部屋を整理中に、昔作りかけた真空管プリアンプが埃まみれになっているのを発見して、掃除と目視チェックをしました。
確か三栄無線のプリアンプキットを作り電源部を自作してケースに収めたものですが、その後、照明付きVUメータをつけたり、メータ駆動も兼ねてカソードフォロワ
アンプを追加したりしてました。当時メインアンプ(6550/KT88ppステレオアンプ)との接続に2mくらいのケーブルを使ってましたので。
カソードフォロワ、VUメータをつけて試験したところヒーター電流が不足したので途中で製作を放棄していたものです。
その後適当なヒータートランスなど入手したので、今作っている104Dアンプが完成したら、リメークしようと現状を点検してみましたらなんとかなりそうでした。
というか、昔の方が丁寧・上手に作ってあり、リメークの時はシンプルなものに変えようと思っていたのですが、できるだけ元のものを残すことにしました。
今は、レコードプレーヤ、オープンリールデッキなどはあまり使わないのですが。

背面から見て、右側がプリアンプ部、左手前の黒いケミコンが6個載っているのが電源ボード、左奥の真空管1本載っているのがカソードフォロワ部。

残っていたキット製作マニュアルによると、概略構成は次のとおりです。
CR型イコライザープリアンプ S-8706
PHONO>12AU7-1/2・12AU7>>1/2・12AU7---1/2・12AU7
(Equalizer) | (Tone Control)
CD,Tuner,Line >|< Tape
カソードフォロワーを増設してヒーター電圧が不足するようになったわけですが、
プリアンプのみの時の、ヒーター電圧、B+電圧は次のとおりです。
12.6V(推定トランス容量1A)-ブリッジ整流-----2Ω-----2Ω----12AU7×5(0.75A)
測定:11.5VAC S4VB 14.3V 12.78V 11.28V
250V(推定トランス容量30mA)-ブリッジ整流
測定:268VAC |-2.7k---1.8k--B2--1.8k--B1--
?V | ?V ?V
|-1.8k--B4--1.8k--B3--
?v ?V
使用していたトランス:
入力 100V E端子付き 出力 250V(30mA推定)、12.6V-6.3V-0(1A推定)
銅ショートリング巻
12AU7 5本を12VDC点火した(0.75A出力)時のトランスAC出力が、11.5V
ということは、5本点火でも苦しかったということになります。
入替候補トランス:
入力100-90V 出力250-220V(30mA)、6.3V(1.5A)、5V(0.5A)
無負荷実測値: 270V-230V 6.8V 5.4V
・ショートリングなし、大きさは使用していたトランスよりやや大きい程度で
設置に問題はない
・12AU7は6.3V点火になるが、1.5A必要なので定格一杯、 DC化は無理そう
追加候補トランス1
入力100V(1-2) 出力 B+(3-4) 無負荷実測値:130V
H 6.3V (5-6)無負荷実測値:6.5V
銅ショートリング付、VTVM(12AU7×1、6AL5×2)に使用していたもの
容量など不明だが無負荷実測値は上記。ヒーター容量は使用していた真空管
から、0.9A以上たぶん1.0Aはある模様
追加候補トランス2
入力100V 出力 H 6.3VCT付 (0.3A)
今回の結論として、カソードフォロワ用としてVTVM用トランスをヒータートラン
スとして追加することにした。後段なのでDC化はせず、場合によっては、トーン
コントロール用12AU7のヒーターもこのトランスからAC供給する。
左は、使用していたトランス、右はVTVM用トランス

スペース的にはトランス追加可能

清掃後、上蓋、つまみをつけたプリアンプの状態、3枚目は放熱用通気口の様子



実際に、リメーク開始になるのは来年になりそうです。