映画『ベルフラワー』のお話を。
ずっと観たかったのですが、叶わぬままでございました。
やっとありつけた、という次第です。
↓火炎放射器を完成させ、試射に及ぶ主人公。
ひどく楽しそうです。
ヒューマンガス(マッドマック2に登場)に憧れ、
親友と二人して、火器をいじくりまわす主人公。
恋人が出来て幸福の日を知っても長くは続かない、
ひどく裏切られてしまう。
そして正気を欠いていく。
そんな筋書でしょうか。
↓主人公曰く、世紀末を思わせるバイクらしい
随分、観られぬ時間が長かった所為だろうか、
期待が過ぎたようにも思います。
より暗く爆発するようなアメリカの世界、
投げやりな暮らしに見られる
ブコウスキー的破滅(何を言っているんだ)を期待していたようです。
ちっともでございます。
綺麗な映画でした。
もっと荒唐無稽なお話かしらと勝手に思っていた
自分がいけない。
終盤、物語は錯綜していきますが、
やはりもの足りぬ。
予告編負け、プロモーションが本編を超えてしまっている
という典型のようにも思う。
とはいえども、劇中においてこちらの期待を叶えるような
台詞や場面もありました。
「お前がヒューマンガス様だったんだよ!」と叫ぶあたりが
こちらの映画の極点でございます。
深く観ようとすれば、『イージーライダー』に在るような
アメリカ的自由への憧れと、平生の幸福を望もうとする神経、
その矛盾がこうして主人公を難しいところに追いやった……
そんなことはないようです。まあ、どうでも構いません。
ともかく
アメリカ的自由という表現には、
その象徴として
多くオートバイや自動車(殊にマッスルカー)が
登場する。
そんな感覚が好きです。
世間から脱落することが逸脱することが
自由なのだ。
さあ、ここから離れよう。すべて捨ててしまおう。
それには単車が要る。車(マッスルカーですね)が要るんだよ!
という感覚が。


