今日は暖かく風も強くありません。ここ数週間で庭の花が爆発的に咲きました。

若い頃、事をなすには「時、処、位」をわきまえるようにと言われましたが、花達もこれを心得ているようです。

 

シャクナゲ(3月19日)

シャクナゲ(3月23日)

 写真を撮る時気がついて、以前モグラに荒らされていたポストの足元の石組みを見直しました。水をまいた時に土が流出するようになっていたので。

 

ヤシオツツジ、紅梅はもう終わりです(3月19日)

 ぼたんに蕾ができました。(3月19日)

ぼたん(3月27日)

ぼたん(4月3日)

 

かいどう(3月23日)

かいどう(4月3日)

 

みつばつつじ(3月23日)

みつばつつじ(3月27日)

みつばつつじ(3月29日)

 

すおう(3月23日)

すおう(3月27日)

 

れんげつつじ(3月19日)

れんげつつじ(4月3日)

 

桜草(4月3日)横にある水仙は咲いたのを見たことがありません

 

紅ツバキ(4月3日) 挿し木の鉢植えですが、毎年良く咲きます

 

地味な花もひっそり咲いてます

 

浦島草(4月1日) これから花がまだまだ大きくなります

ひさかき(3月23日)

白ヤマブキ(4月5日)

ひとつだけ実が残った金柑(3月23日) 12個実がありましたが、黄色になるのが早すぎて鳥に食べられてしまいました。今は他に食べるものがたくさんあるので一つだけ残っています。

糸もみじの芽吹き(4月5日)

紫木蓮(4月5日) 金柑と同じで、蕾を鳥に食べられてしまい、切れ切れの花弁です

裏庭であまり人が行かないので鳥は食べ放題です。

 

期待の星(花)のライラック(4月3日)

初めて蕾を持ちました。色は赤系のようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 庭の方はすっかり春になっていろんな花が咲き、花が咲かない木も芽吹きが始まっています。

 1月8日に実体配線図を作ってそのままになっていた101Dシングルアンプの製作を再開することにしました。いつもそうですが、シャーシの穴あけとか力仕事が終わるとほっとして「後はいつでもできるから・・」と放置してしまうことがよくあります。 今回は、電源部の課題をクリアしてほっとしてしまいました。

 

 再開のきっかけは、6SL7GTという双三極管を入手したことです。

 オークションに珍しい形の6SL7GTが出品されているのを見つけました。

 普通の6SL7GTは写真の右上のように黒い袴をはいているんですが、今回見つけたのはそれがありません。脚がむきだしみたいな感じでこころもとないのですが、GT管の双三極管は欲しかったので購入してしまいました。

 

 今まで三極管シリーズのドライバーはすべて双3極管のパラレル接続で通してきており(シンプルで部品点数が少ないので)、MT管の12AX7か12AU7を使ってきました。

 出力管の大きさに比べてあまりに小さいのですがこの真空管の手持ちがたくさんあったので見た目(バランスが悪い)は気にしないことにしていました。

 ところが、今回の101Dアンプは流用シャーシを使ったのでドライバー管のところにST管、GT管クラスの穴がすでに開いていました。そこで小さなサブシャーシを作ってMT管を配置しても穴が隠れるようにしていたんですが。(下の写真の右下部分)

 

 6SL7は一本しか持っていなかったのですが、今回の入手で二本揃ったので、サブシャーシは取り外すことにしました。

 

 上のシャーシ内の写真のように、左下のドライバー管のところに大きな穴が2つ開いています。

 

 きっと真空管の神様がいつまで待たせるんだとお怒りになって、私に6SL7GTを見つけさせたんだと思っています。これから真面目にやりますのでお許しください。

 

 

 せっかくディジタルオシロスコープ TDS 410Aを入手したので過渡現象を記録してみようと思いました。

 手順:

 1.Acqモードでsingle Aqu シーケンスを選ぶ 

 → Runボタンを押した後1回だけメモリーに波形を取り込むようになる

 2.Runボタンを押すと同時に過渡現象を発生させる。

 → 今回はRunボタンを押すと同時にファンクションジェネレータのスイッチを

  入れて、スイッチオン直後の波形を観測することにしました。

 

 両手で2つのボタンを押すだけですが、けっこうタイミングが難しく5回やって1回だけ過渡現象が取れる感じです。4回は定常状態になってしまった後のシングルAquになってしまいます。

 

 ファンクションジェネレータの立ち上がり波形

 

 上と同じことを、RC発振器でやってみましたが、発振開始のタイミングの波形は取れず、発振した後の波形の振幅が設定した値に抑えられていく過程のみ記録できました。

 

 

 定常状態になった波形

 

