部品の配置変更がなんとか終わったので、配線にとりかかりましたが結構苦労してしまいました。一番の原因は部品配置が窮屈なため、部品を取り付けたり外したりしながら半田付けしなければならかったことですが、フィラメント電流用の配線材料が太く硬かったこともあります。
本体の配線が終わり、電源スイッチ、電源コードコネクタなどのついたサイドパネルの配線をしました。
サイドパネルはありあわせのアルミ板と部品を使用したのと途中で設計変更したので無駄な穴や部品(信号入力用のRCA端子、大きなメインスイッチ)がついています。
中央下側の大きなスイッチがメインスイッチのはずだったのですが、切り替えが固いため、右上の小さなトグルスイッチを使うことにしました。
このスイッチは3ポジションON-OFF-ONで、上で電源ON(真空管の高圧はタイマリレーで遅延秒時後にONになる)、中(中立)で電源OFF、下で真空管のフィラメント予熱のみONとなるように考えていました。
ひととおりの配線が終了したので、配線に間違いがないか、半田付けが不十分でないか、目視とテスター、配線引っ張りでチェックしました。
これで大丈夫と、ACを接続したところヒューズが飛んでびっくり、がっかり。
サイドパネルにつけたヒューズホルダーは、奥行きが取れないためごく小型の特殊なものをつけていたので予備ヒューズ3Aがみつかりません。 また、原因を取り除いていないので、交換しても切れるのは必然です。そこで切れたガラス管ヒューズの中に代わりの細い線を入れて再度通電しました。
すると電源トランスが唸るしすこし発熱もするようです。古い電源トランスを使っているので、巻線内部でレアショートでもしていたらお手上げです。
いろいろとチェックして、最後に高圧整流用のダイオードが2本ともショート状態になっているのを見つけました。耐圧不足で破損したのだと思います。
取り外し品の古い整流ダイオード オリジン 型番SW-05B を使ったのですが、導通チェックもし、インターネットで規格も調べてから取り付けたものです。耐圧はカラーマークで表示されているのですが、黄色(600V 500mA)か白かわかりずらく黄色マークと見れば200Vの整流は大丈夫と判断したのですが。
よく考えてみれば、フィラメント予熱のため電源トランス高圧巻線の中点は遅延リレーが働くまでは接地されません。その場合、両波整流用200V巻線の両端にはAC400Vが出ますし、無負荷ではたぶん600V以上出ているのだと思います。
そこで今度は、400V1A定格の整流用ダイオードERC24を2本直列(耐圧800V)につないで、それぞれの200V巻線に接続するようにしました。
これで、トランスの唸りもとまり、各巻線にもそれにふさわしい電圧が出ていることが確認できました。
ここで落ち着いてみると、電源スイッチ位置が上ONでも下ONでもタイマーリレーが作動していることに気がつきました。配線メモをたどってみると、今の3Pスイッチではだめで6Pスイッチに交換しなければいけないということがわかりました。
ありあわせの6Pトグルスイッチに交換して、ついでにスパークキラー(0.3μ+120Ω)を付けたのが下の写真です。
やっとできたと喜んで、電源ユニットのパネルをかぶせてみたら、きちんととまりません。高圧(B+)整流用のサブボードがメーターの背とすこし接触してしまいます。大きくなったフィラメント電流用の平滑コンデンサに当たらないようにサブボードを上下反転した形で取り付けたため取り付け位置が前より少し上に来たためです。
穴の位置を微妙に開け直せばいいのですが、この時点で電気ドリルを使うのはためらわれたので、思い切ってサイドパネルの外側に追い出しました。
ちょっと見栄えは悪いのですが、まあいいかということにしました。
そのかわりユニット内部はだいぶ空間ができました。
この次、コントロールパネルの配線をすれば、いよいよ電源ユニットの完成です。

































