絶対に転けさせないようにできる? 老健のコト本当のトコ⑯ | 老健介護士になったアラサー中卒ひきこもり(10年目)

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いじめ、高校中退、ひきこもり等を経験し介護士になりました。私の経験が誰かの役に立てばと思いブログをしております。

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これは介護老人保健施設(老健)で働く現役介護士が、実際に施設を利用しないと分からないルールや決まり事をご紹介するシリーズです。


はじめの記事はこちら
前回の記事はこちら

絶対に転けさせないようにできる?

これは結構よくある要望です。

自分の母や父を転倒させたくないし、ケガをして欲しくない。
そう思われるのは当然です。

その気持ちを出来るだけ実現したいのですが、介護施設にできるのは
・転倒リスクを減らす
・転倒した際のダメージを減らす
この二つです。

絶対に転けさせないことは不可能です。

まず、前提に「人は動くし動けば転ける」という絶対的な法則があります。
反射神経や筋力に衰えのない若者でも転けるのに、高齢者の転ける確率は段違いに高いでしょう。

転けさせないようにする方法は二つだけ。
四六時中見守るか、身体拘束等をして動けないようにするかです。

四六時中の見守りは、倫理面でも人員の面でも経費の面でも現実的ではありません。


一方の身体拘束はどうでしょうか?
車いす用ベルトで動きを抑制したり、ベッドの四方を柵で囲んで出られないようにする等が身体拘束と言われます。
そして介護業界の原則は、この身体拘束を出来る限り行わないことです。

厳しい要件(身体拘束の三要件)に当てはまらないと身体拘束が出来ず、要件に当てはまっても、定期的に身体拘束が適切かどうかの見直しが必要となります。

私の経験上、転倒するから身体拘束する。というのは聞いたことがありませんし、要件に照らし合わせてもかなり厳しいでしょう。

また、身体拘束による心身への悪影響は相当なもので、筋力低下、認知症の進行、精神的苦痛、他にも沢山あります。
介護士側からしても気持ち良いものではなく、正直に言ってやりたくないです。


ここで、話を最初に戻しますが、転倒リスク軽減のために部屋のレイアウトを考えたり、行動パターンの把握に努めたりします。
転倒時のダメージ軽減のためにプロテクターの着用や、角をクッションでカバーしたりします。

我々介護士も利用者様を転倒させたくはないのです。


次回に続きます。


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