コロナ禍でも閉鎖しない〇〇 | 中卒ひきこもりニートから始める介護士(10年目)

中卒ひきこもりニートから始める介護士(10年目)

高校中退、ひきこもり等を経験し20代後半で介護士になりました。老健に勤務。
私の経験を誰かの役に立てたいという自己満足でブログをしております。
(介護福祉士・一児の父)

この記事を見て頂きありがとうございます。

皆さまに読んで頂くことがモチベーションです(^^)

 


新型コロナウイルスの猛威は凄まじく、介護施設でもクラスターや面会禁止、通所介護の一時閉鎖などが起きています。

 

通所介護には大体きく分けると、デイサービスとデイケアがあります。

 

どちらも『家から通う』という点は同じで、入浴や、家族が不在時の介助、見守りなどを目的に利用される方が多いです。

 

両者の違いをざっくり言うと、

デイサービス→レクリエーション重視

デイケア→リハビリ重視

といったところでしょうか。

 

デイサービスの送迎車のイラスト

 

私が働いている施設には、デイケアがあります。

 

デイケアは大人数が集まる場所。

感染リスクが高く、クラスターが発生しやすい。

 

その点だけを見ると一時閉鎖をしないのは『悪い』ということになります。

 感染リスクを考えて一時的に閉鎖をした事業所もあります。

 

しかし、本当に『悪』なのでしょうか?

 

ここからはデイケアとデイサービスをまとめて、『デイ』と呼びますが、このデイが閉鎖されると何が起こるでしょう?

 

まず考えられるのが家族が親等の介護のために会社を休むケースです。

 

短期的に考えるとそれでも良いかもしれません。

新型コロナウイルスに感染し死亡することもあるのですから。

 

しかし先の見えないコロナ禍。

 

長期間の休みは、経済面では無収入になるリスクがあり、精神面では介護疲れから精神を病んでしまうリスクもあります。

 

特に要介護4、要介護5のような、介護度の高い方を家でみている場合は『デイを利用してやっとみれている』そんな家族が多いです。

 

家庭崩壊するか?

死亡のリスクを侵すか?

 

どちらかが『正しい』ということはない苦渋の決断となります。

 

 

利用者様のことだけを見ても、感染による死亡リスクがあるのは勿論、デイを利用しないことにもリスクが伴います。

 活動量が下がることにより起こる身体面、認知面の低下です。

 

特に認知症は人との関わり合いが少なくなれば、より早く進行していくでしょう。

 

デイを一時閉鎖しないことが『善いこと』そういうつもりは有りませんが、その事によって救われる人がいるのも確かです。

 

事業所側も一時閉鎖する/しない。どちらもリスクがあります。

 

ここでは大きなリスクだけ書きますが、閉鎖する場合は、今まで利用していた人が閉鎖されている内に他の事業所に通い、戻らなくなる。というリスクがあります。

 

閉鎖しない場合は、利用者、職員両方を危険に晒すことになりますし、もしクラスターが発生すれば施設の感染防止意識が問われるでしょう。

 

私が働く法人では利用者、家族、事業所、色々な立場からリスクを考えた上で、一時閉鎖をすることなく営業しています。

 

 

アクリル板の設置や消毒、マスク着用、ソーシャルディスタンスの確保、体温測定、体調の確認など、出来る限りの感染対策を行っていますが…

その善悪の判断は人によって違うでしょう。

 

いわゆる『コロナ控え』で利用を止められている方もいます。

 

ただ、「今まで通っていたデイが閉鎖してどうしようもなかった。ここが開いていて助かった。」

そう言って下さる方も居られます。

 

約二年間続いているコロナ禍。

 

どちらを選んでもリスクがある。

どちらも善でどちらも悪…

まさに究極の選択です。

 

デイだけ、介護だけでなく、そんな選択が今の世の中に溢れていますが、情報を集め、周りの人と相談し、自分たちで選択するしかありません。

 

自分が正しいと思った選択を信じていきましょう。

 

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駄文失礼しました。
最後まで読んで頂きありがとうございます(^_^)