『母の桜が散った夜』無事終演! | 森岡利行オフィシャルブログ「監督日誌」powered by Ameba

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脚本家
舞台演出家
映画監督
プロデューサー
文教大学情報学部メディア表現学科非常勤講師

 

よかった。

誰もコロナ感染しなくて。

完走出来た。

 

 

去年の今頃はお客さんが並んでいたのにも関わらず、

中止になった。

 

 

悔しかった。

 

 

その後、再開できたが、わたしは濃厚接触者となり、

自宅で配信で千秋楽を観るハメになってしまった。

 

 

でも、『母桜』はもうすでにリベンジしたくなっている。

 

この芝居で何人の人を幸福な思いに出来ただろう。

この芝居で小田急線のホームから飛び降り自殺しようとしていた

ホスト狂いの若い女の子に勇気を与えて思いとどまらせたり、

車椅子の少年に希望を与えて下北沢から東北沢まで歩きだしたということは

決してない。

 

 

今朝、孫(三歳の男の子)が起きたらすぐ、

「ボス、シモキタへ行こうよ」と言ったのには驚いたが(笑)。

コイツくらいか、幸福だったのは。

 

 

下北沢の一週間は修学旅行で平野紫耀を見つけた女子高生のように騒がしかった。

 

 

まだまだだ。

もっと面白い芝居を創りたい。

 

 

行動しない限り人は幸福になれない。

それで、幸福は表現していくべきである。

 

 

『幸福の黄色いハンカチ』でもあんなにハンカチが舞っていたじゃないか。

DVDのパッケージにあんなにハンカチ舞ってオチがわかってるのに、

面白いじゃないか。映画館で買ったパンフレットの表紙も舞っていたぞ。

 

 

芝居を観に来てくれる人は、出演者やスタッフの人生を支えてくれている、

と言っても過言ではない。

 

 

みんなが幸福になれる芝居が創りたい。

人に会わなくても暮らせる便利な世の中だから、

逆に人に会いたくなる。

 

芝居観劇は久しぶりの人たちが集まったりするから、

同窓会や法事にも匹敵するのだ(笑)。

 

 

走って、走って、そろそろ歩こうか……

いや、もっと早く走ってやる、今年は。

 

 

今年も“STRAYDOG”を応援してくれている方々、

出演者の友人、親御さんのために突っ走る。

 

 

心の中に黄色いハンカチをいっぱい飾ってやろう。

 

30周年第一弾、『母の桜が散った夜』にご来場いただき、

ありがとうございました!