 以上でディジタルオシロスコープの使い方が概ねわかったので常用機として使うことにしました。

 そこで、もとのオシロスコープ(テクトロニクス 432)と入れ替えてラックに納めることにしたのですが、そのサイズがちょっと大きいのと筐体の頑丈さが心配になってラック内の器材配置をすべて見直しました。

 見直し前はトラッキングスコープ TR-4120(仕様書によると重量約15Kg)をオシロスコープ432の上に載せていたのですが、今回ラックの最上段に移しました。

 

 見直し後のラック

 

 故障したテクトロニクス 432 オシロスコープをラックから降ろしたところで、中を覗いてみようということになり、改めてチャンネル1の故障状況を確認してみました。チャンネル2が正常に動いているので、故障はチャンネル切替スイッチより前ということは推察できます。

 ビームファインダーを押すと輝線がブラウン管外、下方に出ていることはわかっていたので、改めてその輝線を確認してみると非常に小さいながら波形も出ているようです。そこで、RCジェネレータの信号をチャンネル1に入れて増幅器の感度を上げてビームファインダーを押してみると次のような波形を見ることができました。

 

 ビームファインダーは輝線が管面から見えなくなった時に押して、どちらの方向に変位しているかを見るためのものです。そのためビームの垂直、水平の振れ幅を小さくして管面に輝線を持ってくるようになっています。通常は、見つけたビームの方向を左右、上下の位置調整ノブで調整して菅面中央に動かせるのですが、今は上下調整ノブをいっぱいまで回しても菅面にもって来ることができません。

 しかし、上の画像からチャンネル1のアンプはなんとか動いていることがわかったので、アンプの感度を思い切って10mV/Divまで上げてみたところ下の写真のように、管面下方に入力波形(サイン波)の上部が出て来ました。(写真は不鮮明ですが、目で見るとサイン波の上部ということがはっきり分かりました)

 

 以上から、チャンネル1の入力アンプに問題があり、その内容は増幅の中点が0Vではなくマイナスの大きな値になっているということになります。インストラクションマニュアルにある回路図を見ると入力アンプは±15Vを2電源とする差動アンプになっていますのでその中点が大きくマイナスにずれたのではないかと思います。

 また、この現象は徐々に起きたのではなく突然発生したので、調整のずれではなくどこかの素子の破壊または断線・ハンダ切れが起きたのではないかと推察しています。

 

 目視で故障個所がわかるかもしれないと、ケースをはずしてみました。何年も開けたことがないのですっかり忘れてましたが、底部の脚を止めてある4本のボルトを外すとケースをすっぽりと底部側に引き抜くことができます。

 

 ケースを取り去ったものを下面から見た所

 

 ケースを取り去ったものを上面から見た所

 

 チャンネル1入力アンプ(と思われる)

 

 上下位置調整ノブ付近、右上のサブボードの下になっていて見えない

 

 開けてみて改めてその精巧な作りとメンテナンス性の良さに感心しましたが、故障個所と思われるところを直接みることはできず、上の写真のアンプのシールドケースとか、右上のサブボードをはずしてみる必要があります。

 中を見てみてその作りの良さに恐れをなして分解してチェックするのは次回ということにしました。また、次の作業の前には、マニュアルをよく読んで、部品配置と回路の働き方、調整手順など頭に入れておかないといけないなと痛感しました。

 大変そうなので、修理はしないかもしれません。チャンネル2が動くのでいいかと思うのと神聖な場所に足を踏み入れることにためらいがあるので。

 私は物怖じしない方なんですが、それほど素晴らしいできのものなんです。

 昨晩から降り始めた雨がやまず今日は一日中雨でした。結構な降り方で「春雨じゃ濡れて行こう」などすれば風邪をひきそうです。

 

 一月からちょこちょこ咲き始めた庭の花を記録してみました。

 

 一月下旬に撮った「ろうばい」、鳥が来てつつきはしましたが。今年は長く咲き続けました

 

 2月25日撮影 、もう殆ど終わりですね

 

 紅梅咲き始め(2月25日)

 

 そろそろ終わりの紅梅(3月2日)

 

 同じころ、紅花あせびとクリスマスローズが咲き始めて

 紅花あせび(3月2日)

 

 クリスマスローズ、今年は咲き始めが遅かった (3月2日撮影)

 

 3月14日には盛りが来ました

 

 庭のあちこちで咲いてます、この花は結構増えていきます

 白花も花は小さいけど咲きました

 

 3月中旬には、日向みずき?が咲き始めました。前は、日向みずきと土佐みずきの2種があったんですが一方がいなくなりました。残ったのはどっちか覚えていません。

 花のつき方が違うので、調べればわかるんですが。

 

 

 白花あせびも咲き始めました。

 

