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これは介護老人保健施設(老健)で働く現役介護士が、実際に施設を利用しないと分からないルールや決まり事をご紹介するシリーズです。
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入院時は部屋を置いといてくれる?
老健では原則、入院=退所なので部屋を置いておくことはできません。
ただし、「入院したんだからもう施設は関係ないです」というスタンスではなく「また退院されたら施設に帰ってきてください」というのが基本的なスタンスです。
なので、入院した時点で部屋は別の利用者様が使うことになるものの、退院の際は新しく部屋を用意するのが普通です。
これは裏の話ですが、実は病院も「そっちの施設から来たんだから、そっちに帰るのが当然ですよね?」というスタンスなので、正当な理由なく受け入れを拒否すれば、病院との関係性にもヒビが入るでしょう。
正当な理由とは、施設で見たくないとかいった理由ではなく、施設で対応できない医療的なケアがある、施設で出せない薬がある、ここら辺の理由のことです。
大分前に一度だけ、正当な理由なく受け入れを拒否したケースを聞いたことがあります。
その後、その病院から新規入所の問い合わせは一度も来ていません。
一部例外として、予定された数日の入院(胃ろうにする際等)の場合は部屋を置いていることはあります。
また部屋は置いたままにしないのが原則。とは言っても、一、二週間での退院予定なら、それまでの間部屋を置いている場合も割と多いです。
短期のお泊り(ショートステイ)の人に一時的に使って頂いたりもします。
たまに、「お金なら出すので部屋を置いておいて下さい。」という利用者様、ご家族もおられます。
ただ、お金の問題だけでなく、システム上の話なのでこれは難しいです。
それに、そこまでしなくても、基本的に部屋を用意しますし、中間施設的(老健から家、老健から特養等)な役割をするのが老健なので、利用者様の入れ替わりが激しく、ちょっと待っていたら大概は部屋が空きます。
もっとも、今までに挙げたのはあくまでも利用者様やそのご家族が「退院後は前の老健に戻りたい。」と感じている場合のみの話です。
原則部屋を用意する。とは言っても、縛りやルールを利用者様側に課すものではありません。
違う老健、違う施設が良いと思われたら、遠慮なく別の施設を探して下さい。
次回に続きます。





