東北地方は大雨で大変だったのですが、当地はここ二三日涼しい日が続きました。

今まではとんでもない酷暑で夕方水やりをするのがやっと、庭に出る余裕はありませんでした。

 

 涼しい日を利用して気になっていた柘植の生垣の剪定をしました。長さ4間くらいしかないのですが、2日にわたっての作業になりました。

 

 

 昨年7月に強い剪定をしたため秋になっても葉がほとんどない穴が3か所ほどできていましたが、上の写真のようにだいぶふさがりました。上に伸びる枝を放置しておくと横穴の塞がりが遅れるような気がして、暑いさなかの剪定をしてしまいました。

 木にはだいぶダメージを与えたのではないかと心配しています。

 

 昨年強剪定したのは、生垣の上部の生育が強くて道路にはみ出してしまうので、生垣上部の厚さを薄くするためでした。

 下の2枚の写真は昨年剪定した時のものですが、約1年たつと枝ばかりだった部分にも葉が出てきているのがわかります。

 

 

 

 

 

 ずっと以前は生垣を四角四面に剪定していたのですがいつの頃からかなだらかな曲線になるように剪定を変えました。剪定が少しは楽になるのと、少しは木の都合に合わせようかという心境の変化からかもしれません。

 

 下の写真は、2012年7月の剪定の様子です。当時はディジタルカメラを持っていなかったので、ビデオカメラの静止画で撮ったものです。したがって画質が悪いです。

 

 

 

 

 こうやって十年前と今を較べてみるともちろん木は大きくなっていて、ポストや表札も変わっていますが、車はもとのままです。十年以上同じ車に乗っているんだと改めて感慨にふけりました。

 前回、奥行きの不足を補うためにフレームを2段重ねに接着しましたが、ボンドが乾いた状態では次のようになりました。

 左は裏から、右は表から見た所

 

 コーナーの様子

 

 裏板として2mm厚のべニアを使ったのですがフレームの裏面と高さをそろえるために、2mm×4mmの角材を下側フレームの溝に接着

 

 簡単にペーパーをかけ塗装してガラスを取り付けたところ

 

 ガラスは、フレームの上と下の裏側に細い桟を接着して固定しました。

また、裏板を止めるための金具、壁掛け用の金具を下側フレーム裏面につけました。

 茨城県は地震がたびたびあるので、壁掛け金具が外れた時完全に下まで落ちないように安全索も付けました。

 

 中に入れるチェストパネルは、壁掛け(タペストリライク)にも使えるようにかなり大きなパッチワークを作ってこれに縫い付けていたのですが、今回この額に入るよう周りのパッチワークをカットしました。

 切り口は簡単に縫って段ボールの台紙に縁だけ木工用ボンドで接着しています。

 

 フレーム表面と、カットしたチェストパネル

 

 フレーム裏面と、カットしたチェストパネルの裏面(段ボール)

 

 額の中にチェストパネルを入れてみたところ

 表側

 

 裏側

 

 最後に、元の所にかけてみましたが、小さくなったので立て格子の向こう側にある階段の目隠しの役割はあまり果たせなくなりました。

 (額のガラスに撮影している自分と、熱帯魚水槽の照明が映りこんでしまっていました、昼間撮れば良かったんですが失敗しました)

 

 

 

 作業が終わって振り返ってみたら、結局、深さの浅いガラス箱を作ったようなものでした。発想を変えてアンティークショップで売られているようなガラス窓の裏側に浅い箱を作りつけても良かったなと今は思っています。

 

 

 ふと外に出てみると、暑い庭では鹿の子ユリが咲き始めていました。

 

 玄関を入ったところにヨルダン在住中に入手したチェストパネルを飾っていましたが、今回これを見直すことにしました。

 

ヨルダンではチェストパネルを大きなフレームに入れて飾っていましたが、ガラスがあると日本に持ち帰るのが難しいため分解した木製のフレームとチェストパネルだけ持ち帰りました。帰国後にフレームを組み立ててガラスなしで飾っていたのですが、ちょっと日の当たる右側がだいぶ焼けてきましたので額装を改作することにした訳です。

 

 インターネットオークションで適当なサイズのものを探したのですが、なかなか見つけられず、結局、下の写真のような掛け軸の写真を入れた縦長の額縁を入手しました。前のサイズに近いものはガラスが重すぎて壁掛けは無理と考え、チェストパネルがぎりぎり入る大きさのものにしましたので。

 

ところが、パッチワークにつないだチェストパネルを入れるには深さが不足するように思えるのでこの額を薄い箱のようなものに改作することにしました。

 深さを増やすため以前のフレームと2段重ねにすることにして、やってみたら次のようなものができました。まだ、木工ボンドで接着しただけなので、乾いたら木ねじで2つのフレームをつなぎます。ガラスが重いのでボンドだけではちょっと心配なので。

 これでガラス面裏から、裏板表まで約2.5cm弱の奥行きが確保できました。

 

