働いていた時に中断したこともありましたが長く続けていたスキーも今回で止めることにしました。

 やはり反射神経が悪くなったのと、耐久力が無くなってきて長いゲレンデだと途中で2、3回休まないといけなくなり、ツアー仲間に迷惑かけそうになってきたものですから。

 

 ツアーはいつものとおり菅平で、主に滑るのは奥ダボスのゲレンデですが、これで最後と思うとちょっと感慨深いものがありました。

 

 上田インターを降りて山に入るころは少し雪が降ってましたが、滑る時は快晴、パウダースノーで技量の落ちた私でも快適に滑ることができました。

 

 宿についた時はちょっと降ってましたが

 

 いつもの宿は廃業してて別のところに宿を取ってくれました

 

 ゲレンデは良く晴れて風も少ないので、快適な滑走ができました。

 

 それにしても、人が少ないですね、スノーボーダーもあまりいなかった。

下のゲレンデは小学生、中学生のスキー教室でにぎやかでリフト待ちが時々あるほどでしたが。

 

 昼食をしたレストランの裏の広場

 

 早めに上がって宿泊所に帰りましたが、ゲレンデにはまだ陽が当たってました

 

 翌日も3時まで滑って、最後に記念撮影、

 

 

 

 長い間お世話になったスキー道具

 

 スキー板は何回か更新してますが、靴は25歳ころ給料はたいて買った革靴です。

バックルで止める靴が出始めたころで、凍った靴ひもを解いたり結んだりが大変で無理して買いました。

 途中、外国製、プラスチックの靴に浮気したこともありますが、滑走中にバックエントリーの後ろ部分とか踵部分が取れたり、結構もろいので古女房に戻りました。

 やっぱり自然素材は強い、牛や馬も自然素材かと言われると困るけど。

 

 古い写真(2011.12.29)ですが、友人とツェルマットに行った時も、同じ靴でした。上着もズボンも同じ...。古いものを大切にしてるよね。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 おまけに、我が家の雪景色です。1月25日ころ、ほんのり雪化粧しました。

 

 

   ついつい「うさぎ占い」やってみましたが、

   お金が入ってくる年代はすぎてしまったので、

 さてどうなりますでしょうか。

 

 小さいころ兎飼ってましたが可愛かったです。野原に散歩に連れて行くと、鳥(とびとかカラス)に襲われないようすぐ丈の高い草むらに入っていきます。姿は隠れてしまいますが、なんか食べているようでした。普段のエサは「はこべ」をやってました。時々1mくらい垂直に飛び上がって私の姿を確認してはまた隠れます。野生の本能でしょうか、身を守る術は引き継いでいるんですね。ひもは付けずに散歩できるくらい馴れていました。

 結構長生きしたんですが、小屋から出して餌をやっているところを猫に襲われてしまって亡くなりました。その時はもちろんすぐ追い払ったのですが、ひと咬みされたようで、数時間後に元気がなくなり息が荒くなって、見守っていると一声、声をあげて息を引き取りました。兎が鳴いたのをみたのはその時が初めてでした。

 

 正月早々悲しいことを思いだしてしまいました。

今日の朝方は雨が降ってましたが、ろうばいの花は今が盛りと咲いています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 無線機用電源のメーターを修理しました。

ここ数年、30年以上使っている電源のメーター指示が不安定になっていたのですが、電源出力には異状なかったのでそのまま使っていました。

 ところが最近になって全く指針が動かなくなってしまったのでとうとう修理することにしました。

 

 この電源はJRC製のものに後からメーターを付けた改造品です。

 

 修理のために開けてみたところ、埃がたまってました

 

 

 メーターはトグルスイッチで、電圧と電流を切り換えて読めるようにしてあったのですが、電流計としては正常に動いていたので、電圧計の回路に問題があることは自明でした。トグルスイッチの接触、配線の半断線なども調べましたが、結局、電圧計の倍率調整に使っていた、半固定ボリュームが経年劣化していたのが原因でした。

