あけましておめでとうございます! | 森岡利行オフィシャルブログ「監督日誌」powered by Ameba

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脚本家
舞台演出家
映画監督
プロデューサー
文教大学情報学部メディア表現学科非常勤講師

本年もよろしくお願い致します。

 

昨年の12月末まで映画を撮影していた。

タイトルは『海へ行くつもりじゃなかったが、

来てしまった私を勇気づけてくれたのは

天使かもしれない』(仮)だ。

 

居酒屋で出会った仲間たちが、

人生の荒波にもまれ、成長する物語。

 

AV監督になる者、

汁男優になる者、

芝居の制作者になる者、

女優を目指す者、

フリーターになる者、

学校の先生になる者、

それぞれの人生が描かれる。

 

 

 

脚本は映画『クロス』で城戸賞を受賞した宍戸英紀。

熱血女教師を演じる円谷優希。

 

 

女優志望役の山田奈保と円谷優希は親友の役。

二人は行きつけのバーで毎晩飲み明かす。

 

 

日頃の悩みを奈保に打ち明ける優希。

だが、奈保は聞く耳を持たない。

 

 

 

優希の元カレ役の柴田明良。

柴田はキャバクラをオープンさせた中年実業家だ。

奈保は優希の元カレを狙っていた。

 

 

柴田が経営するキャバクラで、奈保の同級生たちが働いている。

 

 

 

そこへやってくる教師の重松隆志。

表向きは教師だが、実際は美人局である。

 

 

が、こんなホステスだと売り上げは落ち、赤字が続いた。

 

 

重松はナンバーワンキャバ嬢の富樫未来を狙っていた。

重松の引き抜き作戦に柴田は屈してしまう。

 

 

優希にも奈保にも去られ、傷ついた柴田は海へ向かった。

 

 

死を覚悟し、海を眺めていると、天使が囁いた。

 

「人は肯定においてよろこびを感じ、

否定においてかなしみを感ずる。

しかし、真実のよろこびというものは深いかなしみの

経験のないものには味わうことができない」

 

 

 

「人生には解決なんてない。

ただ、進んでいくエネルギーがあるばかりだ。

そういうエネルギーをつくり出さなければならない。

解決はその後でくる」

 

 

「人間は努力をする限り、迷うものである」

 

柴田は広大な海を背に、また町へ戻って行った……。END

 

なんて映画はありません(笑)。

『ラストデイト』(仮)、今年公開だ。

 

本年もよろしく!