打ち合わせ何件か | 森岡利行オフィシャルブログ「監督日誌」powered by Ameba

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脚本家
舞台演出家
映画監督
プロデューサー
文教大学情報学部メディア表現学科非常勤講師

まず、××放送で打ち合わせ。

一緒に××をやらせて貰った仲なので、

気心はしれている。

新しく、AP女史を紹介して貰う。

しかし、関西系の人が多いなぁ。



その後、渋谷に行き、

配給・宣伝・製作を手掛けているN社に営業。

面白い情報をたくさん仕入れる。

打ち合わせ中、E社のKプロデューサーから連絡。

××放送の打ち合わせ内容を伝える。

目の前にいるPとも知り合いで、世の中は狭い。



別の場所で、Kプロデューサーに連絡していると、

目の前をプロダクションOのMのSさんが

てくてく歩いているではないか。

声をかけて、「また飲みましょう」と別れた。

初めて会った時、20代だと思っていたので、

そこの女優が自分より若いMに、

散々ダメ出しされるなんてと思っていたが、

実は30代だったことが、前回公演の途中で発覚し安心した。



実はKプロデューサーの案件がプロダクションOに

関係のあることでこれまた奇遇だった。



そんでもって色々、映画やテレビの予定が変わってきたので、

H社のO社長に会いたい旨を伝えると

たまたまNHKにいらしたので、お茶をする。

なんとタイミングのいいことか。

いっぺんに三つも打ち合わせしてしまったぜ。




教訓“自分の足で動くと世界が好転する”




「千里の道も一歩から」ってとこか。




連絡のつかないPはずっとつかないし、

折り返しもくれないヤツとか、

一緒に仕事してても、

うちの芝居なんか観に来ない人、

いっぱいいるけどね。




組織の大きさと人間の大きさは反比例するのだ(笑)。




本を買う金もないので、

商店街でアンケートに答え、図書券を数枚確保し、

井筒監督の“ガキ以上、愚連隊未満。”というエッセイを買った。




森岡利行「監督日誌」



面白くない映画は面白くないと一刀両断している。

なぜ面白くない(琴線に触れないか)も

語られていて、ためになる。




ある映画の撮影中に、スタッフがギャラの未払いで

ストライキを起こしたそうだ。




「お前たち映画人って、まさか、サラリーマンだったの?

厭々ながら朝の8時から地下鉄に押し込まれて

奴隷のような顔を晒して吊革で人生を支えている、

そんな種類の人間だったの? 




そんな人々を眺めて写し取る、河原乞食じゃなかったのか?

まさか普通の人間だったの? ボクらは何のために?

何を作っているの? 




夢や希望も遠のいた国境の果てに突っ立っている

キャバレーの呼び込みか?

乾電池工場の工員か?

キュウリやトマトでも栽培してるのか?




山の中で猪でも追ってるのか?

何屋だ? 何を売るんだ?




お前たちこそ自分の体を売ってるのか?

市役所の印鑑係りか?




好きなものが他になくてどうしようもなくて映画を作ってるんだぞ、

下町の板金屋の太郎君じゃないだろ?




アルバイターじゃないぞ、月末の振り込みが遅れたぐらいで

ガタガタ喚くんじゃないよ、明日、飢え死にするっていうのか?




金が欲しかったら、長距離トラックか、ラーメン屋で働き直せ、

バカヤロと思った。

二度と一生、そんなスタッフとは仕事したくなかった」








相変わらずエッジが効いてまっせ、井筒監督!