倒されることはありません。それを承知でも
面白いことに変わりないわけですから。
シュワルツさんの映画、大好きなんですね。殊に『レッドブル』『ゴリラ』等。
SFというと『スペースヴァンパイア』を思い出す自分は
やはりどうかしているようです。(ご存じの方、いらっしゃるかしら?)
話がひどく逸れました。失礼致しました。
もはや映画レヴューの体を失っております。申し訳ありません。
さて本日は2作品、お話させて下さい。
画像も載せず、駄文とおかしい理屈でもって
長文となると、読むのも面倒だ。
とはいえ押し通る。
映画『ヴァルハラ・ライジング』
『ドライバー』という映画の監督さんが撮った
代物らしく(確かではありません)
『ドライバー』の印象が宜しかったので
『ミッション8ミニット』と一緒に借りた次第です。
とんでもない映画だ。
今日(きょうび、と呼んでください)、バイキング映画
を撮ろうというのだから、どうかしている。
厳密にはバイキング映画ではありませんが、
自分の理解においてはバイキングであります。
バイキングだろうが何だろうが
畢竟、とんでもない映画だ。
映画『さすらいのカウボーイ』という西部劇が
ありましたが、当時は狂気の作という声が
あったようです。
『ヴァルハラ・ライジング』こそ狂気の作で
ございます。
もとより海外ドラマの『スパルタカス』のような
オーバーヴァイオレンスを期待して借りたのですが
これは違います。
『ドライバー』においても乾いた歩調が非常に印象的
でしたが、この映画はそれどころではない。
映像美というと言葉が軽薄のように思います。
とにかく美しい画が多いのですが、
それもどうでも構わない。21世紀にバイキング、
およそ平均ではない演出等、これは……
『ミッション8ミニット』はどなたが観ても、程度はあれど
面白味を覚えるように思います。
『ヴァルハラ~』はどなたが観ても難しい映画です。
物語を解するのが難しいというのではなく、
全体として甚だ奇怪なのです。
故意の狂的な映画はどれほどでもあるでしょう。
これは別であります。
言い知れぬ……面白いかどうか解らないけれども
とんでもない映画です。