 ボリュームの摺動部が露出しているタイプのものを使っていたので、錆とか埃で傷んでしまったようです。

 

 密閉型のものを探し出して交換しました。下の写真の黒いコンデンサーのアース端子に取り付けてあるのが交換したボリュームです。

 

 

 また、ついでに電流計のシャント抵抗も交換して感度をあげました。無線局を閉局してからは受信オンリーになったので、メーターが殆ど振れてないような状態でしたので。

 0.01Ωだったものを0.05Ωに変えたので感度を約5倍にあげたことになります。

 

下の写真の右下2個並列に白いセメント抵抗が見えますが、これが交換したシャント抵抗です。(0.1Ωのものを2個並列に接続しました)

 

 

 

 以前の手書きの回路図にWordでメーター部分を追加して、回路図も更新

 

 テスターで電圧を確認しながら、半固定抵抗を調整してメーを較正 写真は、20Vフルスケールの目盛りで13.5Vを指示しています。

 

 電流計の方は較正してません。メーターの電流部フルスケールが40Aになっているし、シャント抵抗の調整は大変なので。

 私のアンティークのコレクションは海事関係のものが多く、電気関係のアンティークは今まで持っていませんでした。

 

 わずかに電気式シップログが電磁石を使っているので電気関係と言えば言えるかなという程度です。スクリューの回転に応じて発生した電気パルスを受け、電磁石で機械的な回転計に伝えるものでした。

 

 今回入手した真空管試験機は、1920年代に米国 Stterling社で製造されたもの(Sterling Universal Tube Tester R-406) で、外国のラジオ博物館などにも展示されているようです。

 

 箱はボロボロでした

 

 でも本体は結構きれいで、説明書もついていました

 

 バヨネット式のUXソケットがついているので手持ちの真空管101Dを挿して喜んでいるところです

 

 実は、この真空管試験機は飾り物ではなく実際に使用しようと思っています。

私の作っている真空管アンプは真空管の機能確認も兼ねているので大部分にメーターをつけていますが、メーターのついていないアンプでもこのテスターを使って真空管(直熱3極管に限られますが)の健常度を確認できるようにしたいと思っています。

 

 上の写真右側のプローブをアンプの試験しようとしている真空管のソケットに挿し、検証対象の真空管をこのテスターのソケットに挿し、プレート電圧とプレート電流、バイアス電圧、フィラメント電圧などを読み取ろうというものです。

 

 ということで早速中を開けてみました、手前は入っていた電池

 

 ケースの左右に細長い筒がありますが、なんとまだ電池が入っていました。

昔のものでもちろん電池は腐食してますので、傷みが他の部品に伝染しないよう慌てて取り出しました。ケースの中の貼付説明シートによるとC電池(バイアス用電池)のようで、フラッシュ用1.5Vを4本使えと指示がありました。

 

 メーター2個、回転式切替スイッチ(手前)、シーメンススイッチの構造に似たプッシュスイッチ2個(奥のばね状のもの)が見えます

 

 配線はワイヤーではなく、角形棒状の針金が使われていました

 

 何をするにせよ回路がわからないと困るので、とりあえず目視で配線をたどり作ってみました。

 テスターで導通確認していないのと、同梱の説明書を読んで原理の理解と回路の機能確認をしながら作ったものではないので間違いもあるとは思います。

 

 

 上の回路図からの推定になりますが、次のことがわかります。

 

1.試験対象アンプ/ソケットのG端子はこのテスターと接続されない。(プローブケーブルは3本のみ)

 テスターに挿した3極管のグリッドは、通常状態ではテスターのNEGATIVE配線に接続されている。すなわち、フィラメント電源のマイナス側と接続(アース)されている。

 右側のプッシュスイッチを押すと3極管のグリッドには内蔵電池によりー6Vのバイアス電圧がかかる。

 

