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二回目の引きこもり時代。
一年くらい引きこもった後、就職へのステップとしてハローワークに行きました。
あまり外に出ることなく就職経験もない、資格も学歴もない。
こんな自分が就職できるのだろうか?という不安と怯えで心をいっぱいにしながら相談窓口へと向かいました。
受付は女性の職員さんでした。
不安でいっぱいの私の口から思わずこぼれた一言。
「僕今まで引きこもってたんですけど、こんな僕なんかが就職できますかね?」
それに対して言った職員さんの一言。
「大丈夫ですよ。ここに来られただけであなたは一歩目を踏み出しましたから。」
あの時の救われた気持ちは今でも忘れません。
そうしてハローワークに通って色々相談しているうちに職業訓練校のことを知りました。
職業訓練校とは失業中の人が再就職するために一定期間通って技術や知識を身につけるための施設のことです。
何個かある職業訓練の中から介護(実務者研修)を選んだ私は学校見学に行きました。
それが介護職としての人生のスタートでした。
あれから変な人やイヤな人にも会ったけど、たくさんの良い人にも出会えました。
そして今も介護士として働いています。
これもあの職員さんの一言があったからだと思っています。
まだ人生を語るほどは長く生きていませんが、人生の中には『一言で救われる瞬間』があります。
一度折れてもやり直せる。
きっと踏み出したその一歩は希望につながっている。
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