暑い中、皆稽古に励んでいる。
しかし、この暑さは異常だ。
タクシーや海の家はきっと繁盛していることだろう。
ビールも売れているに違いない。
そう考えると劇場もけっこういい。
エアコンが効いていて涼める。
涼しいところで、舞台上の熱気を感じてもらうのはどうだろう。
それはエアコンのガンガンに効いた部屋で、布団にくるまって
寝る気持ち良さと相違ない。
真剣に稽古を見ている若者たち。
誰も台本に目を落としていない。
自分が出演しない方のチームの稽古を見て、
「負けるもんか」と自分の芝居に反射させる。
NHK土曜時代ドラマ『風の市兵衛』も視聴率が良かったそうでなによりだ。
また連続ドラマに関われたら嬉しい。
ブログで「大きな役をとってきてやる」と言ったが、
実は役に大きいも小さいもない。
大きくするも小さくするも役者次第なのだ。
昔、私が書いた脚本の映画で、
先輩の俳優に声をかけたら、その先輩の
マネージャー(私が所属していた事務所のMでもある)から、
「お前がやってるVシネみたいなので、少ないギャラで、
うちのxxxは出せないからな」と言われた。
いつもその先輩から「お前の映画に俺を使えよ」と
言われていたから監督やプロデューサーに頼んで
声をかけさせてもらったのに……。
その先輩の出演は断念したが、
その役は奥田瑛二さんがやることになった。
役に大きい小さいもない。
大きくするかしないかは役者次第。
クリエイティブな仕事があるのではない、
クリエイティブな仕事にするかどうか、なのだ。
だから、音響はパソコン一台で事足りように考える。
負荷がかかればかかるほど、強くなれるし頑張れるのではないだろうか。
xxがなくてもへこたれないぞ。
xxに縛られて、ガタガタ言ってる奴らを、キャン言わせてやるからな。
因みに私が映像にキャスティングする場合、
“STRAYDOG”の芝居に出演している俳優、
舞台の経験のある俳優を優先します。
なぜなら芝居の稽古は一か月あり、
それに賭けられるくらいの役者でないと、
一緒には出来ない
当たり前だな、そんなこと(笑)。