今日は冷たい大風が吹いて大変でしたが、大雪でご苦労している方もたくさんいるので、泣き言は言ってられません。
このところ、真空管を使ったチャンネルデバイダーを作ろうと準備しています。
チャンネルデバイダーはフィルタを使って音域をいくつかに、例えば3チャンネルデバイダーなら高音、中音、低音の3域に、分割するわけですからフィルターが要になります。
私は簡単な2チャンネルを作ろうとしていますが、それでもフィルターを構成する抵抗とコンデンサの値ができるだけ正確である必要があります。
そこで同じ値の抵抗とコンデンサをたくさん買って設計値にできるだけ近いものを選んでおくことにしました。
抵抗については精度のよいマルチメータを使い、コンデンサ(キャパシタ)については手作りの容量計を使おうと考えていましたが、オークションで抵抗とコンデンサを探しているうちに安価なLCRメータを売っているのを見つけ考え込んでしまいました。
[抵抗測定に使用するADVANTESTのTR6845ディジタルマルチメータ]
[秋月のキットを使って作った容量計、2種類ありますが左側のものを使って
コンデンサの選別をしようと考えていました]
ディジタルLCRメータの購入と試験
ちょっと迷ったのですが、コンデンサの容量だけでなくコイルのインダクタンスも測定できることに惹かれて購入してしまいました。
[コンデンサ選別に使うため購入したLCRメータ、写真下の黒いものは較正に使う
メタル抵抗(精度 0.05%以下)その右の黄色のものは同じく較正に使う
コンデンサ(精度 表示4桁)、その右は容量測定用の鰐口クリップ(自作)]
購入したLCRメータは中国製と思われるもので GOLDCHAMP GC-4070と表示されています。添付説明書によると機能はつぎのとおりです。
抵抗測定 9レンジ レンジ表示 20Ω~2000MΩ (解像度0.01~ )
キャパシタ測定 6レンジ レンジ表示 2000pF~200μF(解像度1pF~ )
インダクタンス測定 4レンジ レンジ表示 20mH~20H (分解能 0.01mH)
トランジスタのhFE PNP/NPN 10~1000
サンプリングレート 約2.5回/sec
自動零調整
回路内の浮遊容量も測定できるように長いテストリードと9V電池が付属していました。このテストリード(プローブ)を使って校正用の抵抗とコンデンサを測定してみましたが期待通りの表示が得られて満足しています。
コンデンサ測定に付属のテストリードを使用すると浮遊容量による誤差が大きくなるのでバナナプラグに鰐口クリップをはんだ付けしたもの(テストベッド)を作りました。
バナナプラグをCOM/LC+端子とLCー端子に差し込み鰐口クリップ間に被測定コンデンサーをセットして測定します。
[クリップを使ってコンデンサの容量測定中]
アナログテスターについて
アナログテスターはまだ使っています。メータ針の読み取り誤差はありますが、針の振れ方で得られる情報もあり、何よりサンプリングによる表示のばらつきが無いので安心して読み取った数値を信じることができるので。
古いケミカルコンデンサーの良否判定にはアナログテスターが便利です。
今使っているのは SOAR社(株式会社ソアー)の SX-210というテスターです。
抵抗を測る時の零調整ボリュームがガリオームになってしまい零調整に苦労しますが
写真右のディジタルマルチメータの表示が疑わしいときこのアナログテスターでチェックしたりもします。
[アナログテスター SX-210とディジタルマルチメータUT-30B]
[SX-210の裏ブタを取ったところ]
零調整ボリューム(添付回路図によると30KΩ)を交換しようと裏ブタを開けてみたら基板化されていました。この零調整ボリュームは今は使われていないタイプのものだったので結局交換はしませんでした。昔の携帯ラジオにはよく使われていたんですが。
SX-210の前は三和のテスターでしたがこの時はまだロータリースイッチに抵抗がいくつもはんだ付けされている形式で、少し大き目なボリュームでも取り付けることができたんですが残念。
話は変わりますがSANWAは海外では有名みたいでSUNWAという名前のテスターをガーナ在住時に見つけ面白くて買ってしまいましたが今は孫のところに行ってます。
SOAR社は今はないようです。長野県発のベンチャー企業でディジタルテスターで世界第2位になるまで行ったそうですが1988年に倒産したとのこと。会社は無くなってもそこの出した製品は生き残っている、「いいなあ」と思います。自分は死んでもこの世に残すものは何もないなと反省しました。![]()
ー END ー