2.試験対象アンプ/ソケットのP端子(通常プレート電圧がかかっている)は、プローブを介しテスター上の3極管のプレートに接続される。この時テスター搭載のプレート電流計を経由するので、常にプレート電流が監視できる。このメータは、フルスケール10mAです。

 

3.試験対象アンプ/ソケットのF端子(プラスとマイナスの2端子)はプローブを介しこのテスターと接続され、テスターの真空管ソケットの対応ピンに供給されている。

 したがって試験対象アンプ/ソケットにかかっているフィラメント直流電圧はテスター上の3極管のフィラメントに印加される。

 この時、極性切替スイッチを経由しているので、このスイッチを操作することによって、テスター上の3極管にかかる電圧の極性を反転させることができる。

 

4.テスター上の3極管にかかるフィラメント電圧は、パネル左側の電圧計で常時監視できる。(目盛りは8Vまで)

 左側のプッシュスイッチを押した状態では、この電圧計はテスター上の3極管のプレートとアース(フィラメント⊖)にかかる電圧(プレート電圧)を表示する。(目盛りは120Vまで)

 

 この真空管試験機は、単に真空管にかかる電圧と電流を監視するだけではなくその良否を判断できるように作られているようですが、下の写真の説明書をよく読んでいないのでその方法はまだわかりません。

 

 同梱の説明書、傷んでいますが読める状態です

 

 上の説明書を一読した感じでは、テスター上に設置した真空管のバイアス電圧を0Vとー6Vに切り換えて、その時のプレート電流の変化から真空管の良否を判定するようです。試験できる真空管の種類はもちろん限定されていて当時のラジオにポピュラーに使用されていた、UV-199、UV-201Aなどが対象になっていました。

 

 私は、この真空管試験機を改造して、動作状態の真空管のプレート電圧と電流、フィラメント電圧、バイアス電圧をチェックできるものにしたいと考えていますが、できるだけ原型を残したい気持ちもあっていろいろ迷っています。

 いつものとおり実体配線図を作りました。

手持ちの抵抗、コンデンサなどの値、大きさを確認しながら、ラグ板とその位置を決めて、必要ならもととなる回路図を修正したりします。

 「今回は、真空管の評価が目的」と言い訳して部品の足りないところは、回路を省略したりもしました。

 

 出来上がった実体配線図はすごくごちゃごちゃしています。とくにメーター関係の配線があちこち這いまわるので、作る時は束線を使ってすっきりさせようと思います。はんだ付けした後のチェックも大変になるので。

 

 実体配線図を作っていると、配線の順序や、いったん部品を取り外さないと配線できない部分などが明らかになります。考えてみると、実体配線図作りは、配線作業の事前シミュレーションをやっているのと同じで、「段取り八分」の中身が決まってくるので有難い話です。

 

 上記作業で明らかになったラグ板を取り付けたり、すでに付けてあった部品の配置修正をしたりした後のシャーシ内の様子です。

 

 この写真ではわからないのですが、シャーシの上面両側につけてあったハンドルは片側を外しました。101Dのボール球を挿してみたらハンドルと接触しそうだったので。ST管タイプのものは大丈夫なんですが。

 ハンドルがないとアンプを動かす時ちょっと大変ですが、ゴム足を付けたので「まあいいか」にしました。

 実体配線図と上記のシャーシ内写真のなかに使われていないラグ板がありますがこれは予備です。

 使用予定の出力トランスはラグ板も端子もなしで、入出力の引き出し線が出ているタイプです。この長さがぎりぎりなので、状況によっては中継にラグ板が必要になるかもしれないので取り付けました。

 

 実体配線図作りでわかったことを回路図に反映しました。

 

 

 いよいよ配線作業ですが、ハンダが殆どなくなってしまったので、買い足さないと始められません。

 

 庭の方はすっかり冬景色で淋しくなりました。写真に撮るとけっこう緑が残っているように見えるのが不思議です。実際はかなり寂しい感じです。