 ヤシオつつじがピンク色の花を付けて、いっぺんに庭が華やかになりました。

モグラ襲来の後始末が悪くて株立ちのつつじがわずか2本になり、ひとつは弱って花を付けなかったので、例年より淋しいですが。

 近くで撮って埋め合わせしてます。

 

 赤ヤシオつつじ(3月14日)

 

 もうちょっとで咲きそうな花を雨の中撮りに行きました。

 ボケの花、咲き分けのはずですがここ数年赤しか咲きません

 

 誕生日祝いに子供達からもらったレンゲツツジ、毎日見ているのに3月18日時点ではまだ咲いていません。つつじ類は挿し木でよく増えるのにレンゲつつじはうまくいかないのでおねだりをしました。

 

 今年こそ咲いてくださいとお願いしているライラック

昔、出張で札幌に行ったとき、大通り公園にたくさんの種類が山のように咲いていました。あの厳しい冬を乗り越えてあんなに咲くのに、うちのは植えてから5年以上たつのに咲いたことがありません。花色も忘れてしまったほど。

 肥料をやらないからかもしれません。枯葉は刻んで撒いてるんですが。

 今年も花芽らしいのは付けているんですが、いつまにか葉芽に変わってしまうんで心配です。

 先日、ディジタルオシロスコープ  TDS 410A を入手してアナログオシロスコープ的な使用法までは確認したのですが、今回ディジタルオシロらしい使い方を試してみました。

 

 改めてTDS 410Aの仕様を確認してみると、アナログバンド巾 200MHz、ディジタルサンプリングが1秒当たり100Mサンプルでした。菊水のサポートページによって計算すると、実用周波数は次のようになります。

 アナログ増幅部の上限周波数は、200MHz/3 で約60MHz、波形1周期あたり10ポイントをサンプルするとすれば、100M/10で約10MHzまでなら精度よく使えるという結果になりました。

 1990年代製造のものを中古真空管3本分の価格で購入したのですから、こんなもんだとは思いますが、思ったより精度よく観測できる周波数が低いのでびっくりしました。 私は今後オーディオ波形を取り扱うだけなので問題はありませんが。

 

 今回は表示されている波形の記憶(save)と再生(recall)をやってみました。

 

 saveする時には、サンプリング方法(5種類)を選べるのですが、通常のサンプルとエンベローブの二通りをしてみました。

 ファンクションジェネレータのサイン波をエンベロープでサンプリングしたところ、まだ記憶(save)はしていない。少しずつ異なる多数の波の外周(エンベロープ)が観測できている。

 

 記憶はメモリーに4個までで、それ以上はフロッピーディスクに入れることになります。

 

 再生(recall)は画面上に重ねて呼び出すことができますし、重なった画像を個別に消すこともできました。また2つのメモリーに入れた2つの波形の演算(+、ー、×)をしてひとつの波形として再生することもできるようです。高速フーリエ変換(FFT)関数も使えそうでいろいろマニュアルを調べてみたのですが、これはオプションでした。

 

 サイン波、方形波、三角波を別々に記憶し重ねて再生したところ。ファンクションジェネレータの波形を切り換えても、振幅、周波数とも殆ど変化していないことがわかりました。

 

 再生した波形は、拡大や、計測(周波数、振幅などの数値が表示される)などの処理をすることができるので方形波の拡大をしてみました。

 方形波のエッジ部分に小さな歪(シュート)が出ています

 

 次にスイープ波形(トラッキングジェネレータの出力で時間とともに周波数が変化する波)を観測するとどうなるか試してみました。

 棚の上にある器材(トラッキングジェネレータのついたスペクトラムアナライザー 武田理研 トラッキングスコープ TR4120)の出力をチャネル1に入れているところ

 

 同期をかける前の状態、いろいろな時点の波形がサンプリングされ表示されているのであたかもエンベロープ処理したように見えてます。山の間隔が左は広く(周波数が低く)、右は狭く(周波数が高く)なっているがわかります。

 

 同期(AUTOSETOボタンを押すだけで自動的に同期してくれます)した後の波形は次のようなものでした。サイン波とは違っていますが、スイープ出力は周波数だけがキーになるのでこれでもいいんだと思います。

 TR4120の表示部で輝点が左端に現れた時にTDA 410AのSTOPボタンを押して観測した波形、周波数が約3MHzになっています。

 

 輝点が右端にまで来た時の波形、周波数が5MHzまで上がっています。

 

 他にもいろいろ試してみましたが、今までは頭の中でしていた画像処理、たとえば、一瞬の画像の記憶、目分量による計測、エンベロープなどの平均化処理、ノイズの発見と除去など皆、ディジタルオシロスコープがやってくれます。

 これは便利だなと感心しましたし、これを考えた人は波形観測で大変苦労した人なんだろうなとそのご苦労に思いを馳せてしまいました。