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今回は介護という仕事そのものについての記事です。
老健や特養などの介護施設は同じ形態でも、施設ごとに全然特色が違います。
私も同じ会社の別施設に異動したことがありますが、「カルチャーショック」といえる程の違いに驚きました。
前の施設で間違いだとされたことが、次の施設では正しいとされていた。
そういうことが沢山ありました。
ではどちらが間違っているのでしょうか?
どちらも利用者様のためにやっているからです。
基本的には介護に間違いはありません。
利用者様のためにやっている限りは。
極論を言えば間違いとは虐待のことだけなのです。
介護には虐待の一歩手前を表す「不適切なケア」という言葉もありますが、何が不適切なケアか?
それを網羅したものはありません。
不適切か否は、それぞれの倫理観に基づいて判断されるのです。
倫理観とはその人の個人的な基準もしくは一つの施設や一つの会社の基準に過ぎません。
つまり「倫理的に間違っている」とは「私/当社の基準とは違うよ」ということなのです。
なんとも曖昧な基準…
そして、介護とは突き詰めれば利用者様との関わり方です。
人と人との関わり方において唯一絶対の正解なんてありません。
あるのはその時代ごと、場所ごと、集団ごと、個人ごとの常識だけです。
例えば、昔は地球が平面とされていましたが、現代では丸いのが当たり前とされているように。
常識は生まれた時代や育った環境に大きく左右されます。
だからこそ他人の介護観を否定してはいけないのです。
だからこそ自分の介護観を否定されても落ち込まなくて良いのです。
介護には正解が無数にあります。
自由で、奥が深くて、一生勉強が必要です。
だからこそ介護の仕事は面白い。そう思えます。
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