何年かぶりに金ちゃん(金山一彦)と会った。
金ちゃんはかつての超アイドルみっちょん(芳本美代子)
の旦那だ。
私と金ちゃんの繋がりは、
私のシナリオライターデビュー作『新・悲しきヒットマン』だ。
あの映画は一生の思い出に残るくらい楽しかった。
主演の石橋凌さんの家で読み合わせをしたり、
大阪寺田町のお好み焼き店に連れて行ってもらったり、
金ちゃんも凌さんの舎弟の役だったのだが、
本当の舎弟のようだった。
“STRAYDOG”の俳優も大勢出演させて貰って、
ヒロインはなんと、公演の受付を手伝っていた
沢木麻美という新人女優が抜擢されたのだ。
夢みたいな話しだ。
私は脚本家として、方言指導として、
現場にべったりつき、
北見敏之さんと相部屋になったり、
望月六郎監督と朝まで飲んだり、
故・山田辰夫さんと焼き肉を食べに行ったり、
本当に楽しかった。
そんな金ちゃんが商業舞台ではない小劇場の
舞台をみっちょんと一緒にやるという。
まだ詳細は発表出来ないが、凄く楽しみだ。
いつも携帯で写真を撮るとボケるのだが、
良い俳優を撮るとボケないのはどういうことか。
どこで撮っても画になるよな、やっぱり。