さいあくななちゃん | さいあくななちゃん

さいあくななちゃん

さいあくさいてい


気づけば
夏が終わる

この夏は正直苦しかった
日々のニュースを見て なんで生きてるのかとか
私は自分が芸術というもので何かできるのだろうかとか 虚しさに襲われて死にそうになった

日々 どこかで心のリンチが起こっている
日々どこかで 誰かをボコらないと自我を保てぬ人間がいる

自身も暴力的な感情になるが
絵を描くことで 保たれる
暴力的や 悲しみを そこに放てるので生きられる

日々 息を吸うことすらも いやになることがある
トリエンナーレの事件がショックすぎて 今もなお虚しい

それは 国の態度もそうだが
いろんなマウントの末 いろんな方向に不純さを感じる時が多々あった

本当に良いものは 説明も要らず 響き渡ると信じている

自分はそれしかできない
なにかに のっかろうとも思わない それを 使ってなにかやるのほど 違う気がする
本当にやりたいことを まっすぐわけもわからずやりたい
本当に なにかやりたいという気持ちは
子どもであれ お年寄りであれ 若者であれ 男女構わずに 通じるよ
それが なんであろと 表現じゃなかろと
私は 人間として 何がやりたいかを見定めたい

人間というものに 通じてほしい

この気持ちだけ 信じて
このクソ世間を蹴散らしたい
自然と 打ってて涙が出てきた

なにもできないのは なんだ

健やかに豊かに弱くても 生きている我らは
楽しむ権利と幸せになる権利があるのだ