 この作業をするためにガラスをはずす時にガラスの切断面に触れただけで手を切ってしまったので、切りっぱなしの角を荒砥石で丸めました。本当はガラス砥石でするらしいのですが持ってないので、普通の荒砥石を使いましたがうまくできました。

 

 中に入れるチェストパネルですが、当時ヨルダンに在住していたJICAボランティアの方から端切れをもらってパッチワークの台布を作りチェストパネルを縫い付けてあります。新しいフレームに入れるにはサイズを合わせるのに切らなければいけないのでちょっと残念。

 表

 裏

 

 元々のチェストパネルは下の写真(山本真希 パレスチナ刺繍から転載)のような形をしてますが、台布に縫い付ける時に実際の服に縫い付けた形を想像して少し曲げています。またやはりヨルダンで入手した自然石の首飾りも付けていました。

 

 チェストパネルはお祝い事などの時に女性の黒い常用服の胸元に縫い付けて使うもののようです。お金持ちは刺繡入りの専用の礼服を持っていますが、庶民は、普段着にこれを縫い付けて間に合わせたようです。使われているパレスチナ刺繍はとても細かくて、私など虫眼鏡で見ても刺繍の目が判然としません。

 下の写真の黄色のビーズの直径が5mmほどですので、5mmの幅に10回以上針が入っているのではないかと思います。

 

 すごく根気のいる仕事ですが、女の子が生まれるとお母さんは婚礼用にチェストパネルを作り始め10年以上かけて完成させると聞いたことがあります。

 日本では、女の子が生まれると桐の木を植えて、婚礼用の桐ダンスの桐を用意したとか、ちょっと似てますね。いずれにせよ昔の人は素晴らしい。

 

 ヨルダンにいた時はインターネットで「chest panel」を検索すると山のように出て来たのに、今回やってみるとなかなかヒットしません。チェストパネルコレクターも年を取ってしまったんでしょうか。

 ヒットした中に山本 真希さんの「パレスチナ刺繍」というのがありました。

刺繍しているところと作品の写真がありましたので転載します。

 薄茶色の糸で刺繍してある上着の下につけているのがチェストパネルです。

 

 46アンプのセットアップは終わったつもりでいたのですが、毎回 iPODを入力端子につなぎ直すのは手間がかかるので、既存の入力セレクターに46アンプを追加しました。

 46アンプの音量調整ボリュームは配置が悪くて使いにくいので、入力セレクターにボリューム付き端子があるのでその端子を使いました。

 

 

 入力セレクター外観

 

 UY-46アンプ関係システムの配置

 アンプ-スピーカー切替ボックスができたので、UY-46 シングルアンプをオーディオラックに移しました。

 出力トランス2、段間トランス2、入力トランス2、電源トランス、ヒータートランス、チョークコイルの計9個のトランス類がシャーシーに乗っていて結構重いので、オーディオラックの棚板には載せずにAV-1のサブウーファーを横にしてその上に載せました。

 

 

 以前、LuxのSQ38FDという真空管アンプを棚板に載せて使っていたら数年で棚板がたわみ困ったことがありましたので。

 スチール製の棚板ならよかったと思いますが。

 

 しかし今度の設置場所にも放熱が悪いという難点があり、一番発熱する出力管46とその上の棚板の間隔が5cmくらいしかありません。1時間ほど使っていると、アンプの上にある棚板が暖まってしまいます。上の写真は最初に置いた状態ですが、現在はサブウーファーごと手前に引き出して、46の上に棚板がかぶらないようにしました。

 

 また、卓上の小さなブックシェルフスピーカーを鳴らしている時は、トランス結合の方がクリアで澄んだ音がしたのですが、DIATONEのより大型のスピーカーでは高音が強調されて低音が出ていない感じがするのでコンデンサー結合に切り替えて使っています。特にジャズ系の音楽ではかなり聴いた感じが変わります。

 

 上の写真はオーディオラック全体の様子になりますが、もうこれ以上置けない状態です。あと1626アンプ(製作中)と真空管プリアンプ(改修予定)が残っていますが、真空管プリアンプは3段目のAV-1のCDプレーヤの棚に置くつもりです。

 1626アンプは小型のオシロスコープケースに入れて製作中なので、完成したらPC用のアンプとして机上に置くつもりです。

 

 CDプレーヤの棚に置く予定の真空管プリアンプ

 

 この真空管プリアンプは、三栄無線が出した管球式CR型イコライザー・プリアンプのキットS-8706を使って作ったもので、カソードフォロワー兼VUメータアンプを追加した時、DC化ヒーター電源の容量が不足してしまいそのままになっていたものです。

 ケースの上の黒いパンチングメタルは、真空管の高さに対してケースの高さが不足したので放熱を兼ねて作ったものです。12AU7が6本使われていますので放熱が必要になります。

 最初は、CDプレーヤの下に置くつもりでいましたが今回の件でプリアンプに長いアングルをつけてCDプレーヤをまたぐ形で置くか、CDプレーヤをまったく違う場所に移すか考えないといけなくなりました。