放送作家集団『ストレンジャー』ブログ by ウノプロダクション -190ページ目

#68 『平安ファンとして…』

「監督とゆう立場じゃなくて、平安ファンとして、本当に嬉しいです。」
センバツ優勝監督インタビューにて。
龍谷大平安高校野球部監督、原田英彦の言葉。

胸に刻まれたHEIANの文字。白く輝くユニフォームに憧れ、
原田少年は平安高校に進学を決めたという。
監督の話を受けた時も、
自分が平安の監督なんておこがましいと感じたものの周囲の後押しで監督に。
全国有数の超伝統野球部を率いて21年、ついにセンバツ優勝。

選手全員を自分の息子と思って指導する。
「優勝したら俺は泣くからな!」
朝のミーティングで監督から出た言葉に、
息子たちが「監督を泣かそう」と一貫になった。

HEIANのユニフォームへの思いを語るだけで涙する程、
自他共に認める平安ファン。
HEIANに誰よりも熱い思いを持っている監督、原田。

その人となりを知って中継を見ていると、
インタビューの言葉にグッとくるものがあった。

「監督とゆう立場じゃなくて、平安ファンとして…」
こんなこと言う監督さんはなかなかいないだろう。

夏にまた同じ場面が見られるのか。
期待したいところである。

放送作家 広田山

ウノプロダクション株式会社
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#66 『懺悔』

私は自らの陰毛を掴み取ると、彼の口の中に無理矢理押し込んだ。

学生時代に思い付いた他愛のない遊びで、
此れがなかなか面白く、一か月余続いた。

 

私は口の中に水を含むと、
無邪気に笑みを浮かべ、あちらの後輩を手招きした。

何か楽しそうなことがあるのでは?と上機嫌で後輩は寄って来るのだが、

側まで来ると、途端、私は口の中の水を彼の顔に吐き掛けるのだ。

晴れやかな表情が、一瞬にして曇る。

私は其れがとても可笑しく、ゲラゲラと腹を抱えたものだ。

 

日本を離れていた友人が、タイでの二年間を終え戻ってきた。

私は仲間たちにその知らせを伝達すると、ついでに尾ひれを付けてやった。

「急にカミングアウトされたんだけど、あいつ、実はゲイだったみたい」

日本に居た時から、その性癖は持ち合わせていたのだが、

タイでのそういう体験を経て、押し隠す気持ちをやめる事にしたらしい。

また、「あいつが自分で言うまでは、皆に内緒にしとけよ」と添え、

真実と思い込ませる「演出」に成功した。

勿論、事実無根なのだが、以来、5年程経った今でも、

友人は「ゲイ」と認識されている。

 

まだ在る。

脳天に鉛筆を突き刺した事や、
縦笛の口を当てる処にこっそりグリースを塗った事。

「ジミ・ヘンドリックスのライブ映像」と嘘吹いて、

エッチなビデオを貸して差し上げた事。

それは当然、彼の自宅のビデオデッキは、茶の間にある1台だけと知った上。

案の定、親兄妹の居る前で「再生」をしたのだと、

翌日の彼は、顔を赤くして訴えていた。

 

私はこれまで、
「いたずら」という可愛らしい言葉でカモフラージュしながら、

多くの罪を犯してきた。

いつか、その数多の「罪」が「罰」と改名し、
形相を変え、大鎌を振り回すかの如く

襲いかかって来るのでは。と、恐怖したりする。

 

しかし、私の一等の罪は、
それでも懲りず、今日も「いたずら」を辞めない事だ。

そして、「懺悔」と題をたてながらも、
結局、懺悔せず、文を終えることなのだ。

 

放送作家 半袖五組

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#65 『普通じゃないもの 08』

幼い頃、チラシの裏などに絵を描いたりするのが好きでした。
ドラゴンボール的なものだったり、キャプテン翼的なものだったり…。

そんな中で、描いていて一番燃えたのが、
「ぼくがかんがえた、さいきょうのスーパーロボット」
を作ることでした。 

当時自分が持ち得た、ありとあらゆる機能を搭載したそのロボは、
いびつ極まりないものでしたが、
「やべえ、また凄いの作っちゃった…!」と興奮したものです。


さて、話は変わりますが、ジャズとロックを融合させたジャンルとして、
「フュージョン」という音楽があります。
フュージョンを得意とするギタリストは、
ジャズに裏打ちされたテクニックと、ロックの情熱、
その二つが合わさって、とても素敵な演奏を聴かせてくれます。

そんなフュージョンギター界の重鎮として君臨するのが、
パット・メセニーです。

今回ご紹介するのは、そんな氏が考案した、とあるギターです。

 

パット・メセニー考案 「ピカソギター」

これはまさしく、幼い頃チラシの裏によく書いた、
何でもかんでも搭載して、
不恰好になってしまった、あの最強のロボットを彷彿とさせるいびつさ…。

さながら
「ぼくがかんがえた、さいきょうのスーパーギター」
といった趣です。

おそらく、パット・メセニー本人も、考案した際、
「やべえ、凄いの作っちゃった…!」と興奮した事でしょう。

なんだか見ていると、
「大人になったからといって、
子供の頃の情熱を捨ててしまう必要なんてない…」
そう教えてくれているような気さえします。

あの頃の熱い思いを忘れずに、
作家として、僕も「さいきょうの番組」を作らないといけませんね。

放送作家 栗子じょん

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