ずっと観たかったのだけれど、タイミングが合わず劇場で鑑賞できなかったフランス映画を本日はご紹介しますラブ

 

配役が意外なこともあり、公式初上映されたカンヌ映画祭のオープニング作品に選ばれたこともあり、かなり話題となりました。

ヴェルサイユ宮殿も撮影に大々的に協力したことから、一気に時代を遡って、あの当時の宮廷世界にどっぷりと浸かることができますねグッ

 

Jeanne du Barry

 

邦題は

ジャンヌ・デュ・バリー 国王最後の愛人

 

画像はお借りしました。

 

 

日本語での公式サイトもあります。

ご関心のある方はこちらにどうぞキラキラ

 

監督でもあり、主演のジャンヌを演じたマイウェンは日本ではあまり知られていないと思いますが、本国フランスでは知的でクリエイティブで人気がある役者さんです。

 

もちろんスタイルは良いのですが、完璧に美しい顔だちではありません。

でも、本国では案外、高感度の高さに繋がっているような気がします。

現代劇でも、少し繊細で、でもオシャレで知的な女性を演じさせたら本当に上手パー

 

そして、話題だったのはあのジョニー・デップがルイ15世を演じたことでした。

以前、付き合っていたのがヴァネッサ・パラディで、シャルロット・ゲーンスブールと夫のイヴァン・アタルとご近所付き合いだったことからもフランス語はできるのです。

今回思いましたが、母語の英語もどちらかというとぼそぼそと話すタイプで滑舌もよいタイプではないので、フランス語を話す雰囲気はむしろ彼にはぴったり。途中からは彼がアメリカ人であることを忘れて観ていたほどです。

 

さて、あらすじは史実に基づいております。

公式サイトから引用しますね。

 

貧しい家庭の私生児として生まれ、娼婦同然の生活を送っていたジャンヌ(マイウェン)は、類まれな美貌と知性で貴族の男たちを虜にし、社交界の階段を駆け上がっていく。

 

ついにヴェルサイユ宮殿に足を踏み入れたジャンヌは、時の国王ルイ15世(ジョニー・デップ)と対面を果たす。

二人は瞬く間に恋に落ち、彼女は生きる活力を失くしていた国王の希望の光となっていく。

そして、国王の公式の愛人、公妾となったジャンヌ。しかし、労働階級の庶民が国王の愛人となるのはヴェルサイユ史上、前代未聞のタブー。

さらに堅苦しいマナーやルールを平気で無視するジャンヌは、保守的な貴族たちから反感を買う一方で、宮廷に新しい風を吹き込んでいく。

しかし、王太子妃のマリー・アントワネットが嫁いできたことで立場は弱まり、やがて運命は大きく変わっていく・・・。

 

私の世代だと、『ベルばら』にもマリー・アントワネットとの絡みで重要な役割を果たす人物なので、特定のイメージを持っている方も多いはず。そのイメージとは良い意味で違ったなぁ。

 

どの世界でも、そしてどの時代でも、もともといるべき世界からきた新参者は、何かと注目され、揶揄されていくもの。

というのも、あるべき工程観念が当たり前で構成された世界の者たちとっては、違うことそのものが恐怖とそして好奇心を掻き立てるからなのねガーン

 

宮廷でのマナーも改めてこういう風に描かれると、思わず吹き出してしまうようなしきたりが多いですね。

新参者のジャンヌにとっても、プロトコールの中でトップに君臨するルイ15世さえも「意味ないしきたり」と思っているのですが、なかなか変えられるものではないですから。

 

ある程度、メタ認知がある人間なら、その違いを見極め、俯瞰してその価値を見いだすことができるでしょうに。

実際にジャンヌの周囲にも徐々にそういった人物たちが増えていくのでした、はい。

 

最後の最後でルイ15世の崩御後からは、史実とは言え、見ていて辛いものもあります。

断頭台の露と消えていくところは、やはりフランス人ですから、しっかり見せるよりかはニュアンスでシーンを構成しておりました。

 

今回、一番意外だったのは、ルイ15世の息子のルイ16世。

『ベルばら』では、少しチャビーで錠前にしか興味がない陰キャラです。

華やかな嫁となるマリー・アントワネットとは緊張してお話もできないという感じでしたが、映画ではかえってとっても好印象の好青年王子でした。

 

見目も麗しく、王になるべく教育を受けていますが、人としてあるべき姿には敏感で、たとえ姉や嫁であったとしても、「すべきことではない」ことにはきちんとその態度を示していました。

 

それでもフランス革命に至ってしまうのは、システムとしての王政がもう時代遅れで、現状に対応できる能力を失ってしまったからかもしれません。

 

いずれにしても、やはり見応えがある歴史絵巻ではあります。

お勧めです。

 

オフィシャルトレーラーはこちらになります。

 

 

 

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