朝、新聞を読んでいたら“『ミナミの帝王』の脚本家、殺人未遂”
という記事が飛び込んできた。
私も実は『ミナミの帝王』の脚本家の一人なのだが、
この人はよく知っている。
『ミナミの帝王』は二本撮りといって、
一回のロケ撮影で二本分の話数を撮るというものだ。
だから脚本家も二人いて、それぞれが一人の監督と打ち合わせをする。
私の前にその人が監督を打ち合わせをしていて、
よく監督に怒鳴られているのを目の当たりにした。
それは(例えば)犯人の幼い頃をわかるようにするにはどうすればいいだろう、
なんて話し合いがなされていて、
その人が「犯人にほくろをつけて、それで主人公が昔のアルバムを見たとき、
分かるっていうはどうでしょう」なんて提案していると、監督が、
「バカ野郎! 有名な俳優にほくろなんかつけたら、そいつが犯人だってすぐに
わかっちゃうだろう!」
もっともなことで怒鳴っていた。
その日、私が家に帰ってテレビをつけ、ある二時間サスペンスを見ていたら、
私の先輩である中西良太さんがほくろをつけて出演していた。
私はすぐに良太さんが犯人だとわかった(笑)。
……なんてことを思い出した。
すごく大人しい感じの人だったので、
きっと心の何かが破綻したンだろうと推察する。
稽古場では最後の通し稽古が行われ、
面白い仕上がりを見せてくれた。
打ち上げには某テレビ局や制作会社のプロデューサーも
顔を出してくれて、BINGO大会も盛り上がった。
暮れに、心ない元××に×××の××を受け、
×××な私を×××くれた方々、
本当にありがとうございました!
この恩は仕事でお返しします!
暮れも年明けも芝居三昧な人々。
なんて幸福な人たちだろう。
それでも毎日、大変なことだらけだ。
××していた××が××すると言うし、
うわぁ~すっげえ××××。
なんて思いながら、間に入ってくれた人は
連絡もとれないし、
うわぁ~すっげえ×××。
なんて思いながら、忘年会は盛り上がる。
某テレビ局のNプロデューサーと女優の三津谷は
昔仕事をしたらしく、久しぶりの再会を喜んでいた。
これも奇遇なのだが、Nさんは私が売れない小劇場の
役者をやっていた頃、出演していた舞台……
ブリキの自発団『夜の子供』(利賀村野外劇場)、
離風霊船『ゴジラ』(扇町ミュージアムスクェア)を観てくれていたのだ。
役者バカではなく、完全なバカ役者だった(苦笑)。
衣装は野田MAPでお馴染み日比野こずえさん。
なんという偶然、奇遇!
そのNさんと私の連ドラデビューのプロデューサーIさんも
一緒に番組を作っていて、来年の企画開発を私とその二人が一緒に
やっているのだ。
アトムのセリフ、
「人はめぐりめぐって出会えるときがある」
というのを実感させてくれた。
さしんは三次会のカラオケボックスで。
中原の「おそうじオバチャン」は絶品。
いつか舞台で披露してもらいたい。
私は早々にダウン……帰宅した。
二時から五時まで歌たい、その後、
みんなで松屋に行ったらしい。
なんてタフな奴ら、こいつらキ××イだ。