この記事はシリーズものです。
前のパートは コチラ から。
実務者研修の職業訓練校のクラスメイトは本当に個性的な人ばかりでした。
比率的には男性3割・女性7割で、ほとんどが40歳以上です。
当時私は20代だったので、話が合いそうな人が居ないのでは?と心配になったことを覚えています。
前職も年齢もバラバラな大人たちが集まっていたのですが、「学校」という施設自体がそうさせるのか、あっという間に派閥やグループが出来ていきました。
学校が苦手な私はグループを作る流れに上手く対応できずに、5人のおばちゃんグループに男1人だけ入ることになってしまいました。
幸い優しい人ばかりのグループでしたが、グループ内の会話についていけない…
コミュ力が無いので女子トークについて行けずに相槌を打つので精一杯でした。
ランチタイムに教室で弁当片手に話している時なんかは、かなり辛いものがあります。
せめて昼御飯だけは別の人たちと食べたい。
そう思いましたが、いきなり「今日からあの人たちとご飯食べますね。」なんて言ってしまえばグループの人たちを敵に回しかねません。
そこで私が取ったのが「今日弁当忘れたから外に食べに行きます作戦」でした。
誰と食べに行くかを言わずに、まずは教室の外に出てランチタイムを別の人と一緒に過ごす。
外食にはまった感も出しつつ、その回数を徐々に増やしていき、最終的には別のグループで昼御飯を食べる。
無事作戦は成功しランチタイムだけは別の人たち、男性二人グループと過ごすことが出来るようになりました。
この人たちとは、同性で年齢が近いこともあり結構話せました。
おばちゃんグループは席が近い人たちの集まりなので、授業中や休憩中は基本的におばちゃんグループと話し、たまに男性二人グループと話します。
心配し過ぎだったのか、最終的には二つのグループ同士が仲良くなり一種の派閥ができたので、そんな気遣いは全く要らなくなりましたが、久しぶりの学校というものを味わった一件でした。
この派閥は、資格マニアやパワフルおばちゃんなど個性が強いけど一度仲良くなった人には優しい。
そんな人が多い派閥でした。
こうして人間関係の不安はほぼ無くりましたが、授業が進むに連れて「学校の勉強をこなして実務者研修の資格を取れるのか?」という別の不安と向き合うことになるのでした。
果たして中卒男が授業内容を理解できるのか?
テストの結果は?
part3に続く
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