現役復帰させてから毎日のように使っていたアナログスコープ(Tektronix 432 osciroscope)がとうとう故障してしまいました。
故障個所:
1.チャネル1が使用できない→ 輝線が画面に出ない、ビームファインダーで見ると輝線は画面外下方に出ているが、垂直位置調整ボリュームを操作しても輝線を画面内にもって来ることができない。
2.トリガー切り替えができない→切替スイッチの接触が悪く、NORMAL位置では同期がかからないことが頻発する。AUTO位置では使用可能。
とりあえずチャネル2、同期AUTOで使用していましたが、他のスイッチ類も接触不良が時々出るので、オークションで中古のディジタルスコープを購入してしまいました。
Tektronix 432 スコープの故障は、その原因が比較艇わかりやすそうなのでサービスマニュアルを参照しながらそのうち修理するつもりですが。
とりあえずチャネル2、AUTO同期で使用
試験に使用したファンクションジェネレータ
ファンクションジェネレータの外部電源
購入したディジタルスコープ Tektronix TDA 410A で試験信号観測中
TDA 410Aでファンクションジェネレータの三角波デューティサイクル調整中
周波数、立ち上がり、立ち下り時間などの数値が表示されるので調整が簡単
今までは、目で見て左右対称の三角形になるように調整してましたが。
購入したTDS 410Aは、正式にはディジタイジングスコープ 410Aというように信号処理がすべてディジタル化されているようです。そのため使い慣れたアナログスコープとは勝手が違い、英文のユーザーマニュアルを見ながら初めの一歩を踏み出しました。
1.設定を工場出荷時のものに初期化
2.専用プローブの調整
3.波形表示とメニュー表示の確認
このスコープの一番の利点は、観測した波形の記録と演算ですが、今後ゆっくりやっていくつもりです。
ディジタルオシロスコープの動作原理を知らずに英文マニュアルを読んでも理解するのがなかなか大変で、久しぶりに頭が痛くなりました。実機の操作とマニュアル記述を照らし合わせながらでも時間がかかってしまい、結局、岩通とTektronicsのディジタルスコープ解説記事を読んでからやってみました。
今更ながらですが、何事でも原理・原則を理解するのが早道と思い出しました。
購入したスコープは個人所有だったもののようで、外観・機能とも問題ありませんでしたし、なによりそのグリーンディスプレイが懐かしくて気に入っています。
40年以上前、パーソナルコンピュータが世に出始めたころNECのCPU μPD780Cとアセンブラ、BASIC言語などを使っていろいろ作っていましたが、ディスプレイが高価で入手できませんでした。このオシロスコープについているくらいの大きさのブラウン管(発色も同じような緑色でした)のジャンク品を入手して、インターフェースを調べながら自作のPCとつないで、緑色の英文字が表示できた時の感動は今でも忘れられません。あのころの集中力と貪欲さはもうすっかりなくなってしまいましたが。





































