稽古納め | 森岡利行オフィシャルブログ「監督日誌」powered by Ameba

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脚本家
舞台演出家
映画監督
プロデューサー
文教大学情報学部メディア表現学科非常勤講師

朝、新聞を読んでいたら“『ミナミの帝王』の脚本家、殺人未遂”

という記事が飛び込んできた。



私も実は『ミナミの帝王』の脚本家の一人なのだが、

この人はよく知っている。



『ミナミの帝王』は二本撮りといって、

一回のロケ撮影で二本分の話数を撮るというものだ。



だから脚本家も二人いて、それぞれが一人の監督と打ち合わせをする。

私の前にその人が監督を打ち合わせをしていて、

よく監督に怒鳴られているのを目の当たりにした。



それは(例えば)犯人の幼い頃をわかるようにするにはどうすればいいだろう、

なんて話し合いがなされていて、

その人が「犯人にほくろをつけて、それで主人公が昔のアルバムを見たとき、

分かるっていうはどうでしょう」なんて提案していると、監督が、

「バカ野郎! 有名な俳優にほくろなんかつけたら、そいつが犯人だってすぐに

わかっちゃうだろう!」

もっともなことで怒鳴っていた。



その日、私が家に帰ってテレビをつけ、ある二時間サスペンスを見ていたら、

私の先輩である中西良太さんがほくろをつけて出演していた。



私はすぐに良太さんが犯人だとわかった(笑)。



……なんてことを思い出した。

すごく大人しい感じの人だったので、

きっと心の何かが破綻したンだろうと推察する。




稽古場では最後の通し稽古が行われ、

面白い仕上がりを見せてくれた。




森岡利行「監督日誌」



打ち上げには某テレビ局や制作会社のプロデューサーも

顔を出してくれて、BINGO大会も盛り上がった。




暮れに、心ない元××に×××の××を受け、

×××な私を×××くれた方々、

本当にありがとうございました!

この恩は仕事でお返しします!




森岡利行「監督日誌」

暮れも年明けも芝居三昧な人々。

なんて幸福な人たちだろう。

それでも毎日、大変なことだらけだ。

××していた××が××すると言うし、



うわぁ~すっげえ××××。

なんて思いながら、間に入ってくれた人は

連絡もとれないし、

うわぁ~すっげえ×××。

なんて思いながら、忘年会は盛り上がる。



某テレビ局のNプロデューサーと女優の三津谷は

昔仕事をしたらしく、久しぶりの再会を喜んでいた。



これも奇遇なのだが、Nさんは私が売れない小劇場の

役者をやっていた頃、出演していた舞台……

ブリキの自発団『夜の子供』(利賀村野外劇場)、

離風霊船『ゴジラ』(扇町ミュージアムスクェア)を観てくれていたのだ。



森岡利行「監督日誌」
“ブリキの自発団”時代の私。

役者バカではなく、完全なバカ役者だった(苦笑)。

衣装は野田MAPでお馴染み日比野こずえさん。



なんという偶然、奇遇!



そのNさんと私の連ドラデビューのプロデューサーIさんも

一緒に番組を作っていて、来年の企画開発を私とその二人が一緒に

やっているのだ。



アトムのセリフ、

「人はめぐりめぐって出会えるときがある」

というのを実感させてくれた。


森岡利行「監督日誌」

さしんは三次会のカラオケボックスで。

中原の「おそうじオバチャン」は絶品。

いつか舞台で披露してもらいたい。


私は早々にダウン……帰宅した。

二時から五時まで歌たい、その後、

みんなで松屋に行ったらしい。

なんてタフな奴ら、こいつらキ××イだ。