昨日八月九日は、
長崎に原子爆弾が投下されて、六十九年目に当たりました。
今度は、台風が接近ということで、こちらの扱いが大きくなってきているのは、
台風によりもたらされる被害を想像すれば、致し方のない一面もありましょう。
しかし、ここ数年のこういった日に対する、マスメディアの扱いを見ていると、
頭の中に嫌でも
「風化」
の二文字がよぎってきます。
こんなことでは、
「過ちを繰り返さない」
という言葉が反故にされはしまいか、不安になっております。
何年か前に聞いた話ですが、
「広島にある原爆資料館の展示内容が、
あまりにも刺激が強く、展示内容を変更した」
とのこと。
なんでも、
「修学旅行で訪れた女子高生(中学生?)が、展示を見て気分が悪くなった」
「あまりの刺激の強さに、失神する人が出た」
といったことであったと記憶しております。
おそらくは、
刺激の強い展示の一部を撤去したものと想像致しております。
しかし、あそこに展示してある内容は、
ホラーでもなんでもなく、
厳然たる事実である
という観点に立ちます時、
昭和二十年の八月の日本国内に、人類の過ちによって、あのような凄惨極まりない光景が実際に二か所現れた
のであり、
その凄まじさたるや、
現代人が「吐き気を催す」「失神する」ほどのもの
であったことに思いをいたさぬわけにはまいりません。
昨今、巷では「集団的自衛権」についての議論(?)が喧しいですが、
近隣諸国の情勢をも考えますと、
「全面非武装」
は論外と致しまして、
「どこで線を引くか」
をよくよく考えなくてはならない
と感じております。
いつもながら末筆になりますが、
この原爆により命を奪われた方々とご遺族の皆様、
また、今もなお苦しみに堪えておられる方々に、
心よりお見舞い申し上げます。