次の芝居の稽古が始まった! | 森岡利行オフィシャルブログ「監督日誌」powered by Ameba

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脚本家
舞台演出家
映画監督
プロデューサー
文教大学情報学部メディア表現学科非常勤講師

『アロハ色のヒーロー』(高橋いさを作)、

『西原理恵子演劇祭』の出演者と『映像都市』の反省会に

参加するキャストが一同に会してのボクササイズ!



森岡利行「監督日誌」



30代の半ば、私はデスクワークが増え、

腰痛になったことがある。



その時、メダリストの叔父に指示を受けたのが

腹筋だった。



腹筋がコルセットの役割となり腰痛を防ぐと言われた。

だからボクサーに腰痛持ちはいない。



そして、発声訓練。

普通の発声はじっとして、腹式とか滑舌とか行うが、

芝居は動きの中で声を出す。



だから、トレーニングしている間に声を出せばいいのだ。

それで、大きい声が出なければ、どうすれば出るようになるか

自分で探ればよい。



声も潰さなければ強くならない。

ボクシングと同じだ、

殴られないと強くなれない。



以前、プロデュース公演の際、

よそのプロダクションのMに

「稽古の前に発声をやってくれませんか」と言われたが、

うちは養成所ではない。

「演技指導するならカネをくれ」だ。



私はプロデュース公演で養成所の真似事をするつもりはない。

あくまで演出家と俳優の立場でいいものを作り上げていくのだ。



もっと言うなら、声も出ないような俳優や、

客を呼べないような俳優をプロデュース公演に送り込んでくるな。




森岡利行「監督日誌」



じゃあどうするか?

稽古場に早く来て自分で努力するのだよ。



会社でもなんでも、仕事の遅い人や出来ない人は

人より努力するのだよ。



人より早く来て仕事(予習稽古)するか、

人より遅く残って仕事(復習稽古)するものなのだ。



それでもだめなら、休みも出勤して仕事するのだ。

それが社会というものだよ。


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でも、それ(仕事や芝居)が出来たって

どうってことないんだぜ。



大切なのは資質だろ。

それをやって未来が見えるかどうかだろ。



そんな未来が垣間見える映画祭『桃まつり』

の初日舞台挨拶に行ってきた。




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“STRAYDOG”の森田亜紀監督作品、

『雨の日はしおりちゃん家』。



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映画はアップがあっていいよね。

そのアップに耐えうる顔の宮田亜紀さん。

森田亜紀と一字違い。



劇団の話はほぼドキュメンタリーを見ているようだった(笑)。

映画にはないが、実際の稽古終わりでサプライズしようと、

演出の森田にわざと役者にダメ出しをさせたところ、

本気でダメ出しになってしまい、最後は森田がかんかんになって

怒っていて、ケーキを出せなかったということもあったそうだ。




会場のユーロスペースはレイトにもかかわらず、

満員御礼。

柴田明良演出『レディ・ゴー』に出演していた五十嵐令子も

『MAGMA』で主演をはっていた。

あのチラシを見た監督が彼女を気に入って起用したそうだ。



みなさん、是非ご覧ください。




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