放送作家集団『ストレンジャー』ブログ by ウノプロダクション -192ページ目

#58 『普通じゃないもの 07』

季節はもう春です。
卒業~新生活のシーズン真っ只中で、
街中では初々しい若者たちをよく見かけます。

さて、日本の卒業式(や成人式)の風物詩といえば、
攻めに攻めまくった格好で参加する若者の姿だと思います。

自分の中学時代もそうでしたが、卒業式に合わせてヤンキーたちは、
特注のアツい言葉が刻まれた刺繍入りの
カラフルな特攻服や学ランを用意して、卒業式に臨みます。

一生に数えるほどしかない晴れの舞台かつ異性のいる前ですから、
派手にキメたいと思うのは当然でしょう。
まあ、そのやり方に多少疑問はありますが。

実は、そんな攻めたい若者に、
是非参考としてほしい「攻めてる鳥」がいます。

  

フクチョウ。通称「極楽鳥」です。

気分は、まさにエンドレス卒業式。
気合いの塊です。

このド派手な姿は、メスへの求愛行動のために進化したものだそうです。
極楽鳥のオスは、
年がら年中この格好で不思議なダンスを踊りつつ、メスへ求愛をするのです。

そのダンスは、情熱的といえば聞こえはいいですが、
はっきり言って、
「こいつ一体何やってんだよ…」と思うこと請け合いです。

生物は、他の生物との生存競争を勝ち抜くために、
あらゆる進化を遂げるわけですが、
子孫を残すという真っ当な理由があるとはいえ、
なぜ極楽鳥はこんな進化をしてしまったのか。

とはいえ、日本の卒業式にも、こうした極楽鳥的チョイスが流行ると、
毎年の卒業式がもっと楽しみになるなあ…。

TV界の極楽鳥こと
放送作家 栗子じょん

ウノプロダクション株式会社
放送作家集団ストレンジャー
http://www.unopro.co.jp

放送作家育成プロジェクト2008~2015(事務所&全実践)
http://www.unopro.co.jp/housousakka_prj.html

#57 『エンター』

ペペペツペツペツペペツペッ・・・ペッ。なのだ。

勿論、そいつはブラインドタッチであって、

平成人間ならば概ね、あっぱれ見事に「ENTER」をやってのける。

 

だが、それがパソコンの「正しい作法」であってもだ。

「正しい在り方」とは、また別にあるのではないか?

思い返して欲しい。

部屋に来た初パソコンを相手に、
妙な緊張でよそよそしくなってしまった、あの時代だ。

「あぁ、君、パソコン未経験者?」

持ち主ともなれば、それは見事な「おすまし顔」を浮かび上がらせ、

ペッペツペペッ、ペペペッツペッ、ペペペペ・・・・。

やがて、時は満ち足りるのだ。

ペペツペツペペペ、ペペッペツペペペ、ペッペツペペッペ、ペペペッペペペ、

ペペペペペペペ、ペペツペツペペペ、ペッペツペツペペ、ペペペペツペッペペ

そして男は、その指を天高く突き上げると、己の全部を指先に集中させる。

「我、ここに在り!」

鋭く振り下ろされた指が、あの「ENTERキー」を直撃するのだ。

バッチーン!

「破壊する程の衝撃」とは、物の例えなどではない。

実際、私は「ENTERキー」の
ぶっ壊れたパソコンを、何台も見たことがある。

「全知全能の神々よ、我に力を与えたまえ!」

何がしたいのかって、ただ「ENTERキー」を押したいだけなのだ。

 

私は想う。「正しい在り方」とは、意外にも、コレなのではないか。

その愚行に存在する、確かなもの。

これは、紛れもない「ロマン」だ。

 

オフィスなどでは、あっちでこっちでバッチーン!バッチーン!

さながら戦争だ。

敵味方の分別もつかない白昼夢。
目的さえ曖昧、混沌、朦朧とした中に居ても、

それには、無様にも駆けようとする「人の気位」を感じるのだ。

バッチーン!

突き指したってかまわない。

バッチーン!

勢い余って、「ETER」の隣の「む」に打ち損じる事だってある。

 

つまり、畏れ多くも、私がこの国の権力に対して訴えたいこと。

それは、「ENTERキー」を強く叩く大会をつくって欲しい。

そういう事だ。

 

放送作家 半袖五組

ウノプロダクション株式会社
放送作家集団ストレンジャー
http://www.unopro.co.jp

放送作家育成プロジェクト2008~2015(事務所&全実践)
http://www.unopro.co.jp/housousakka_prj.html

#56 『Eから見られる日本一』

東海道の新幹線に乗るときは、Eの席に座ることにしている。

二連、三連で席があるが二連のほうの窓側の席。

理由は、富士山が見えるから。

上りでも下りでも富士山が見える方の窓側はEの席。

だからEに座る。

 

天気さえ良ければ東京からでも見える富士山。

しかし、近くで見る富士山にはやはり力がある。

歴代の有名日本画家たちが被写体にしてきたその美しさ。

見ているだけでこっちがパワーをもらえた気になれる。

 

今週も訳あってのぞみに乗る機会がある。やっぱりEに座ろうと思う。

 

今年こそ、富士山みたいな山になりたい

 

放送作家 広田山

ウノプロダクション株式会社
放送作家集団ストレンジャー
http://www.unopro.co.jp

放送作家育成プロジェクト2008~2015(事務所&全実践)
http://www.unopro.co.jp/housousakka_prj.html